コラム
Column
会長増田好子のコラムVOL.90 お子さまを飛躍させられるチャンス到来
これからお正月、新学期と気持ちを新たにできる季節がやってきます。この1か月、3か月でお子さまの様子を観察して、お子さまがほんの少し努力すれば叶えられる目標を見つけてください。そして、お子さまに提案します。0から1を提案することは意外と難しいので、今できていること+αがお勧めです。例えば、毎日学習ができているお子さまなら10分学習時間を増やすとか、教科書音読を1ページ増やすとか、3~5個の単語の暗記を増やすとか。しかし今、全くできてないことをやらせたかったり、今までに自分の行動を意識的に変えた経験のないお子さまに対しては、もっともっとハードルを下げることをお勧めします。例えば、毎日学習ができていないけれど、毎日学習できるように持っていきたいのなら、急がば回れの精神で、まずは毎日続けられること、「あいさつ」や「自分の食事の片づけ」などを提案します。そして、年単位で徐々に毎日学習にもっていきます。家族全員で、元旦に自分のできることを発表するのもとても効果的です。1つ成功体験を持てば、徐々にハードルを上げた目標をクリアできるようになります。ただし、急ぎすぎは禁物。習慣になったことを見届け、習慣が数か月続いた後、何かの節目のときに次の提案をしてみてください。きっとうまくいくはずです。
教室便り2412号 中学生向け 冬休みに取り組むべきこと
中学1、2年生の場合一番はじめに取り組むべきものは学校の宿題です。各中学校で出される内容は、概ねこれまでの復習がほとんどだと思われます。学校の宿題をしっかりこなしていければ、ある程度は復習がしっかりできるはずです。まずは年内を目途に学校の宿題を終わらせるように進めていきましょう。やらなければいけないものは早めに終わらせると、ゆとりをもっていろんなことに取り組めます。年明けからは、1月からの学校の授業に向けた準備をしましょう。具体的には学校から渡されている通年で使う問題集があると思いますので、その問題集を進めて下さい。前回のテスト後から学校の授業で進んでいる範囲は十分学習ができるはずです。年明けの1回目の授業で、テストがあるつもりで問題集を練習してください。そうすることで2つのメリットが生まれます。①1月以降の学校の授業が分かりやすくなる。②次回のテスト勉強が楽になる。これができれば、1月以降の授業やテスト前に余裕が生まれます。中学3年生の場合地域によっては1月中旬から私立高校の入試が始まります。そのため、遅くとも12月までには中学3年間の内容は学習し終わり、中学3年間の基本・標準レベルの問題はできる状態にしておきたいです。そして、12月中に私立高校の過去問に取り組み、合格基準点を越えられるように練習をしていきましょう。もし、中学3年間の復習ができていない場合は、私立高校の過去問演習と並行して、復習に取り組んでいきましょう。地域によっては年明けすぐに、結果が内申点に反映される定期テストがあります。その地域の生徒は、年内に私立高校入試対策をある程度完了し、年末年始から学校のテストに向けての勉強に切り替えましょう。
会長増田好子のコラムVOL.89 やる気の出るフォローの仕方Ⅱ 「行動目標の決め方・継続の仕方のフォロー」
お子さまが改めて行動目標を立てるのは、新学期やテストの結果が出た時・成績が返ってきた時ではないでしょうか。お子さまは「がんばらねば」という気持ちから、行動目標を高く設定してしまいがちです。そして続かない。続かない原因の一つ目は、目標が高すぎるからです。対策としては「目標が高すぎない?」とフォローして、行動目標を下げることです。しかし、それなら目標点に到達しないのではと疑問に思う方もおみえになるのではないでしょうか。目標点ありきで行動目標を立てるのではなく、現在のお子さまの状態から、どのぐらいのことなら続けられるかで行動目標を立てるほうが断然に達成しやすいのです。100を求めて結果は0では元も子もありません。続かない原因の二つ目は、行動目標の継続が難しいことです。お子さまは「今日はやりたくない。」と気持ちに負けてしまい「続かない、自分にはやっぱりできない。」と学習の継続を断念してしまいます。対策としては、そんなお子さまに「1日やって3日休んでも、また1日やったら、それは続けたことになるんだよ」とフォロー、そして必要ならば「もしかしたら行動目標があってなかったのかもしれないから、見直してみたら?」と行動目標を見直す提案をすることも大切です。お子さまは気が楽になり、「これならできるかもしれない。」と自信を持って先に進むことが容易になるはずです。そして、この“やる気の出るフォローの仕方”は、8・9月に書かせていただいた“やる気の出るほめ方”と組み合わせていただくと、大きく効果が出るはずです。これらは、お子さまをよく観察していないとできません。お子さまを観察することで他のコミュニケーションも取りやすくなり、お子さまとのより良い関係を作ることが可能になります。ぜひやってみてください。
