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教室便り(9ページ目)

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教室便り1105号「はじめての定期テスト」

もうすぐテストです。でも今回のテストはゴールデンウィークの先にあります。もちろんゴールデンウィークは学校がお休みです。ここで何をするかが、今回のテストの結果を左右します。休みの日に本当にただ休んでいると、脳は劣化します。言い方が少しきついですが、本当です。若いから大丈夫!ということは一切ありません。長い休みの後、久しぶりにクラブ活動をすると、体がなまっていませんか。脳も体、筋肉と同じで、脳も使わないと衰えていきます。だからといって勉強ばっかりしなさいとは言いません。やって欲しいことはひとつです。自分をコントロールすることです。自分の気持ちや感情に流されて行動するのではなく、メリハリをつけて行動してください。ダラダラしたり、遊んだり、昼寝もし、そして勉強もしてください。自分をコントロールができるのと、できないのでは、学校を長期に休むほど大きな差がでます。自分をコントロールできないお子さまは、ゴールデンウィーク明けの授業では頭の回転がいつもより遅く、学習量も落ちます。そして、いつもの学習量に戻るのに時間がかかり、結果として思うような点数が取れなくなります。このゴールデンウィークはぜひ、1日にひとつでも自分の決めたことを計画どおりに実行してみてください。それが自分をコントロールすることの第一歩です。  家族で朗読会やってみよう!!たとえば小学4年生の綾ちゃんが5月に入会していただいたとするとhakken.の指導者の頭の中は、① 綾ちゃんにどんな能力が足らないか。② 足らない能力はいつまでに身につけるか。③ どれぐらいの高校に合格させたいか。④ そのために、次のテストで何点を取らせるか。などを考え指導にあたります。しかし、入会時期が高学年になればなるほど時間の壁にぶち当たります。『もっと時間をいただけたら、もっと伸ばせるのに・・・・・・』と指導者はいつも考えてしまいます。特に読解力は、小学生の高学年や中学生では、時間の壁が大きく立ちはだかり伸びにくくなります。読解力は、すべての教科の基礎であることは言うまでもありません。読解力を上げる基本は、読み聞かせと音読にあります。国語が苦手な小学生・中学生は、音読も苦手です。お子さまは、想像されている以上に音読ができていないかもしれません。そこでおうちで朗読会を開いてはいかがでしょうか。日曜日の夕飯後一家団欒のひとつとして開かれることをお勧めします。朗読会をすることで、お子さまとのコミュニケーションも増え、更に読み聞かせと音読が1度にすることができます。ぜひやってみてください。
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教室便り1104号 小学校満点は中学校平均点

小学校でバンバン100点を取っていたお子さまが、中学校に入ると急に平均点しか取れなくなってしまう…。実はこれ、よくあるパターンなのです。小学校のテストは、中学校のテストと比べるとはっきり言ってカンタンです。かなりのお子さまが90点~100点を取りやすいテストになっています。平均点を予想してみると、80点以上になっているはずです。一方、中学校のテストは難しく、平均点が60点前後になることがほとんどで、それを下回ることもしばしばあります。これは小学生のテストとは違い、毎回90点以上取れるお子さまは、本当に少ないということです。こういったテスト難易度の違いに加えて、もうひとつテストの点数が下がる大きな理由があります。それは、「学習の仕方」です。小学校では家庭で学習しなくても、授業だけである程度の点が取れます。しかし、中学校では学校の授業を聞いているだけでは、いい点を取ることは困難です。つまり、「学校以外での学習時間」が、本当に大事になってくるということです。塾での学習はもちろん、家庭でも学習できるお子さまが、テストでも高得点を取ってきています。これまで地域一番校に行ったお子さまに聞くと、毎日の家庭での学習時間は多く、普段からコツコツと学習している子がほとんどでした。hakken.では、家庭での学習の仕方もアドバイスさせていただいています。「このままだと、こうなってしまいます!」といった具体的な未来への展望もお話させていただいています。保護者さまとの懇談会も定期的に受け付けていますが、少しでも心配なことがおありでしたらすぐにご連絡くださいますようお願い申し上げます。 対策2・3ほめて育てるhakken.学習法と魔法のランプ(目標達成シート)が、自信と自立心を育てます。しかし1週間のうち塾に来ている数時間だけでは、どうしても限界があります。