会長コラム(2ページ目)
Column
会長増田好子のコラムVOL.72 hakken.教材について
hakken.教材をホームページに無料教材として掲載させていただいています。その中で学校様や他塾様の方々が使ってくださっているようで、その中の方から小学生の英語教材について、次のような感想をいただきました。【折角活用させて頂きましたので、その御礼代わりとして簡単な感想を述べさせて頂きます。大変よく工夫されており、自ずと無理なく実力が養成出来るようになっております。要所要所に的確に繰り返しの確認問題が配置されており、大変効果的な教材でございました。一方、気が付きました点は、すべて文章表現でございますが、対象が小学生でありますことを考えますと、イラスト、図示等により、いわゆるトヨタ用語であります「見える化」により視覚に訴える工夫が適度に盛り込まれてあれば、生徒達にとってより理解の助けとなるのではないかと感じました。】(原文ママ)少しでもお役に立てればという思いで掲載させていただいていますが、このようなお便りをいただきますと、とても励みになります。また、こちらの作成意図をしっかりと理解くださり、使用してくださっていることに、感謝します。ご意見をいただいた課題ついては、著作権などのハードルがあり、なかなか難しいですが、今後何らかの形で、子どもたちの学習意欲をUPさせるような工夫をしてまいりたいと思います。皆さまもぜひ、活用くださいませ。
会長増田好子のコラムVOL.71 お子さまとじっくり話してみえますか?
仕事柄ご父兄から相談をお受けすることがあります。そんなとき、感じることは、「親御さまの困っていることがお子さまにきちんと伝わっていない。」ことです。例えば、お子さまのスマホを使っている時間が長いと感じているとき、親御さまは、お子さまがスマホを使っているときに、注意や意見を言われる時が多いのではないでしょうか。また、そのときのお子さまは、親御さまの注意や意見を感情的に受けられることが多いのではないでしょうか。この場合お子さまは、親御さまから「叱られた」と感じ、親御さまの本位は伝わっていないことがほとんどです。例えば、親御さまは、「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないか」と心配されているとしたら、お子さまが平常心のときに、親御さまが「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないかと心配している」と感情をこめず淡々と伝えてください。このとき、少しでもお子さまを責める気持ちがあると、お子さまは「叱られた」と感じ、感情的になってしまいます。次に「あなたはどう思う?」「どうしたらいいと思う?」とじっくりゆっくりお子さまの意見を聞いてください。お子さまが行動を変えるには、お子さま自身が決めることが大切です。
会長増田好子のコラムVOL.70 新学期に向けての目標設定
新学期に向けて家族全員がそれぞれ目標を定められることをお勧めします。目標を決めるのが初めての人は、1年ではなく、1か月や1週間ごとの短期目標を定めることをお勧めします。内容は、容易に達成できる事柄が良いです。目標を達成する成功体験を積んでいくと、ハードルの高い目標や長期の目標が達成しやすくなります。そして、定期的にみんなで集まり結果を発表します。達成できなかった人は、ハードルを下げ目標を決め直し、達成できた人は次の新たな目標を決めます。目標を決めることが難しいと思われる場合は、1か月に1度、家族全員でそれぞれの長所を言い合う場を設けてください。最初は照れくさいかもしれませんが、慣れてください。心の安定や自己肯定力が上がり、家族がより一層仲良くなります。やり方は、お父さん、お母さん、Aくん、Bちゃんの4人家族なら、まずお父さんが3人に向かって話します。例えばお母さんへなら「私はお母さんが大好きです。お母さんはいつも家族のことを1番に考えて行動するところがすごいです。」と、話します。Aくん、Bちゃんには□のところを変えて順に話していきます。すご~く心が温まります。
会長増田好子のコラムVOL.69 試してみてください。お子さまのやる気がぐんぐんUPします。