教室便り2411号 ケアレスミスをなくす方法
hakken.では中学生を対象にテスト後、一緒に振り返りを行っています。一緒に振り返りをしていると、良く出てくる内容が「ケアレスミスをなくす」です。お子さまが「ケアレスミスをなくす」と言ったときに、いつも「どうしたらケアレスミスはなくせるの?」と聞くようにしています。ほとんどのお子さまは「しっかり見直しをする」と答えます。ここで重要なことは、お子さま自身が具体的な対策をとっているかどうかです。この曖昧なことを具体的にどのように行動するか決めることでミスはなくなっていきます。まず前提としてふたつのことを自覚することが大切です。ひとつ目は、ミス=不正解と思っているかどうかです。本当はわかっていたけどミスしただけと考えてミスをしたことをそのままにして、対策をしていないことが多いです。ふたつ目は、自分=ミスをする、と思っているかどうかです。人間である以上ミスをしない人間はいません。ミスでテストの点数を落とさない子のほとんどは、自分がミスをする前提で問題を解いています。次に、ケアレスミスをなくす対策として大切なことをふたつご紹介します。ひとつ目は、自分がミスをしやすいパターンを知ることです。勉強をしていて間違えた問題は、直しをするだけではなく、自分はどういった時にミスをしやすいのかを知り、次同じような問題に出会ったときにミスを防げるかどうかが大切です。たとえば、英語の問題で3単現のsを忘れやすいなら、文章を書いた後、必ず動詞の形をチェックする。数学の問題なら途中式を詳しく書く。符号間違いをしやすいなら、符号を強調して書くなど。具体的な対策をとっていくとミスは減っていきます。ふたつ目は問題を解きながら見直しをすることです。時間が余れば見直しをすると決めていると、時間がない時は見直しができません。特に入試本番などは時間が足らないことが多いので、普段から問題を解きながら、ミスをしていないかを確認していく必要があります。ここで自分がミスをしやすいパターンを知っていると、具体的に何に気をつければいいのかが分かるので、更にミスをしにくくなります。テスト本番は普段勉強している時よりも緊張していたり、あせったりなどして、ミスをしやすい状況にあります。ミスをなくすには、テストの時だけ気をつけてもなくなることはまずありません。普段の勉強でミスがなくなれば本番でもミスはなくなってくるので、普段の勉強のときから、ミスを減らす対策をとっていきましょう。
会長増田好子のコラムVOL.88 やる気の出るフォローの仕方Ⅰ 「テストの結果でのフォロー」
テストの結果が出ると、間違えたところばかりに目を向けてしまい、お子さまのダメなところばかりが見えてしまいます。少し見方を変えて、どの部分で間違えているのか、を確認してみましょう。例えば数学では、最初の1/3ができているかどうかを確認します。最初の1/3で、できているところをお子さまと一緒に確認し「この部分はできているよね。(この言葉が最も重要)次のテストでは、この最初の1/3を満点にすることを目標にしない?」と声を掛けます。最初の1/3がほとんどできているお子さまなら、最初の1/2の部分を確認して、同じように次のテストでは最初の1/2を満点にすることを提案します。そして、残りの問題は、できているところだけを「たぶん後半は難しい問題だから、できているのはすばらしいよね。」と褒めて、後半の問題の間違いには触れないでください。前半の問題を満点にするためは、どのような学習をすればよいか、各教室の教室長に相談していただければ回答が得られます。このようにお子さまをフォローすることで、具体的な次の目標が明白になり、お子さまは行動をとりやすくなります。5教科の成績を上げたいのはやまやまですが、目標は達成してこそ自信がつき、次の目標達成の原動力となります。最初は達成目標にする教科は、1教科、多くても2教科にすることをお勧めします。成功体験があればこそ、前向きに努力ができるようになります。人は経験と自己肯定感なくしては、頑張る力はわいてこないのです。ぜひお子さまの自己肯定感を、8・9月に書かせていただいた“やる気の出るほめ方”で強固なものにしてあげてください。
