教室便り1107号「復習と受験対策」
もうすぐ夏です。特に受験生のみなさんにとっては、すごく大事な長期休暇になると思います。
受験は、今までの総復習です。中1、中2で習ったことが当然出題されます。
まとまった時間のある夏休みだからこそ、弱点や苦手科目の克服のために、まずは徹底的に復習したいですよね。
受験生のみなさんは、中1、中2の範囲はしっかり復習できていますか。
しっかりできている受験生は少ないと思います。これまでは、中間テストや期末テストで忙しかったことでしょう。秋になると、また中間テストや期末テストに追われることになります。成績のことを考えても、日頃は中間・期末テストに力を注ぐのが正解です。
では、いつ復習をするのでしょうか。
やはりこの夏休みしかありません。
特に、社会と理科は十分に復習が必要です。アメリカの農業の特色や室町時代の出来事、岩石の名前に圧力の計算…、ちゃんと覚えているでしょうか。1、2年前のことですので、忘れていても当然です。しかも、これらは2・3年生の授業では全く出てきません。社会と理科は単元ごとに学習する内容が違います。その為、数学や英語のように3年生の内容ができていれば、復習が少なく済むということはありません。そのため、社会と理科の復習には時間をかける必要があります。
もちろん、hakken.では夏期講習で、復習コースもご用意しています。この夏休みはぜひhakken.を大いに活用してください。受験に向けて、個々の実力に合わせ、個別にシナリオを立てて効率のよい学習方法で実力UP。この夏に得意教科を作り、一方で、苦手教科の克服を図ります。
家庭学習では、自分ひとりでもできる分野から復習してください。主に社会などの暗記分野は比較的ひとりでもできます。学習方法はhakken.でやっているように繰り返し学習。暗記のやり方はhakken.でも教えています。難しい分野は教室で先生と一緒に学習しましょう。
受験で成功するために、この夏休みはとても大事です。この夏の過ごし方で受験が決まると言っても過言ではありません。後悔のないようにしっかり計画を立てて、この夏休みを過ごしていけるようにしましょう。
小学生も中学生も…もうすぐ楽しい、楽しい夏休みですね。しかし、学習面では、こわぁ~い、こわぁ~い夏休みでもあります。
① 学校の授業がない長期休み。休んでばかりいると、どうなるのでしょうか。
毎日学校に通っているおかげで、意識しなくても働いている脳が、
夏休みでは意識的に使わないと働きが弱くなっていきます。
今は学校での学習時間分の最低でも1日5~6時間は脳が働いていますが、夏休み中にその分の
学習時間が減ると脳の働きが鈍くなってしまいます。
たとえば、1週間でも全く運動をしなければどうなるでしょうか。
筋肉は衰えてしまい、1週間前の運動能力を取り戻すのにさらに時間がかかります。脳も同じです。
この時期に学習をたくさんする子と、しない子の学力差は普段よりも大きくなります。
② 夏休み前には、『規則正しい生活をしよう』と学校から言われますがなぜでしょうか。
規則正しい生活をすることは、成績負UPに必要不可欠なセルフコントロール力をつけるためにとても大切です。
時間管理をすることができなければ、自分をコントロールすることは難しいです。
セルフコントロール力をUPする第一歩は、時間管理から始まります。
さらに規則正しい生活は、脳にも体にも負担が少なく、同じ時間の学習でも学習効果も高くなり、
前向きな思考を助長するとも言われています。
①②を克服するためにおうちでできること
何か一つ毎日やることを決めて、40日間毎日実行してください。
★セルフコントロールができる有言実行のキミは…
ちょっとハードな学習計画を立ててください。40日間続けられることが条件です。
そうすれば、自信もつき9月からの学校生活がより充実したものになるはずです。
★セルフコントロールが苦手なキミは…
40日間続けられ、日ごろやってない、簡単にできることを目標にしてください。
セルフコントロールが苦手な子は、『できない目標』を立ててしまうからです。
簡単なことでも、毎日続けることは難しいものです。それが毎日続けられたら、自信がつきます。
たとえば、「毎朝○○時に起きる」、「毎日夕食の片づけを手伝う」、「毎日○○時には寝る」ということでもOKです。
そして、簡単なことが毎日続けられるようになれば、少しずつ難しいことにチャレンジしていきましょう。
『自信がある子=がんばれる子』のごとく、9月からのキミは一味違うはずです。