日々お子さまの良いところを見つけ、どんどんお子さまに伝えてください。内容は同じでも構いません。恥ずかしがらずに、感情をこめてほめてほめて、ほめまくりましょう。ただしほめることはお子さまの行動です。あなたのほめ言葉で、お子さまに笑顔がこぼれたら、第一段階は成功です。そして1~2週間、この状態を続けましょう。この状態を続けることが、お子さまのやる気を出す土台となります。そしてこれが第二段階です。第二段階が完成したら、お子さまがあなたに良いところを見せてくれる機会が増えるはずです。第三段階は、あなたがお子さまにやる気を出してほしい事柄について少しの変化を見つけ、ほめます。お子さまは少しずつかもしれませんが、あなたに頑張っている姿を見せてくれるはずです。ほめ慣れていないと恥ずかしいという感情が先に立ってなかなかほめられません。ほめることに慣れてください。お子さまのやる気UPとあなたのほめ言葉は比例します。ただし効果出るまでには時間がかかります。気長にやっていただければ、効果が加速するときが出てまいります。
会長増田好子のコラムVOL.68 心の安定がやる気を生む
お子さまの心が不安定になるときはいつなのでしょうか。それは、お子さまが独りぼっちだと感じたときです。では、どんな時に独りぼっちだと感じるのでしょうか。友達とうまくいかなかったとき、自信を無くしたときなどいろいろな不安を分かってもらえないと感じたときです。そんな時、お子さまが最終的に分かってもらえる相手は、やはり親御様であってほしいと思います。しかし、親御様も余裕がないときや、お子さまが成長されるにつれ、なかなかお子さまの気持ちを理解することが難しくなるのが現状です。ここぞというときに、お子さまから声を掛けてもらえるように、お子さまから信頼してもらえるように日ごろのコミュニケーションが必要になります。そこで日ごろから、次に紹介する魔法の言葉を連発していただければと思います。それは「大好き」です。使い方は、お子さまに注意したり、叱ったり、親御様が感情的になったときの「大好き」です。例えば、「部屋を片づけて。いつも言ってるでしょう。あなたのことは大好きだけど、何度も言わせないでよ。」「あなたのことは大好きだけど、ほんと腹立つわ。」などなど叱責や感情的なときに、「大好き」を付け加えるとより効果が生まれます。もちろん、平常心のときも「大好き」を1日に1回は言ってください。そんなこと言わなくてもお子さまはわかっていると思ってみえる方も多いと思いますが、お子さまはそうとは思ってはいません。「大好き」という言葉に慣れていない親御様は、なかなか口に出せない方も多いと思います。そんな方は、お食事のときなどみんなが機嫌のいいときに、「これから、私は自分の気持ちを正直に言うようにするね。あなたが大好きだから、大好きを何度も言うね」と宣言してください。そうすれば少しは照れずに言えるのではないでしょうか。そしてこの「大好き」がお子さまの心の中で満タンになると、大きな副産物を生みます。それはやる気です。親御様が発する「大好き」の言葉がお子さまの心の安定を生み、お子さまのやる気に火をつけるのです。
会長増田好子のコラムVOL.67 『ほめること』と『提案すること』
『ほめる』効果は、ほめた相手のやる気を出したり、善し悪しの判断力を身につけさせたり、あきらめない精神を身につけたりと、たくさんの良いことがあります。『ほめる』ときは①具体的にほめる、②行動をほめる、③小さな成長をほめる、これら3つのことを実践するとより効果が大きく出ます。『ほめる』ときのタブーは、努力しないでもできていることをほめることです。例えば容姿、頭脳など。ただし、おしゃれが上手で容姿がステキになったことや学習をして応用が利くようになったことは、行動が伴っているのでほめるに値します。『ほめる』の反対言葉としてよく使われるのが『叱る』ですが、叱らなくても『提案』で事が足りるので、ここでは『提案』について、お話を進めます。『提案』する時に大切なことは①感情的な言葉を使わない、②今起こっていることに対しては提案を控える、③未来のことについて提案することです。感情的な言葉は相手をも感情的にさせ、効果が期待できません。今まさに起こっていることについて提案してもほとんど効果がありません。例えば、スマホを使っているときに、スマホをやめて学習に移行することを提案しても、なかなか聞き入れてはもらえません。回っているコマを止めるより、回る前に回し方を提案するほうが、聞き入れてもらいやすくなります。ただし、その提案は相手にとって現実より少しレベルの高いことに限ること、また提案内容を努力してほしいことと相手にとって良いことを混ぜると効果が高くなります。