教室便り2410号 小さなつまずきが勉強を苦手にする
勉強が苦手な子は、なぜ苦手になってしまったのでしょうか。気付かないほどの小さなつまずきが、積もりに積もって問題が表面化したとき、解決できない状態になっています。特に小学校高学年、中学校1年生は前の学年に比べて学習内容が複雑になる学年のため、問題が表面化しやすくなります。それまでに学習してきたことがしっかり理解できていないと、子どもたちはとたんに授業についていけなくなります。反対に、それまでにそれぞれの学年のつまずきをおさえていれば、授業についていけなくなるという可能性は低くなります。hakken.で使用する教材は、個人の状態や理解度、進捗状況によってレベルを変えています。皆がみんな同じレベルの問題をこなしているわけではありません。例えば小学生ならば、たし算、ひき算、九九、わり算、分数・小数の計算といった基礎計算は、どの学年であっても完璧になるまで行います。基礎問題ができていないのに、応用問題ばかりを学習しても期待した効果はなかなか得られません。難しい応用問題の解法を学んでも、その場ではできるかもしれません。基礎ができていないと数日もすると身についていないことが多く、学習にかかった時間の割には効果がありません。基本~標準問題の徹底に時間をかける方が、テストの点数も取りやすく、結果的に応用問題も解けるようになります。hakken.がオリジナルの教材システムの中で基礎、標準問題の定着に重点をおいているのは、そのためです。小学校で学習する内容のほとんどは中学校の内容の基礎が中心です。実は中2の合同や中3の相似もすでに小学校で学習をしています。どの教科の単元も基礎を完璧に定着させて、知識として蓄積させていければ、中学校での学習も楽になります。
会長増田好子のコラムVOL.87 やる気の出るほめ方Ⅱ 中学生・高校生でも間に合う
先月お伝えした「やる気が出るほめ方」では以下の三つをお願いしました。① 大人が期待するお子さまがほんの少し意識すればできることをお子さまに伝える。② 当たり前にできていることを具体的にほめ、感謝の気持ちを頻繁にお子さまに伝える。③ 大人が期待する方向に少しでも変化があれば、ほめ言葉と一緒にお子さまに伝える。変化はありましたでしょうか。先月にもお伝えしたように、中高生は反応が悪かったり、褒められるのを嫌がっているような態度をとることが多々あります。しかし、気長に続けていただくと少しずつ変化が出てきますのでお付き合いしていただけると幸いです。今月は先月の三つに加えもう一つ効果的な方法があります。それは、当たり前にできていることを「前に比べると~ができるようになったね。」とお子さまに伝えることです。例えば「前は一人では寝られなかったあなたが、今ではいっぱいできることが増えてすごいよね。」「前は宿題出さないときもあったけど近頃は期限前に出しているようね。すごいと思うよ。」「あなたの部屋、以前に比べるときれいだよね。すご~い。」(実際はほんの少しきれいになっただけ)「以前にも増して、部活楽しそうだね。あなたが楽しそうだと嬉しいわ。」などなどそして極め付きは「あなたは、できないことも少しずつだけどできるようになって(改善されて)いくね。すごいと思うよ。」と。この言葉をお子さまと共有できたなら、お子さまは前向きに努力をして行けるようになっていくはずです。そのためにも大人がお子さまの小さな小さな変化を見つける目を養うことが必要です。どうかお子さまのためにお子さまの小さな小さな変化を見つけてあげてください
教室便り2409号 継続するためのコツ~続けるための技術~
新しく何かを始めるときに一番難しいことのひとつは、続けることです。運動でも、ダイエットでも、勉強でも、やれば自分のためになると分かっていても続けられないことはたくさんあります。続けることを難しくしていることの原因は、1日の時間が24時間と限られていることです。そのため、新しい何かを始めるときに今の生活の中にやみくもに取り入れてしまうと、結局もとの生活に戻ってしまいます。今の生活スタイルは、すでにずっと続けることができるものの集まりの上に成り立っているからです。今やっていることは新しいことよりも簡単に続けられ、しかも慣れていることなので、一時的にしなくても意識しないと自然とまたしてしまうことになります。 何か新しいことを始めるには、まず今自分が自然と続けていることをやめることが大切です。