自信は、達成感で育ちます。ですが、自信のない子ほど達成感を味わう回数も極端に少ないのです。それならどうするか?達成感を疑似体験させることが必要です。達成感の疑似体験、つまりほめることです。大人が『こんなことできて当然だろう』と思うことをほめてください。中1のお子さまが日常でやっていることを、もし、3歳のお子さまが日常にやっていたらどうでしょう。『すごいすごい』とほめたくなりませんか?幼児期に褒め称えられることが少なかったことで、お子さまの自信が育っていない場合があります。幼児期に必要だったほめ言葉を、今から半年かけてほめてみてください。そうすれば1カ月後からお子さまに変化が出てきます。半年後には見違えるほど成長しているはずです。自信のついたお子さまは、徐々に何かをやろうとします。その時に失敗しても、小さな目標でも見守ってください。そうすれば徐々に自立心が芽生えてきます。うまく計画が立てられない場合は大人が手伝って計画を立てて下さい。その時1歩踏み出すだけで達成できるハードルの低い目標にしてください。低いハードルをクリアする回数を増やせば、最終的には高いハードルをクリアすることになり、その達成感とこれまで計画を進めてこられた自分に自信を持ち、自立心が生まれます。
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教室便り1103号 内申点

県立高校受験は内申点でほとんど決まります。内申点とは、つまり成績表の点数の合計です。中学校では5段階で評価されることが多いです。小学校での内申点と、中学校での内申点はまったく違います。小学校の内申点はたとえ中学受験をしたとしても、受験にほとんど関係がありませんが、高校入試において内申点は重要視されています。特に、前期選抜・特色選抜などの推薦においては、内申点だけで決まると言っても過言ではありません。また、学校の先生も、内申点で志望校を薦めてきます。内申点が足らないと、受験させてくれない先生が多いのも事実です。では良い内申点を取るためには一体どうすれば良いのでしょうか。 一番効果があるのは定期テストで良い点を取ることです。平均点によりますが、毎回80点以上取れば「4」がもらえるでしょう。しかし、毎回80点以上取るのは難しいので、もうひとつ内申点を上げるポイントがあります。それは「授業態度」と「提出物の提出」です。授業中、余計なことをしていませんか?となりの子としゃべってはいませんか?よく忘れ物はしていませんか?ノートやワークなど、提出物はちゃんと毎回出していますか?宿題はちゃんとしていますか?こういった、「当たり前のこと」ができていないと、テストで80点を取っても「3」がついてしまいます。しかし、これら「当たり前のこと」をしっかりやっているお子さまには、テストが30点でも「3」を取れる可能性があります。まずは、これら「当たり前のこと」を、きっちりやっていくように心がけてみましょう。その上で、hakken.でしっかり学んでテストの点を上げれば、さらに良い内申点が取れ、志望校に行ける可能性が高くなります。 良い内申点を取るhakken.4つのご提案県立高校入試合格者はほとんどの場合、下記の手順で決められます。①  内申点の高い生徒から定員の100%の人数を選ぶ②  選んだ生徒の中から当日のテストが良かった生徒から定員の80%を合格③  残り定員の20%は当日のテスト結果と内申点を考慮して決めるつまり内申点が低いと初めの合格者の80%に入れず、合格の可能性は格段に下がります。 1.授業は先生の目を見て聞く。2.学校の宿題は必ず出す。宿題を出さないなら、まだ答えを写して出す方がよい!3.副教科もしっかり勉強する。体育の4も数学の4も同じ価値です!4.学校のワークを塾で学習しているように、間違えた問題は繰り返し学習する。繰り返し学習をすることで暗記力、定着力も上がってきます。 中3生が証明 hakken.の学習歴が長ければ長いほど成績は大幅に伸びます!!とても悲しいことですが、hakken.をいろんな理由で辞められる方がいらっしゃいます。『自信がついたから他塾で試してみたい』、『5教科対応の安価な塾にいきます』、『成績が上がらないので』などなどダントツ理由は、『自信がついたから他塾で試してみたい』です。プチ自慢ですがhakken.は、他塾と比べると実に退会者が少ないのです。(エッヘン!!)また、喜ばしいことに一度辞めてhakkenへ戻って見える方もいらっしゃいます。ですが、悲しいことに復会されたお子さまの能力が退会時と同じままか、それ以下になっています。hakken.に通ってくださっているお子さまは、6か月前、1年前とは、能力がまったく違います。作業量、定着力、暗記力、セルフコントロール力、集中力、思考力、自立学習力などの能力がまったく違います。能力の上がるスピードより学校で習う問題の難易度が上がるスピードが速い場合は、能力の向上がわかりにくいですが、お子さまの能力は確実に上がっています。能力が上がらないと大幅な成績UPが期待できません。 今年も私立高校と公立高校の前期入試が終了しました。今年の3年生も、また入会時の実力と比べると2~4段階レベルの高い高校を受験し、合格されたお子さまが多数いらっしゃいます。とてもうれしい限りです。『hakken.でいいのかな?』と、思われた方は、ぜひ懇談会をお申し込みください。現在のお子さまのご様子とお子さまの学習計画をお話しさせていただきます。