例えば、今までスマホを1時間使って良いとしていた約束が守れていない、学習を決まった時間にする約束が守れていない場合の提案として、相手が冷静でスマホを使っていないときに「明日からスマホの使用を1時間半にしていいから、自分で決めた時間に学習に取り掛かってほしい。」という風に提案します。この時、大切なことは、これはあくまで提案であって決定ではないことです。そして2人で話し合い、最後は無理のない内容を相手に決めさせることです。この場合、「来週からスマホの使用を2時間にし、毎日学習する時間を決め、決めた時間プラス15分以内に学習に取り組む。」などと決められたらOKです。
会長増田好子のコラムVOL.66 子どもを叱っても追い詰めないことが大切 ― あるお母さまのケース ―
知り合いのおうちに伺ったとき、お母さまが何度となくお子さまを叱っている場面に遭遇しました。そのお母さまがお子さまを叱る光景は、どこの家庭でもよく見るごく普通のものでした。ただ違っていたのは、叱った後にでも、すぐ冗談を言ったり、笑顔で話したりと平常心にすぐ戻り、普通の会話を親子でなされていたことです。お子さまも、落ち込んだりふて腐れたりせず、平気で「腹立つ」とか「気持ちが落ち着くまで待って」とか、ご自分の心情や意見を口に出され、少し時間がたつと平常心に戻られます。その後お子さまは、お母さまに叱られた状況をお父さまに「お母さんとケンカした」と報告してみえました。お子さまにとって、お母さまから叱られたことは一方的なものでなく、対等なケンカととらえてみえるようです。普通、親が子どもを叱るとつい、追い詰めてしまうものですが、こちらの家庭では、そのようなことが少ないであろうことが想像できました。ステキなご家族でした。
会長増田好子のコラムVOL.65 お子さまに自発的な行動を促す方法―あるお父さまのケース―
お子さまに、「~して。」と細かく行動を指示していたお父さま。お子さまはお父さまの指示を聞かず、反抗ばかり。お父さまは腹を立てお子さまを叱ってしまいます。ある日一念発起してお子さまへの細かい指示をやめようと決意され、笑顔の絶えない日々をとり戻されたというお話を伺いました。今でも、お子さまを見ていると腹が立つことも多いようですが、我慢しているとおっしゃっていました。お子さまへの自発的な行動を促すとき、例えば、「何時に~をする?」と質問をされ、お子さまはご自分で決めた時間で行動するようになりつつあるようです。ただ、お子さま自身が決めた時間になっても、なかなか行動ができないときも多いようです。そんな時は「我慢」「我慢」と唱えながら、待っているとそのうちにやり始めるそうです。私にも経験があります。「子は親の背中を見て育つ」と申しますか、私が口を酸っぱくして我が子に言い聞かせたことは身につかず、私自身ができていたことは身についているように思います。「子は親の背中を見て育つ」とても身に染みる言葉です。結局「子育ては自分育て」なんですよね。我が子に対して腹が立つとき数をかぞえて、気持ちを落ち着かせていた日々を懐かしく思い出します。
会長増田好子のコラムVOL.64 子どもが勉強しやすい家庭環境を整える
人は環境によって、考えや行動が違ってきます。親御さまのお子さまへの要望の上位を占める「自ら勉強に取り組んでほしい。」ということを家庭環境の面からお話しさせていただきます。昨今、基礎的な生活習慣の乱れが、学習意欲や気力、体力低下の要因の一つであると指摘されています。これもお子さまを取り巻く大人たちが、規則正しい生活を送っていれば、生活習慣の乱れも少なく、お子さまは基礎的な生活習慣を身につけられるのだと思います。つまり、大人の行動がお子さまの家庭環境を作ると言っても過言ではありません。しかし、各家庭により生活形態は多様化しています。何が規則正しい生活なのか、何が正しい家庭環境なのか定義することが非常に難しく思います。要は、1日単位であれ、1週間、1か月単位であれ同じ時間に、同じ行動を大人がすることがお子さまの学習環境をより良いものとする基本なのだと思います。勉強は、「やろう」と思ってやるのではなく、「時間がきたからやる」という習慣をつけることが重要です。それには、同じ時間に起き、同じ時間に食事をとり、同じ時間に寝る。これをできる限り行動することで、学習意欲につながる基本的な家庭環境が整うのだと思います。
会長増田好子のコラムVOL.63 また日本の英語教育が変わる!?
