教室便り1208号 夏休みの学習対策
もう夏休みですね。約40日間休みがあります。あなたはどんなふうに過ごしますか。
学校がお休みになるので、やりたいこともたくさんあると思います。いっぱい遊び、
いっぱい運動をして、いっぱいお勉強もできますね。
しかし、学習のことを考えると、夏休みは学力が低下する要因がたくさんあります。
一つ目の要因は、学習時間の減少です。
夏休み前までに上がった教科の成績は、毎日通学して、規則正しい生活の中で、学校と家庭学習と塾での学習時間の結果です。
しかし、夏休みは学習時間の過半数以上を占める学校での学習時間が‘0’になります。
そのため、夏休みなどの長期休み明けの学力は休み前よりも低下していることがよくあります。
学力は筋力と同じで、使わないとどんどん低下していきます。
春の学習した内容ができたからといって、秋学習する内容が勉強しないでできるということはありえません。
二つ目の要因は、生活リズムを崩しやすいことです。
夏休みに生活リズムが崩れてしまうと、学校が始まっても元の生活リズムになかなか戻りません。
生活リズムが崩れると、脳の機能が低下してしまいます。
そのため、秋以降の勉強の内容が頭に入らず、これまで学習した内容も思い出すのにも時間がかかるなど、結果的に学力が低下していきます。
これらは夏休みだけでなく、1週間程度の休みでも、同様のことは起こります。
この前のゴールデンウィークを振り返ってみて下さい。
休みの後、「テストがよくなかった」、「勉強がはかどらなかった」などはありませんでしたか。
もしそうならこの夏休みも要注意です。
そこでhakken.からの提案は、毎日1時間の勉強から始めてみることです。
(できない人は、10分でもやってみよう。無理しないことが、長続きする秘訣です)
最初は1時間だけ集中して勉強してみてください。
1時間集中して勉強したら、しっかり休憩してください。
3時間ダラダラ勉強するよりも、1時間集中して勉強した方が、脳の機能低下を防げます。
反対に長時間ダラダラ勉強することは、脳にダラダラ考えるクセや、非効率な勉強のクセをつけてしまい逆効果でしかありません。
そして、1時間集中して勉強ができるようになったら、さらにもう1時間集中して勉強してみてください。
これは連続してやらなくてもOKです。朝に1時間集中して勉強し、夜に1時間集中して勉強する。
これで1日に2時間も集中して勉強ができます。もちろん、もっとできるお子さまは時間を増やしたり、回数を増やしたりしてください。
(続かなくて3日坊主になっても、OKです。また始めればいいだけです。
休んでは始める、始めては休むを繰り返してください。だんだんと続くようになります)
みなさんはいつも、hakken.に来たとき、おもいっきり勉強してくれていますね。
小学生は50分間、中学生は80分間しっかり集中して勉強しているその姿に先生は本当に感心しています。
それを家でもぜひ実践してください。
塾でできていれば、家でもできるはずです。
家で集中できないなら、集中できるように工夫をしてください。
自分が集中しやすい環境を作ってみる。
お子さまがそれをできないときは、周囲の大人達がお子さまが集中しやすい環境を作る手助けをする。
図書館へ行くことも1つの方法です。
hakken.では、お子さまたちが夏休み期間中も勉強をサポートするために、hakken.の夏期講習をご用意しています。
ぜひご活用ください。