それによって時間を捻出することができれば、新しい取り組みを続けやすくなります。 例えば、いつも家に帰ってきたらとりあえずスマホを見ることをやめて、その時間に新しいことをしてみるなどです。まずはやめる習慣をはっきりと決めることが重要です。やめる習慣は自分にとって重要でないものを選ぶ方が効果的です。スマホを見ることが自分にとって重要ならやめることは簡単ではなくなります。 しかしそうは簡単にやめられない場合があります。そのときは、今やっていることの時間を短くすることです。例えば今まではスマホを1時間見ていたら、それを50分にしてみて、10分新しいことをしてみるなどです。ここでのポイントはいきなり、たくさんの時間を削らないことです。はじめは継続することが目標なので、始めは5~10分などの短い時間などで始めて、続けられるようになれば15分、20分と増やしていく方が成功率は高くなります。まずは今自分が、毎日時間をどのように使っているかを振り返り、やめたい時間の使い方を見つけて、新しい取り組みにチャレンジしてみましょう。
会長増田好子のコラムVOL.86 やる気の出るほめ方 中学生・高校生でも間に合う
大人が期待する「やる気」を1回のほめ言葉で出させることはなかなか難しいのですが、根気よくやっていただくと効果は出てきます。方法は次の通りです。①「お子さまの現時点でのやる気」と「あなたが求めるやる気」の差に大きな開きがあることを自覚して、お子さまに求めるほんの少し意識すればできることを決めます。② ほんの少し意識すればできることを週に1回以内、当たり前にできていることを具体的に1日に2回以上ほめたり、感謝の気持ちを伝えたりしてください。内容は同じでも構いません。そして、お子さまに求めることを話すときは、必ず褒め言葉とともに話すことを心がけてください。例えば、朝に『今更だけど、~くんの朝のあいさつで1日がんばれるわ。ありがとう。』夜に『本当は毎日5分でもいいから勉強時間を増やしてほしいけど、宿題をきちっと出しているのは、えらいよね。』とか。『あなたの笑顔が私のエネルギー源になるわ』とか『おしゃれのセンスあるよね。』とか。なんでもかんでもほめ言葉や感謝の言葉にしてみてください。③ 小さな変化を見逃さず、変化を具体的に伝える。例えば、「近頃よくいろんな話してくれるね。ありがとう。」とか、「なんか今日は笑顔がいっぱいでうれしい。」「近頃、机にむかうことが多くなっているような気がするけど。すごいね。」とか。中高生だと、反応が悪い場合や褒められるのが嫌なのかな、と思うような態度をとることがありますが、心の中は満面の笑みです。1週間ほど続けていただくと段々と笑顔が増え、あなたの言葉に関心を示すようになります。そして、お子さまの心が、あなたのほめ言葉や感謝の言葉で一杯になると少しずつ、少しずつ頑張りを見せてきます。最初はじっくり観察しないとわからないほどの小さなやる気かもしれませんが、お子さまは確実に変わっていきます。この積み重ねが机にむかう時間を長くしていきます。
教室便り2408号 公立中1,2年生の夏休みの過ごし方~2学期に向けて~
多くの公立中学校では、秋は社会見学や運動会、文化祭など行事が多くなる時期でもあります。冬休みまでの間に定期テストも2回実施される学校がほとんどです。行事が多く、テストも2回あるため、2学期は授業スピードが速くなることが多いです。1学期と同じペースで学習すると、進度についていけなくなる可能性があります。中学1年生の場合は、2学期からテストの平均点も下がってきます。1学期の中間テストは平均点も高く、英語であればアルファベットやローマ字、簡単な英文だけのテストであることが多いですが、2学期のテストからは一般動詞や三人称単数なども出題され、平均点も中2,3年生と同じ60点前後になってきます。そのため多くの中学1年生は、2学期の成績は下がります。平均点が下がるので当たり前のことですが、勉強内容が難しくなり、テストの点も下がることで親も子も、テストの点に危機感を感じたり、勉強についていけないと感じ始める生徒が多くなります。夏休みにしておきたいことは、2学期に向けた準備です。まずはお盆前後までに、学校の宿題を終わらせ、お盆以降は2学期に向けた準備をしていきましょう。具体的にすることは2つです。ひとつ目は、前回のテスト後に学校の授業で学習した範囲の学習を、学校指定の問題集を使って進めていきましょう。この範囲は次回のテスト範囲にもなります。休みの間に取り組んでおくことで、次回のテスト期間に取り組むべきことを減らすことができ、更には2学期からの授業も分かりやすくなります。最低でも夏休み中に、学校の授業で学習した範囲の学習はしておきましょう。2つ目は、予習です。予習も学校の問題集を使うことをおすすめします。予習をすることで更にテスト期間に余裕が生まれ、学校の授業も分かりやすくなります。塾で習っている教科は学校よりも進んでいるので、学校の問題集も塾で進んでいる所までは進めておきましょう。この夏にしっかりと2学期に向けて準備をしていきましょう。