我が子の「嫌(いや)」どう対応する?「やりたいことはするけど、嫌なことはしない。親に反抗的。」たくさんの親御さまが我が子に持ってみえる悩みだと思います。私は、こういうお子さまこそ、将来ご自分のやりたいことができる大人になると思います。自我が目覚め、大人の言動に矛盾を感じ始めているのだと思います。自我が目覚めたから物事を深く考え、自分の考えを持っているから、大人の言動に矛盾を感じるのだと思います。将来自分のやりたいことを実行していくためには、嫌なこともしなくてはいけなくなります。そんな時、自分を持っているお子さまは、嫌なことを嫌と思わずできるようになるのです。嫌なことは嫌だけど仕方ないからするのと、嫌なことを目的のために楽しんでするのでは、大きな違いだと思います。嫌なことが嫌でなくなるって、ステキだと思いませんか。大人は我が子を「困った子」ではなく「自分を持ったステキな子」と考えを換え、お子さまを温かい目で見てあげる。そうすることでお子さまは自信を持ち、お子さまのできることが広がるっていくのです。お子さまを飛躍させるためには、親御さまの温かい目が必要なのです。
会長増田好子のコラムVOL.62 また日本の英語教育が変わる!?
中2~3向けのNHKラジオの「基礎英語2」の内容が今年から大幅に変わりました。今までの「基礎英語2」の大筋は会話文を聞き、全文の日本語訳・基本文の文法説明・練習という流れでした。それが今年は、全文の日本語訳がなくなり、筋トレと称した基本文の繰り返しの練習が増えました。驚いたのは、全文の日本語訳がなくなったことです。昨年から始まったNHKラジオの「中高生のための基礎英語in English」も、ダイヤローグも解説もすべて英語の実践的な語学番組でした。NHKラジオの目指すところは、英語を聞いて、少々わからなくても大丈夫、英会話をニュアンスでとらえ、英語そのもので理解させようとするところなのでしょう。この「基礎英語2」を担当されている駒澤大学の中野達也教授は、2015年まで中学・高校の先生をされていて、コミュニケーション重視の授業こそが大学受験に役立つという持論を持っていらっしゃり、たくさんの生徒さんを難関大学に送られた実績を持ってみえます。確かにhakken.のオンライン英会話でコミュニケーション能力を高めた高校生が、在籍の高校では難しいとされていた難関大学に合格したり、小学生低学年のお子さまがオンライン英会話を楽しく受講され、いつのまにか過去形、現在形、未来形や助動詞を使い分け、周りの大人をびっくりさせたりしています。日本の英語教育は、より一層コミュニケーション重視になっていくことを予感しています。
会長増田好子のコラムVOL.61 お子さまの成長を促すために!!