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教室便り1102号 小学生と中学生の違い

中学生になったら新しい友達に、新しい教室。クラブ活動もがんばって、勉強もがんばる!将来は有名大学に入って!自分の夢を叶えるんだ!でも、勉強難しくなるのかな・・・?Aちゃんは小学校のときから優等生!テストは、100点は当たり前!中学校へ行っても当たり前のようにトップクラス・・・だったはずなのに。数学では方程式に関数に図形・・・・.英語は単語も覚えて文法も理解しなきゃいけない!理科も社会も覚えるだけでは解けない、できない。レンズやオームって何?圧力ってどうやって計算するの?中学校へ行っても大丈夫だったはずが、だんだん難しくなる授業についていくのが精一杯・・・。こんなはずじゃなかったのに。 Bくんは元気が取り柄の1年生!小学生のときは、やんちゃで親の言うことも全然聞いてくれない!!でも中学生になったら、成績は学年でも上位!あいかわらずやんちゃだけど・・・。そんなに勉強しているようには見えないのに・・・。何が違うの!? その違いは、学習方法にあります。中学校では小学校のときのように、ただ学習しているだけでは成績は上がりません。おうちでも、hakken.で学習しているように間違った問題は、何度も繰り返し行うことが必要です。解いた問題はしっかり身についているか、1週間後やテスト前にも学習して確認しましょう。そして、hakken.の教室での学習とおうちでの学習は、明確に学習の役割を変えます。hakken.の教室では、学習をするために必要な能力を上げ、勉強方法を学び、わからない問題、苦手な問題に取り組みます。おうちでは、基本的な問題を何度も繰り返し、学習して基礎力を高めていきましょう。そうすれば、Bくんのように、短時間で良い成績が取れるようになります。  子どもは磨けば必ず輝く!! お勉強はできたほうが良いに決まっています。しかし、お勉強は人生の成功者になるための道具です。勉強を通して学んでほしい大切なことは、お子さま自身がお子さまの成長を喜べることです。例えば、「1カ月前は方程式が解けなかったけど、今は解けるので嬉しい」などです。 方程式が解けるようになったお子さまの成長を親子で喜び合えればお子さまは、①『成長する喜び』を感じ、②『自信』を持ち、③『また別の課題で成長』しようとします。 残念ながら③『また別の課題で成長』だけを求めても、①『成長する喜び』と②『自信』がなければ、③  『また別の課題で成長』にたどりつくことはできません。①  『成長する喜び』を親子で感じられるまで、親はしっかりお子さまの成長を見抜く目を養うことが大切です。お子さまが①、②、③をクリアし、成長する喜びを持てたなら、人生の成功者になる切符を手にすることができます。
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教室便り1101号 hakken.のこだわり

hakken.がこだわっていることは子どもたちの能力を上げ、今までできなかったことが自分の力でできるようになることです。そして、自分で勉強ができるようになることです。しかし、一般的な学習塾では講義形式や個別指導形式問わず、講師が上手に教えることで、生徒が解き方を学び、やり方を理解することで問題が解けるようになります。しかし、それではその問題は解けるようになりますが、いつも講師が教えないと解けるようになりません。お子さまが自分で考えて解くために、hakken.は教材の構成、教材の使い方、指導の仕方まで従来の教育方法から大きく変えています。お子さまが解説を読めばできるような解説。学力に合わせた問題構成。さらに勉強の仕方や復習の仕方を、自然と学べる教材にしています。家庭で学校の問題集や、市販の問題集をやるときも、そのまま、テキストに書き込まずに、hakken.で学習しているように繰り返してください。そして、自分がどのくらい復習をすれば、身につくのかを知ってください。それを知れば、良い学習の仕方がわかってきます。学習の仕方がわかれば、学習量も増えます。学習量が増えれば、成績も能力も上がります。家庭学習の第1歩として、まずはhakken.の学習法を家でためしてみましょう。 