会長増田好子のコラムVOL.85 英語学習はhakken.で小学生の内に
中学・高校で英語が得意な人とそうでない人の一番大きな違いは、英単語力です。2020年の教科書改訂から中学1年生で習う英語は、小学校で学習した英語は全ての内容が頭に入っているという前提で進められます。小学校で習う英単語は、小学校で覚えるわけではありません。しかし、小学校で習うとされる700語の英単語は、中学1年生4月時点で覚えていて当たり前の授業が開始され、テストでも出題されます。小学生の内に700語の英単語を覚えていない中学生は、中学校での英語学習はマイナスからのスタートになり、非常に苦労しているのが現状です。2020年以前の英語学習を基本に、お子さまの英語学習を考えてみえる方は、ぜひこの機会に考えを変えられることをお勧めいたします。せっかくの中学生活を学業に振り回されることなく過ごしていただくために、英会話学習だけでなく、受け身の英語学習でなく、hakken.の英語学習を受講していただくことを切に願っております。小学生英語コースは〇 「文法+英単語」コース〇 「文法+英単語+日本語が話せる外国人講師によるオンライン英会話」コースがあります。
教室便り2407号 中学3年生の夏休みの過ごし方
私立高校の入試は早い高校で1月に行われます。中学3年生はあと半年で入試を迎えることになります。高校入試の日程から考えると夏休みに中学3年生が最低限するべきことは、これまで学習した中1から中3の内容の基礎~標準問題をマスターすることです。また偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまは、標準~応用問題もこの夏である程度マスターすることが求められます。入試までに長期の休みはこの夏休みと、冬休みがあります。ですが冬休みに基本~標準の復習ができる時間は多くありません。それは冬休み明けには内申点にかかわる重要なテストが学校で実施され、その数日後には私立高校の入試が始まるためです。もちろん夏休み以降も復習する時間を取ることも可能です。ですが2学期のテストの成績は内申点に大きく影響します。内申点が十分あればよいですが、多くのお子さまはそうではありません。夏休み以降はテストの内容に力を入れられるように、夏休みの間に復習をある程度仕上げていくことが重要です。そのため、この夏にどこまで復習ができるかが受験の結果を大きく左右することになります。復習をするときに大切なことは入試にどのような問題が出題されているかを把握することです。公立高校の入試の場合、どの高校を受験しても問題は同じになります。問題の難易度は、6割近くは基本~標準問題で、中1~中3の範囲がまんべんなく出題されています。そのため公立高校の受験に合格しやすい子は、ある特定の分野の難しい問題ができる子ではなく、中学3年間の範囲の基本~標準が完璧にできる子です。それを踏まえ、まずはこの夏にこれまで学習した範囲の基本~標準問題を学習していきましょう。それが完璧になってから標準レベル以上の問題を学習するほうが、効率もよく、合格にもつながりやすいといえます。そのため偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまも、まずは基本~標準問題をマスターしていきましょう。難しい問題が解けることはもちろん大切ですが、受験では基本~標準問題で間違えることは、致命的になる場合があります。計算ミスも含め、基本~標準問題は確実に取れるように練習しましょう。
会長増田好子のコラムVOL.84 英検合格で入試を有利に「hakken.英検コース」