新学年が始まりました。お子さまも新たな気持ちでスタートを切られたことでしょう。2021年度にお子さまはどんな成長を遂げられましたでしょうか?成長したことを3個お子さまに伝えてあげてください。お子さまはさらに頑張るはずです。お子さまの3個の成長が言えない親御様は、もしかしたら小さな成長を見逃されているかもしれません。期待のハードルを下げて、もう1度考えてみてください。きっと見つかるはずです。お子さまの3個の成長をスラスラと言えた親御様は、日ごろからお子さまを観察し、お子さまの目線に立って、お子さまの成長を見ていただいているのだと思います。私においても、成人した我が子に成長したことがらを伝えるのが恥ずかしくもあり、なかなか伝えることができないのですが、それでも年に何回かは成長を伝えることにしています。また、周りの大切な人たちにも、長所や成長を伝えています。人間関係も良くなり、大人になればなるほどなかなか褒めてもらえることも少なくなりますので、きっと私が長所や成長を伝えることで、大切な人たちは自分に自信をもって、さらに成長していってくださることだと思います。
会長増田好子のコラムVOL.60 hakken.英語教材 力をつけるための「仕掛け」
英語力をつけるためには、主に「暗記力」と「文法を整理する力」が必要です。「暗記力」…お子さまによって違いますが、20個の単語や英文を覚えると、覚えたものを少しずつ忘れる。「文法を整理する力」…be動詞と一般動詞を学習しているときはできても、進行形や受け身など英文における動詞のいろいろな形が混ざると使い分けができない。これら2つの理由で英語が苦手となっているお子さまが非常に多いです。hakken.英語教材は、「暗記力」と「文法を整理する力」をつけるために、工夫をしています。hakken.英語教材はhakken.の学習支援システムで、単語や英文を繰り返し覚えられるようになっており、お子さまは知らず知らずに「暗記力」が身につく仕掛けが施されています。また、文法の使い分けができるよう問題ができており、要所、要所に「文法のまとめ」として、英文における動詞のいろいろな形を使い分けるための問題が配列されています。hakken. 英語教材はこれらの「仕掛け」により、お子さまの英語力をUPさせます。hakken.は教材を作るために、教科書著作権協会に教材を提出し、見ていただいているのですが、うれしいことに教科書著作権協会の担当者様からも、これらの工夫を褒めていただいております。
会長増田好子のコラムVOL.59 小学生の「定着力」のつけ方
「定着力」とは、一度覚えたものを忘れない力のことです。小学生は中学生と違い定期テストがなく単元テストが多いため、なかなか「定着力」が付きにくいのが現状です。地域一番高校に入学されるようなお子さまでも、中1のときには「定着力」がなく、定期テスト前に、2~3か月前に学習した内容を学習すると全くできないことが往々にしてあります。小学校のときは、成績が良かったのに中学生になったとたん成績が振るわないお子さまがみえるのもこの「定着力」が原因の一つです。小学生に「定着力」をつけるためにはhakken.で実施している「ことわざ」「百人一首」などのカードや漢字・英単語の暗記が役に立ちます。しかし、「暗記力(一度にたくさんのことがらを速く正確に覚える力)」と「定着力」は違うため、「定着力」をつけるためには、これらの暗記+長期間にわたり暗記したものをまとめて復習することが必要になります。そこで、「漢字検定」や「英語検定」が役に立ちます。「漢字検定」や「英語検定」の対策学習は、一年間で習ったことを一度にまとめて復習するため、一度覚えたけれど忘れてしまったことを思い出す良い機会になります。また、小学校で行われる漢字のテストとは違った出題形式で出されるので、学習することで知識も深まります。まさしく「定着力」をつけるための学習のひとつです。ぜひ次の機会に「漢字検定」や「英語検定」を受検されることをお勧めさせていただくと同時に、「漢字検定」や「英語検定」に向けての学習をご家庭でも取り組んでいただき、効率よく「定着力」を身につけてください。
会長増田好子のコラムVOL.58 お子さまが今できないことをできるようにするための工夫part 2