『子どもを伸ばすことば』~言葉のかけ方で子どもは変わる~同じ能力・学力でもすぐ結果が出せるお子さまと、結果を出すのに時間がかかるお子さまがいます。その違いは周りの大人の言葉のかけ方が、大きく影響しています。誰だって、わが子はかわいい。でも、ついつい子どもに『マイナスの言葉』をかけてしまう。『マイナスの言葉』とは、子どものやる気や自主性、考える力をなくす言葉です。『マイナスの言葉』は、子どもの自信をなくします。そのため、思うような結果がでない原因になります。では、どんな言葉をかければいいのでしょうか。下記に紹介する言葉かけは、「お子さまが安心する」、「心が安らぎ、安定する」、「自分で考えようとする」、「自信が持てる」などの効果がある言葉かけ(以後『プラスの言葉』と呼びます)です。『プラスの言葉』には、お子さまに自信、自主性、考える力を与えます。その結果やる気が生まれます。これらの『マイナスの言葉』を『プラスの言葉』に変える方法は、カウンセリング・親業・コーチングで使われている方法です。ぜひ試してみて下さい。
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教室便り1012号 ~おうちでできる!~ 暗記の達人になる方法

小学校で英語学習が取り入れられ、また、公用語を英語にするユニクロ等の日本企業が現れ、社会全体で英語の重要性が増してきています。今は小学生の頃から英会話を習っているお子さまも多く、「こんにちは」が「ハロー」なことは、小学生でも知っています。 では、「Hello.」とスペルを書ける小学生はどれくらいいるでしょうか?実はスペルが書ける小学生は、多くありません。ですが、中学生になると英単語は読めるだけでなく書けて当たり前になります。 中学英語の第一歩はアルファベットと単語の暗記から始まります。文法の理解と単語が読めることと同時に、単語を書けることが英語を学ぶ上での大前提になります。つまり暗記が、英語を得意になるかどうかの大きなポイントになります。 実際に英語が得意な子は短時間で単語を10個も20個も平気で覚えてしまいます。しかも覚えたら忘れません。これができるとできないでは大きな差があります。 では暗記が苦手な子はどうしたらいいのでしょうか。実は暗記力は訓練で身につきます。 hakken.では、暗記が得意な脳 を作ることができます。一般に、人間は学習した直後に忘れることが多く、学習した20分後には43%の内容を忘れると言われています。そのためhakken.では定期的に復習を行い、学んだことを忘れにくい脳を作っていきます。しかも効率よく暗記できるだけでなく、一度に暗記できる量も増えていきます。特に暗記がポイントになる英語は、暗記力を高め、早期に中学校への準備をすることをお勧めします。 ~おうちでできる!~ 暗記の達人になる方法暗記をするものは英単語でも漢字でも歴史の年表でもOKです。ポイントは暗記のやり方です。●暗記をトレーニングする前の準備Ⅰ 週に何回するか曜日を決めます。忘れない脳を作るためには週に2回以上が理想です。Ⅱ 次に学習時間を決めます。1回に20分以上は取ってください。Ⅲ 覚えたい項目に①②③④…と順番をつけます。(例)  毎週 火・金 20分     学習内容  ①book ②pen ③cat ④dog ⑤apple ・・・・・・●暗記の方法Ⅳ 1日目  一度に暗記する個数を決め、その個数を練習して覚えたらテストをし、2回目以降のテストでは前に覚えたものもテストをします。個数の目安は、初めはすぐ覚えられる個数にします。慣れてきたら自分が一度に覚えられるギリギリの個数に設定すると効果が高まります。また、事前に決めた学習時間が過ぎたら途中でも終了してOKです。●暗記の方法 手順やり方手順やり方1回目①bookを練習して、暗記できているかテストをする5回目①~③を暗記できているかテストをする6回目④dogを練習する2回目②penを練習する7回目①~④を暗記できているかテストをする3回目①~②を暗記できているかテストする8回目⑤appleを練習する4回目③catを練習する9回目①~⑤を暗記できているかテストをするⅤ 2日目  1日目に暗記した項目をすべてテストし、すべて覚えていれば前回の続きから1日目と同じように新しい項目を覚えていきます。このとき1日目に覚えた項目もテストします。合計で暗記する項目が40個を超えたら、新しく覚えた項目の数だけ、一番古い項目を削ります。つまり常に40個をテストしていくようにします。Ⅵ 3日目  上記のやり方を繰り返していきます。 是非このやり方を家で実践してみてください。継続して続けることができれば、早ければ1カ月後には効果が実感できます。
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教室便り1011号 苦手教科をほっておくとどうなる?

