教室便り1106号「受験に向けて」
中学3年生といえば、そう、受験ですね。
もう志望校は、はっきり見えてますか?受験という大きな目標に向けて準備はしていますか?
この時期の3年生は、意外と受験に向けての意識が低いです。
「夏まで部活もあるし、秋から勉強すれば大丈夫だろう。」と思っているお子さま、親御さまがとても多いです。
本当に秋からで大丈夫でしょうか?
公立高校を受けるのにとても重要なのは、ご存知のとおり「内申点」ですね。
実はこの内申点は、中学3年生の1学期、2学期のものが重要視されているのです。もう一度いいます。
本当に秋からで大丈夫でしょうか?
hakken.は、今から受験に向けて準備することをお勧めします。公立高校では内申点が重要視され、この3年生の1学期、2学期が勝負になってきます。「今」から頑張らないと、手遅れになるかもしれません。
成績に2があるお子さまは、2を3にする努力をしてください。
オール3になれば、選べる高校がぐっと増えます。
オール3のお子さまは、得意な科目は4や5になるように頑張ってください。
それが武器となり、自信になり、行きたい高校に受かる確率が上がります。
オール4以上のお子さまは、それを維持するようにしてください。
前期選抜でも優位に立てるでしょう。もちろん、地域トップの高校に行くにはオール5が望ましいですね。
トップを狙っているお子さまは、オール5も狙ってみてくださいね。
その為に、学校のワークを何回も学習することをお勧めします。
ほとんどのお子さまが、学校のワークを1回だけで済ましてしまいます。これは、とてももったいないことです!
定期テストは、学校指定のワークから似たような問題が
出題されることが多いです。
このワークをたった1回で済ませるのではなく
ノートやルーズリーフにやるなどして、
2回も3回も繰り返しやってください。
きっと点が上がり、成績が上がります!
『やればできる』そうですね。お勉強は、だれもが『やればできる』のです。
しかし、この『やればできる』何をやればできるのでしょうか?
時間をかけてやればできるのか。やる気をもてばできるのか。教えてもらえばできるのか。
例えば、学校の宿題をする時
Aくんは、30分でできます。Bくんは、60分かかります。
Cくんは、いくら時間をかけてもできません。自力で解くことができないからです。
Aくんは、やる気があるなしにかかわらず、習慣的に学習できます。Bくんは、やるぞォ~と学習する前に気合がいります。
Cくんは、やる気を出す前に、どうせできないと思っています。
Aくんは、わからないところを的確に聞き、1回で理解し解きます。Bくんは、わからないところを聞きますが、訓練しないとわからない問題を解けるようになりません。Cくんは、わからないところがどこかわかっていませんし、教えたことをできるまでに相当長い時間訓練が必要です。
学力は、学力=学習時間×やる気×能力の式で表すことができます。
Aくんの学力=10×10×10=1000の学力 (成績5段階評価の5)
Bくんの学力=7×7×7=343の学力 (成績5段階評価の3)
Cくんの学力=3×3×3=27の学力 (成績5段階評価の2) です。
成績表は、5段階ですが5と2の間には、相当な見えない学力差があります。
では、どのようにお子さまを伸ばし、将来の学力を上げればいいのか?
それは、将来の学力=現在の学力×これからの学習時間×能力開発×ほめるの式で表せます。
ほめることで、自信を付けてやる気をサポートします。
当然学習時間も、能力開発も、ほめることもA君は少しでよいですが、実際にはCくんよりも多いです。
Cくんが、学力を伸ばすにはAくんの約40倍の働きかけを必要とします。
ですが、お子さまを伸ばす時に、『ほめる』ことが1番の妨げになっています。
お勉強が苦手なお子さまのおうちの方ほどお子さまに辛口です。
当然といえば当然ですが、これらの事実を知った上で、お子さまに接することが必要です。
お子さまのよいところを見ていただき1日に1回はお子さまのよいところを口に出してください。
毎日、同じでもかまいません。お子さまは3カ月で変わるはずです。