「今できないことをできるようになってほしい」 どの親御さまもお子さまに思うことだと思います。できないことをできるようにするためには、内容の見極めが大切です。内容によっては数か月で達成できること、数年かかること、数十年かかることと様々です。しかし「数年、数十年も待っていられない」のが本音だと思います。ただ早急に結果を求めると、結局何も変わらない状態になってしまいます。ではどのようにすればよいのでしょうか。それは数年いや数十年の計画を立て、その目標に向かって少しずつ対策(先月号のhakken.教室便りに詳しく記載しています。過去の教室だよりはホームページでもご覧いただけます。)を講じていくと、少しずつ変化が出てくるのです。この少しずつの効果は、案外大きく、時がたつにつれて効果が倍増していきます。例えば、現在…毎日学習ができない。 10年後の目標…自ら努力できる大人になってほしい。 このように目標内容を大人になったお子さまにどんな力がついていれば良いかを考え、目標の内容を少し広げます。10年後の目標なので気が楽になり、お子さまにプレッシャーをかけることもなく接することができ、単に「毎日学習」と目標を立てるより効果が出やすくなります。ここでもう一つ大切なことは、「自ら努力できる大人になってほしい」ということを親御さまが忘れないことです。常にこの目標を頭において行動すれば、お子さまへの働きかけ、言葉かけが良い方向に向いていきます。
会長増田好子のコラムVOL.57 お子さまが今できないことをできるようにするための工夫
勉強しない、字が汚い、漢字が書けない、英語のスペルミスが多い、ケアレスミスが多いなどなど親御さんの悩みは尽きないものです。いったいどうすれば良いのでしょうか?例えば今現在、宿題だけが唯一の学習であるお子さまに、宿題の他に毎日1時間、学習することを望んでも実現は難しいと思います。そんな時の提案としては「平日5分の学習を目標にし、できないときは土日に10分の学習」「学校で宿題として与えられているドリルや問題集の中で1番簡単にできるものを間違ったところだけ2回する」など、うーんとハードルを下げて提案し、見守ることです。約束が続かない原因としては、ハードルが高い約束をしていることが多いです。また、親御さんが約束だけして後は関わらないでいることも続かない大きな原因のひとつです。できないときは、約束の見直しをすること、感情的に話をしないことです。お子さま自身もご自分の持続可能な事柄がわかっていないことが多いので、お子さま自身が提案してきたことも ~ 程度の約束で済ますことが大切です。できないことを可能にするためには、成功体験の積み重ねが必要です。成功体験の積み重ねを何回できるかによって、できないことができるようになります。ハードルの高いことを積み重ねるのは大変ですが、簡単なことなら積み重ねやすいですよね。そして、約束が守れて、実行が習慣化されたら次の簡単な約束をし、実行する。この繰り返しで成功体験を重ねてください。可能なら親御さんもお子さまと同様、何かできないことを一緒にトライすると効果はさらに大きくなります。
会長増田好子のコラムVOL.56 『頑張れる子に育ってほしい』そんな願いをこめて
『頑張れる子に育ってほしい』親ならだれもが願うことだと思います。「褒めて育てよう。」「褒めることにも弊害がある。」などいろいろな情報を耳にされたことがあると思います。ここでは、『頑張れる子に育ってほしい』という願いを現実のものとするために、幼児から大人まで効き目のある1つの方法をお話しいたします。 それは小さなステップでの成長を見つけ、「以前と比べて〇〇ができるようになったね。」と声をかけることです。そして出来ていないことには「すぐには無理かもしれないけど、きっとできるようになるよ。」と励ますことです。そうすることによって、お子さま自身が自分の成長を自覚し、褒められたことで自信を持ち、次も頑張ろうと思うようになります。そして、できないことは当たり前で、時間をかければできるようになることを認識していくのです。これらの繰り返しが『頑張れる子』に育てていきます。そして副産物として挫折にも強い子になっていくのです。 お子さまの成長を願うとき、今すぐの効果を求めるとうまくいかないことが往々にしてあります。5年後、10年後の成果をイメージしてお子さまと話されることをお勧めします。
そうすれば、きっと願いは叶うはずです。今の大人の行動が、5~10年後のお子さまを形成していくことを肝に銘じ、私も日々お子さまたちに接しています。
会長増田好子のコラムVOL.55 国語の学習はいつから始めればいいの?