もうすっかり秋ですね。いかがお過ごしでしょうか。中学3年生の皆さんは、しっかり受験モードに入っていますでしょうか。今回は、受験における苦手教科のお話です。ほとんどの入試は、ご存知の通り「中学の全範囲」×5教科で行われます。さて皆さんはこの広大な範囲を完全に網羅できていますでしょうか?「理科の1分野キライ!」 「数学の関数よくわからない!」「2年生のとき授業を聞いてなかった!」 「世界の地理とか興味無い!」こんな言葉が聞こえてきそうです。誰でも苦手教科はあると思います。逆に得意教科もあるでしょう。「計算は任せろ!」「歴史の事ならなんでも聞いて!」「漢字はマスターしています!」「英語は好き!」自信満々な声が聞こえてきます。 では、受験においてこの苦手教科と得意教科、どちらを勉強した方が良いのでしょうか。答えは、どちらも必要です。ですが、全てを学習するには量が多いので、ポイントを絞って学習する事が大切です。ポイントは受ける高校の偏差値によって違います。 ○偏差値45以下の学校の場合。このレベルの高校入試では、ほとんどのお子さまに苦手教科がたくさんあり、点数が取れない子達での勝負になります。こういった場合、あなたの得意教科が武器になります。たった1つでも良いので、得意教科をしっかり伸ばして自分の武器にしていきましょう。もちろん苦手教科も克服できればもっとよいです。 ○偏差値45~55未満の学校の場合。このレベルの高校入試ではしっかりと苦手教科を克服するべきです。なぜかと言うと、入試問題には簡単に解ける「サービス問題」が必ずあります。それは、ほとんどのお子さまが解ける問題になっています。これで落としているようでは勝負になりません。苦手教科でもここはしっかり取れるようにしましょう。 ○偏差値55以上の学校の場合。このレベルの高校入試ではもちろん両方が必要です。全ての教科で高いレベルでの安定が求められ、ミス1つが命取りになります。まずは全ての教科で標準レベルまでの問題なら全て解けると言えるようになるまで徹底的に学習しましょう。 ○入試を乗り越えるための学習hakken.では、入試問題をレベル別に分類したものを、志望校や学力に応じて必要な問題だけを学習していただきます。合格ラインは志望校によって異なるわけですから、解く必要のある問題は、その志望校によって変わってきます。当然その過程で、お子さま一人ひとりの弱点単元が明らかになってきます。そこを、補強教材を使って強化していきます。 ○家庭の学習下記2つの学習をお勧めします。①3年間の総まとめ教材もしくは前学年の教材を日ごろから学習しましょう。まずは学習習慣をつけることが大切です。そのため教材は簡単でやりやすいものを選び、苦なく学習できるものをお勧めします。教材は市販のものでもOKです。学習習慣が身についているお子さまは、今の自分のレベルより少し上の教材を選びましょう。学習方法は、hakken.で学習しているように、間違えた問題はできるようになるまで繰り返し学習するようにしましょう。②日ごろの学習の際に、間違えた問題は次に同じ問題が出ても解けるように見直しをしましょう。hakken.で間違えた問題を繰り返し学習するのは、次は解けるようにするためでもあります。その場で解けなかった問題はとことん考え、1週間後同じ問題が解けるようにするという意識が大切です。勉強するのも、テストを受けるのも自分ですので、自分で解けるようにすることが大切です。自分が理解できているかどうかを基準に復習ができるようになれば、定着力が上がり、結果は大きく変わってきます。この2つを実践すれば、定期テストの結果だけでなく、実力テストの結果にも変化が見られ、入試にも余裕をもって対策をとることができます。是非実践して下さい。 入試ではこれまでどれだけ勉強してきたかが、結果に繋がります。また家庭学習ができるかどうかが、合否を決める大きな要因にもなります。自分の今の学習習慣を一度見直し、目標の高校に行くためには何をすればよいのかを考えて取り組んでみましょう。
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教室便り1010号 危険!秋に潜む罠