昨今、英検を利用した中学・高校・大学入試が増えています。小学生は、中学校に上がるまでに「hakken.英検コース」で力をつけていきましょう。準2や2級も夢ではありませんし、hakken.英検コースであれば英検の級は取れたけど、中学校の成績がイマイチということもありません。「hakken.英検コース」は、「日本語がわかる担任制の外国人講師による1対1のオンラインレッスン」+「書く力と英文法の力を身につける1対2~3の個別レッスン」で構成されているので、楽しく力をつけることができます。中学生は、学年相当の級を受験してみてください。もちろん余裕のある方は上位級の受験を目指しましょう!高校生は、大学入試のためにぜひ「hakken.英検コース」で力をつけ、準2級、2級、準1級にチャレンジしていきましょう。偏差値40+αの高校生が英検の利用で法政大学に合格したり、進学校でない高校でも、英検を利用し、名古屋外語大学に合格された方もいます。英検の級を持っていると有利なことがありますし、中には、英検3級を入試利用できる大学もあります。下記の□内の一覧は、英検を入試に利用できる大学の一部です。学部にもよりますので、詳しくは各大学のホームページ等で調べてみてください。国公立大学準1級…国際教養、東京教養、東京芸術、広島、長崎、鹿児島、etc2級 …大阪教育、叡啓、尾道市立、山口、宮崎、etc準2級…東京海洋、長野、兵庫県立、etc私立大学準1級…青山学院、中央、日本医科、愛知学院、皇學館、京都産業、同志社女子、etc2級 …東京国際、文教、神田外語、淑徳、東京情報、大妻女子、共立女子、東海、法政、明治、早稲田、名古屋商科、南山、仏教、立命館、追手門学院、神戸女学院、兵庫医科、手塚山、etc準2級…学習院、立正、大阪経済法科、大阪歯科、関西外語、近畿、etc
教室便り2406号 小学生のうちに英語を書く練習をしよう!
2020年度より公立小学校で英語学習が導入されましたが、多くの小学校では、英語を読む、聞く、話すことの活動がほとんどで、英語を書くことが少ないのが現状です。それにもかかわらず中学校に入学すると、小学校で学習した600~700個の英単語は書くことができる前提で授業がスタートします。そのため、小学生のうちに英語を書く練習をしっかりとしていないお子さまの多くは、中学校の英語学習につまずきやすくなっているのが現状です。一方で、ご自宅で英語を学習し、英検を取得したり、英会話教室に通われているお子さまは年々多くなってきています。ただ、ご自宅での英語学習や、英会話教室で、しっかりと英語を書く練習が出来ていないケースも多く、英検は取っているのに、英会話教室に何年も通ったのに、中学校の英語のテストで点が取れないというお声もよく聞くようになりました。中学校のテストは書くことが中心で、内容も文法についてのものが多いため、英検、英会話だけでは、中学校のテスト内容が網羅出来ない事も多いです。もちろん、英検や英会話は無駄ではなく、英語の基礎を作るためにはとても重要な要素ですが、中学校のテストで点を取るためには、しっかりと書く練習をする必要があります。そのため、hakken.の英検コースや、小学生の英語コースでは英語を書くことにも力を入れています。英検取得、英語の基礎力を身につけることはもちろん、中学校やその先で求められる力も見据えて小学生の英語コースを設計しています。近年、英語コースの小学生の受講者も多くなってきており、英検をhakken.で取得した生徒も増えてきています。ぜひお気軽にご相談ください。
会長増田好子のコラムVOL.83 hakken.英検コースの優位性
hakken.の英検コースは、日本語が分かる外国人講師による1対1のオンラインレッスン+書く力と英文法の力を身につける1対2~3の個別レッスンのハイブリッドです。これにより英検合格はもちろん、中学校や入試で必要な聞く力、話す力、書く力と英文法の力も身につきます。幼い時から英会話を習っていても中学生になると点が取れない。小学生のうちに英検3級や準2級を取ったのに,中学生になると点が取れない。こんなお悩みをかかえられ,hakken.に来てくださる方が年々増えております。そんなお子さまを指導してわかることは,「書く力と英文法の力」が備わっていないことです。中学校や高校入試では,「書く力と英文法の力」が重視されます。テストに出てくる英作や長文読解では、単語や熟語をすらすら書き、文法を理解しておく必要があります。スペルも1文字でも違ったら減点になります。小学校で英語が導入されたことにより,中学校の英語は一段と難しくなりました。難しくなった理由は,小学校で習った単語は書ける,文法は理解しているという前提で授業が行われるからです。小学校では単語をほとんど覚えたことがないのに,中学生になった途端に,何十個,何百個の単語を一度に覚えることを要求されます。また,2021年の教科書改訂で,それまでは別々に学習していたbe動詞と一般動詞が1年生の最初に一度に出てきたり,中2で習っていた不定詞が1年生で出てきたり,中学1年生の英語の学習負担が大幅に増加しました。小学生の皆さま,中学時代を余裕を持って送れるように,ぜひぜひhakken.の英検コースを受講してください。中学生の皆さま,英語を得意科目にするために,書き重視のhakken.の英語をぜひ受講してください。高校生の皆さま,大学入試を優位に進められるhakken.の英検コースをぜひ受講してください。