他教科に比べると語学は年齢が高くなればなるほど、習得するのに膨大な時間と労力を伴います。度合いにもよりますが読書習慣があるお子さまは、国語が苦手でも、テクニックさえ身につければ読解力を上げることはさほど難しくはありません。しかし、読書習慣がないお子さまは、読解力を習得するのに膨大な時間がかかります。中学生になって、国語が苦手となると他教科の学習に時間を取られ、なかなか国語まで手が回らないのが現状です。そのため小学校低学年のうちから国語の学習を始めることをおすすめします。hakken.では、主に小学生は「あいキャン」という読解教材を、hakken.独自の方法で学習しています。読解教材は、ただ解くだけではなかなか読解力がつきません。主語・述語・目的語をしっかりと押さえたうえで、本文を読むことが重要です。例えば、〇小3から国語学習をやっているMちゃん(小6)。はじめは読解問題がとても苦手で、音読もままならない状態だったのですが、今ではあいキャンの読解問題をしっかり読んですらすら解けるようになりました。学校の国語のテストも100点が増えています。〇小1のYちゃんはじめは、ていねいに書くことが苦手で、ひらがなもままならなかったのですが、今は大きな字でていねいに書けるようになりました。現在学習中の漢字も「とめ・はね」をしっかりと意識して書けるようになりました。音読も上手で、読解問題が得意です。お家では毎日自分で本を読んでいるそうです。ここ数か月でのYちゃんの成長ぶりには目を見張るものがあります。
会長増田好子のコラムVOL.54 感謝の気持ちはいつ伝える?
ほとんどの方ができていると思いますが、人から物をいただいたり、何かしていただいたら、『ありがとう』というのが社会的な一般常識です。『ありがとう』は心がポッと温かくなる素敵な言葉ですね。私の周りには「やってよかった」「またやろう」「してよかったんだ」と私自身の行動を肯定する『ありがとう』を言ってくださる人が何人かいます。その方々は、例えば果物を差し上げた時、その果物を食べた感想とともに『ありがとう』を言ってくださります。また別の日に会ったときもその時のことを話題に出して『ありがとう』を伝えてくださいます。何かしてあげた時と同じで、その時の『ありがとう』はもちろん、別の日にも何度ともなく『ありがとう』をおっしゃってくださいます。私はこれらの『ありがとう』をいただくたび、自己肯定力が高まり、また頑張ろうという気持ちになります。知り合いの息子さん(40代・子ども有)が、ある日「僕も年を取ったら、母さんのように子ども家族の援助(お金の援助ではないそうです。)をするのもいいかなと思う。今までそれなりに大変だったでしょ。ありがとう。」と言ってくれたそうです。本当に素敵な『ありがとう』だと思います。人は『ありがとう』の言葉で、思いやりや優しい気持ち、人のために何かしようという気持ちが育つと思います。お子さまにも、ぜひたくさんの自己肯定感が高まる『ありがとう』を浴びせてあげて下さい。
会長増田好子のコラムVOL.54 自習席の活用事例
自習席を活用しているお子さまの例をいくつかご紹介させて頂きます。○中2の男の子です。「家では勉強をしないし、言うと怒ってきます。どうしたらいいのでしょうか?」と相談され、すぐにお子さまとお母さまと3者懇談をして、お子さまの良いところと今の課題をお母さまにお伝えし、お子さまには「家で勉強がしづらかったらhakken.に自習をしに来ない?」と伝えました。それからそのお子さまは自習をしに積極的に来てくださるようになり、次のテストで5教科の合計が100点以上あがりました。○小1の女の子です。hakken.に来るたび、学校の宿題をもって来てくださいます。いつもの学習を済ませ、その後学校の宿題をします。お母さまからは「早く帰ってくるので、宿題を済ませたのかと疑問に思い、見ると済ませてあります。それもお家でするよりていねいに速く。おうちではダラダラとやってしまうので、ありがたいです。」とお言葉をいただいています。その他にもhakken.の学習が終わってから、1時間以上自習をしていく小学生。兄弟でそれぞれが宿題を持ってやってくる小・中学生。黙々と学習をし、効果を上げている中3生。毎日のように来て、数時間学習に励む高校生。たくさんの生徒さんが自習席を活用してくださっています。是非ご活用ください。