秋真っ盛り。みなさんいかがお過ごしでしょうか。運動の秋、食欲の秋、読書の秋。毎年聞く言葉ですが、あなたにとっての秋は何の秋でしょうか。塾の講師の間では「恐怖の秋」と呼ばれています。特に中学1年生にとってはその恐怖が他の学年に比べて一番大きくなります。その理由は、① 数学は「比例・反比例」が出てくる。② 英語は「複数形のS、三単現のS」が出てくる。③ 以上2教科の学習が難しいので、学校の平均点がすごく落ちる。④ ①~③を知らない子が多い。この4つが挙げられます。 まず①から見ていきましょう。小学生のときは「関数」はほんのちょっとしかやりません。しかも以前に習った「文字の式」「方程式」ができていないと解けない問題がほとんどです。さらに色々なパターンの問題が出され、読解力も求められます。この「比例・反比例」はかなりのお子さまが嫌いになる分野でもあります。 次に②です。これまでの英語は単語が覚えられたらテストで点が取れました。平均点も80点を超えてきたりもします。しかしこれからはそうはいきません。まず英語の一つの壁である「複数形のS、三単現のS」が出てきます。これができるためには主語、動詞を見分ける力、冠詞の忘れ、Sの付け忘れに注意する力が必要です。そのため毎年たくさんの子がここで英語が苦手になります。2年生、3年生でもここが苦手な子はたくさんいます。 ③は上記の通り数学も英語も難しくなるので、定期テストの平均点が下がります。これまでは80点くらいだった平均点も、これからは60点。さらに低くなることも多々あります。 そして③の原因にもなっているのが④です。今までと同じような学習をしていてはこれからのテストの点数は下がっていきます。ほとんどの子が①~③を知らないため、成績が下がります。成績を上げるもしくは維持するためには、これまでよりも多くの学習をする必要があります。そのため、hakken.では夏休みから学習を先取りして行うことで、余裕を持って学校の授業を受けられるようにし、テスト前の学習の時間を確保しています。 しかし、塾での時間よりも家庭での時間が圧倒的に多いため、成績を上げるためには家庭での学習が重要な要素です。まずは、この秋を乗り越えるために、家では学校のテキスト(問題集)を毎日学習することをおすすめします。もし学校のテキストがなければ市販のテキストでもかまいません。大切なのはテキストの使い方です。例えば、1日目は今日学校で習ったところを学習します。2日目は前回間違った問題と新しく学校で習ったところを学習します。3日目以降は2日目と同じように学習していきます。これはhakken.で学習しているやり方と同じです。hakken.でのやり方を思い出し、家でも実践してみて下さい。 恐怖の秋にするか、充実の秋にするかはあなた次第です。この秋、点数を上げるもしくは維持できれば、今までよりも成長した自分に出会えるはずです。充実の秋にできるように、今できることをやっていきましょう。
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教室便り1009号 hakken.の取り組み

体験学習に来ていただいたお母さまが、びっくりされることがあります。それは『教室、静かですね』ということです。教室を見て驚かれた保護者を見ると、私たちは大変嬉しく思います。いつも賑やかなお子さまたちが、学習に集中している様子をほめられたように感じるからです。 他の場所でも集中して学習できれば良いのですが、なかなかそうもいきません。本来お子さまはその日の気分、体調などによって、集中したりできなかったりします。「お母さんとけんかして来た」、「クラブで疲れた(中学生)」、「もっと遊びたかったのに(小学生)」「この問題難しい」、「×(バツ)が続くからもうイヤ」、「面倒だ」、「なんかやる気がしない」などお子さまは様々な要因でやる気が出なくなり、その結果50分、80分の学習量が違ってきます。このように、お子さまのその日その日の状態によって、学習成果が変わってしまうと、計画通りの学習ができなくなり、思ったように成績も上がりません。そのため、hakken.(ハッケン)ではそうならないための様々な仕掛けを授業中に使っています。この仕掛けを使うと普段の学習量の1.5倍もできるようになりました。 なぜそんなことができるようになったのか、hakken.(ハッケン)の成績が上がる仕掛けを紹介させていただきます。①『魔法のランプ』シートhakken.(ハッケン)では学習の前後に「魔法のランプ」というシートを書きます。学習前には今日の学習の目標枚数、学習目標(例えば 復習の問題は100点を取るなど)を書きます。学習後は今日の良かった点、悪かった点、感想を書きます。②『お願いがあります』シート約2か月に1回学習前に、個別ではなく全員に対して学習姿勢や集中の大事さを話し、学習の際に守って欲しいとお願いします。