教室便り1204号 小学校の100点は中学校の平均点と同じ!?
お兄さんお姉さんがいるご家庭なら、もうご存じかと思いますが、中学校の勉強は小学校の勉強よりもぐっと難しくなります。
小学校での学習は、家で特に学習しなくても、たくさんのお子さまがテストで90点や100点を取ってきます。
すなわち、学校の授業だけで理解ができ、テストで点が取れているのです。
しかし、中学校ではそうはいきません。中学校では、学校の授業だけで理解ができるお子さまはそう多くなく、
さらに、もし授業で理解ができたとしても、家で勉強をしないお子さまは、テストで良い点が取れません。
小学校で、授業を聞くだけで理解ができ、家でも勉強をせずにテストで良い点が取れるという天才くんや天才さんが、中学校では平均点しか取れなくなってしまうというのも多々あります。
そういうお子さまは、今まで100点ばかり取ってきたのに、中学校で点が取れないので、自信を無くしてしまい、勉強にやる気がでないという危険な状況にも陥りやすいです。
特に、「家で勉強する」という習慣が身についていないお子さまは赤信号です。
特に教科書が変わる今年は要注意です。
教科書はこれまでより約3割ぶ厚くなり、覚えることが増えます。
これに対抗するには、先取り学習とご家庭での学習は必要不可欠となってきます。
hakken.では、先取り学習をすることを大切にしています。
塾で先取り学習をし、学校の授業で復習できれば学習効果はより深まります。
さらに学校の授業がわかれば、自信UPにもつながり、先取り学習は学習の好循環をもたらします。
もし学校の進度より遅れ気味の方は特別学習でしっかり学習時間を確保し、余裕がもてるようにしましょう。
また、家庭での学習では、学校のワークを繰り返し学習をしましょう。
学校のワークやhakken.のワークがない場合は、市販のテキストでもOKです。
理想は学校で習った範囲をその日のうちに学習することです。
月曜は数学、水曜は理科など、曜日ごとに学習することも効果的です。
そして、テスト2週間前からテスト直前までに、もう一度同じワークを繰り返し学習して下さい。
学習習慣がついているかどうかによる差は、1年生の初めではわかりにくいですが、学年が上がるごとにその差ははっきりしてきます。
普段は勉強せず、テスト前に詰め込む。
1年生、2年生の前半までは何とか点が取れても、短期間で覚えた知識は短期間で忘れやすいため、実力テストや、高校受験では決定的な差になってしまいます。
新しい学年や新学期は何かを始めるチャンスです。
この機会を生かしてぜひ学習習慣をつけることをお勧めします。