会長増田好子のコラムVOL.71 お子さまとじっくり話してみえますか?
仕事柄ご父兄から相談をお受けすることがあります。
そんなとき、感じることは、「親御さまの困っていることがお子さまにきちんと伝わっていない。」ことです。
例えば、お子さまのスマホを使っている時間が長いと感じているとき、親御さまは、お子さまがスマホを使っているときに、注意や意見を言われる時が多いのではないでしょうか。
また、そのときのお子さまは、親御さまの注意や意見を感情的に受けられることが多いのではないでしょうか。この場合お子さまは、親御さまから「叱られた」と感じ、親御さまの本位は伝わっていないことがほとんどです。
例えば、親御さまは、「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないか」と心配されているとしたら、お子さまが平常心のときに、親御さまが「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないかと心配している」と感情をこめず淡々と伝えてください。
このとき、少しでもお子さまを責める気持ちがあると、お子さまは「叱られた」と感じ、感情的になってしまいます。
次に「あなたはどう思う?」「どうしたらいいと思う?」とじっくりゆっくりお子さまの意見を聞いてください。
お子さまが行動を変えるには、お子さま自身が決めることが大切です。