個別ではなく全体に話し注意することで、集団心理を働かせ「自分も守らないと」という心理を働かせ、学習を行ってもらいます。他にも、③『学習準備の工夫』、④『指導者教育カリキュラムの充実 』、⑤『きめ細やかな教材改訂』などたくさんあります。 これらの仕掛けを使うことで、自分の意識や感情をコントロールし、学習に集中してもらいます。つまりセルフコントロールを行うことで、学習に集中できる体制を整えているのです。その結果、お子さまは良い方向に変わり、学習量も増えました。もし塾だけではなく、おうちでもセルフコントロールができれば、学習がはかどること間違いなしです。実はおうちでもセルフコントロールを身につける方法があります。1つ目は、「お子さまに物質的な我慢を身につけさせること」です。物質的な我慢を覚えさせれば、学習がいやだと思う気持ちが我慢でき、学習に集中できます。いまさら難しいとお思いでしょうが、そんなことはありません。一度言ったことは押し通すことで、お子さまの我慢は身につけます。もし押し通せないのであれば言わないほうがお子さまにとっては良いのです。2つ目は、夢をお子さまに語ることです。「あなたはやさしいから、保育士なんかいいんじゃない?」「自分で作った歌や体操を、全国の幼稚園や保育園の先生に教えて回っている男の保育士さんがいるよ。そんな風になれたらすごいよね。」など、なるべく大きな夢を話してあげて下さい。そうすれば、話したことが種となり、お子さま自身が、自分で夢を考えるようになり始めます。3つ目は、たくさんのほめ言葉をシャワーのように浴びせることです。他のお子さまと比べるのではなく、1年前のお子さまと比べて、成長をほめてあげて下さい。自信がつきます。そうすれば、我慢強くもなり、夢を持ちやすくなります。この3つをおうちでやって下さることでセルフコントロール力はかなりついてきます。ぜひおうちで試してみて下さい。
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教室便り1008号「中学生までの半年を無駄に過ごしますか?」

小学6年生のみなさん中学生までの半年を無駄に過ごしますか? 中学校までの半年の過ごし方で、中学3年間の勉強の出来が大きく変わります。小学生のテストで90点以上をキープしているから、大丈夫と安心されていないでしょうか。中学に入学されるまでに中学生の学習準備を行わないと、お子さまが大変苦労されます。それは小学生と中学生では要求される能力が違うからです。小学生のテストで90点以上取れたとしても、中学生では平均点を取れるとは限りません。 小学生の学習は、生活に密着しているため、学習内容が理解しやすく、理解すれば問題も簡単に解けます。例えば「速さ」の問題。速さの問題は難しいとされていますが、自宅から名古屋に向かうことを考えると、「何時間で到着した」、「標識に何キロと書いてあった」と生活に密着しているため、理解しやすく、数回の練習で問題も解けるようになります。つまり小学生では「理解する=解ける」で学習できます。 しかし、中学生では生活に密着していない問題を多く扱うため、理解が困難になります。例えば、中学生で最初に学習する「正負の計算」。「正負の計算」では「-5×(-3)=15」と学習します。ですが、マイナス(-)とマイナス(-)をかけるとどうしてプラス(+)になるかを生活の中で体験できないため、理解が難しくなります。それでも、10くらいの計算パターンを覚えれば「正負の計算」は解けるようになります。ですが、次に学習する「文字式」が問題です。「文字式」では、理解しにくい「係数、項、次数…」という生活に密着していない語句を覚える必要があります。しかも「正負の計算」の何倍もの計算パターンを覚えなくては、「文字式」を解くことはできません。つまり中学生では「理解する≠解ける」になります。このため、中学生では「解くことによって、理解をすすめる能力」が要求されています。このことを理解しないまま中学生を迎えると、お子さまが大変苦労することになります。 そこで中学生までの半年の間に、学習準備を行うことが大事になってきます。またこの半年がお子さまの学力を上げるチャンスでもあります。それはもうすぐ中学生という意識も持っているため、以前よりやる気が出しやすいからです。この半年で中学生の学習に必要な能力を身につけることができれば、中学生でも90点以上をキープできます。そのために次の学習準備を行って下さい。1日20分~30分からでもできる準備ですので、是非行って下さい。 ① 中学生になっても余裕を持って計算をできるようにしよう。「正負の計算」では完璧に理解する前に、計算パターンもたくさん覚えなくてはいけないため、お子さまは余裕をなくすことが多くなります。そのために小学生で解けていた計算問題も間違えてしまい、点数を落としてしまうことも多くなります。そのため中学生までに基礎計算力をしっかり身につけておく必要があります。効率良く楽に身につけるために、次の方法をおすすめします。市販の問題集でかまいませんので、分数計算の問題をご用意下さい。初日はその問題集を使い、時間を計りながら10問解いて下さい。問題を解くときには、速く正確に解くことを意識しながら、解いて下さい。解き終わったら、採点を行った後に、間違いを直して下さい。III.  次の日に初日に解いた10問に、さらに10問付け加え、合計20問解いて下さい。このとき、10問ずつ時間を計って下さい。そして解き終わったら、採点を行った後に、間違いを直して下さい。この方法を繰り返し、50問まで増やしていきます。間違いが多く、同じ問題で前日より時間がかかるようであれば、問題を増やさずに行って下さい。決して無理に問題を増やしてはいけません。50問を間違いなく、時間も以前より速くできるようになれば、最初に学習した10問をなくし、新規に10問を加え、合計50問を解いて下さい。この方法を足し算、引き算、掛け算、割り算を含む分数計算が、間違いがなく、すらすらと解けるようになるまで行って下さい。これができれば、中学生で必要な基礎計算力が身につきます。さらに作業力(同じ時間でたくさんできる力)と定着力も自然と身につき、お子さまの能力もアップします。 ② 生活に密着していない語句を簡単に覚えよう。英単語を使って覚える訓練を行い、中学生への学習準備を行いましょう。英単語は読めば「ドック」、「キャット」と生活に密着していますが、「dog」、「cat」のようなスペルは生活になじみがありません。そのため生活に密着していない語句に慣れるよい訓練になります。 市販の英単語帳を用意します。英単語とその意味がのっているテキストをご用意下さい。最初に英単語とその意味を5個覚えて、テストして下さい。5個全てが一度に覚えるまで、テストして下さい。III.  次の日に新しい英単語を5個覚えて、全てを覚えるまでテストして下さい。そして、初日の5個とあわせて10個の英単語を、全て覚えるまでテストをして下さい。前日に覚えた10個の英単語のテストを行って下さい。もし10個全てを覚えてなければ、英単語を増やさず、もう一度完璧に覚えるまでテストして下さい。このときに焦らずに増やさないことが大切です。もし10個全てを覚えていれば、また5個増やして下さい。これを40個まで増やして、全問正解できるようにして下さい。40個が全て覚えられれば、初日に覚えた5個を減らした上で、新しい単語を5個増やして下さい。 これができれば、中学生で必要な暗記力と定着力が自然と身につき、お子さまの能力がアップします。 ③ 自分をコントロールしよう。いくら能力が高くても中学校の学習を乗り切るためには、自分の心をコントロールできなくてはいけません。「難しい問題だからやりたくない」、「疲れているからやりたくない」、という自分の心と戦う必要があります。もし自分の心に負けてしまえば、本来取れるはずだった90点以上の点数も取ることができません。そこで自分をコントロールすること、つまりセルフコントロール力を身につける必要があります。身につけるための第一歩としては、「何か自分で決めて、実行すること=有言実行」が最適です。 まずは学習日を決めましょう。例えば月曜日は英語、水曜日は算数と学習日を決めます。このときに時間で学習をしようと決めると挫折することが多いので、何かの行動の後か前で決めて下さい。「…の夕食を食べてから」、「お風呂に入る前」などですと、実施しやすいです。生活の中に組み込むことが、学習習慣を身につけるよい方法です。そして、その日の学習目標を決めましょう。少し頑張ればできる目標を立てることが大事です。例えば、 「姿勢よく座る」、「何分で解答する」、「何枚学習する」などから始めることをおすすめします。 ①②③の学習ができれば、中学生までに学習準備が整い、作業力・定着力・暗記力・セルフコントロール力がアップし、より効率良く、効果的に学習ができるようになります。是非、実践してみて下さい。
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