教室便り2405号 勉強に必要な4つの基礎力
勉強に必要な基本的な力は4つに集約されます。hakken.ではその力を「作業力」「暗記力」「定着力」「セルフコントロール力」と位置付けています。どんな問題も読んで正しく理解し、考え、解くというプロセスは共通です。そこに欠かせない4つの能力を身につけることで読解力や思考力も向上していきます。今はもちろん、この先も役立つ力です。hakken.ではこの4つの能力を身につける学習方法と子どもたちに「主体性(自分の意志で判断し行動しようとする態度)」と「自立(自分の力で物事をやっていくこと)」の力を身につけるための練習を毎回の授業で行っています。子どもたちが主体的に授業に取り組むために、「魔法のランプ」でその日の学習目標を決め、学習を振り返ることができる目標シートを使用しています。また日々の学習では、子どもたちの自立を高める仕掛けとして、記憶の仕組みを考慮しながら繰り返し学習をすることで、覚えた内容を自分のものにしていく力を育てています。大人や教師からみると、お子さまの字が汚い、計算が遅い、ミスをしても気にしていないなど、細かなところについつい目がいってしまうこともあります。これらのことの多くは、お子さまの勉強に向かう姿勢や勉強に対する考え方が表面化してきたものだと考えています。言葉で指示をして、字をきれいに書かせたり計算を早くさせたり、ミスを厳しく指摘したりすることで抑えることもできるでしょう。ですが、それでは表面的にできるようになっただけで、また指示を続けないとできるようになりません。また、言葉で指示を続けていくことで勉強嫌いを助長したり、勉強を作業としてこなし理解しようとしなくなったりすることもよくあります。その結果として、ある程度厳しく指示をすることで成績が伸びてもその後、伸び悩むことが多くなります。少し遠回りに見えますが、根本にある勉強に向かう姿勢や勉強についての考え方を見直し、能力を高めていくことが、結果的に近道になると考えています。
会長増田好子のコラムVOL.82 「hakken.英検対策コース」何かが違う!!
「幼い時から英語を習っているけど,どうして中学生になると点が取れないの?」「小学生のうちに英検準2級取ったのに,どうして中学生になると点が取れないの?」こんな悩みを持ってみえる方はいませんか?それは,「書く力と英文法の力」が足らないからです。中学校の英語で高得点を取るためには,この「書く力と英文法の力」をとても必要とします。「hakken.英検対策コース」は,「外国人講師による英会話の1対1のオンライン個人レッスン」と「書く力と英文法の力を身につける1対2~3の個別レッスン」を組み合わせて授業をしています。みんな楽しく学習できるのも先生とのコミュニケーションと「聞く・話す・書く・覚える」力からくる自信によるものだと自負しています。昨今,英検が利用できる中学入試,高校入試,大学入試が増えています。hakken.では,中学生までは定期テスト対策・入試対策の英語を,そして高校からは英検対策コースを受講する高校生が増えています。幼児さんや小学生も楽しく学んでいます。皆さんもぜひ,笑顔が絶えない「hakken.英検対策コース」を検討してみてください。
教室レポート No.10
ちょっとのぞいて見ました!!今日は、岐阜北校へおじゃましました!
教室便り2404号 4月からNHKラジオの英語講座を家庭学習に取り入れてみませんか
2020年度に小学校の英語教育が刷新され、2021年度は中学校、2022年度には高校英語の教科書が新しくなりました。大学入試のセンター試験に代わる共通テストでは、出題内容の50%がリスニングに変わり、日本の英語教育は大きく変わってきています。そのため従来の勉強方法のままでは、英語の「聞く・話す」対策は難しく、勉強の仕方を変えていく必要があります。また、英語の4技能の中で特に「聞く・話す」の2つは、筋力トレーニングのように日々のトレーニングが重要です。一番手軽に英語の「聞く・話す」をトレーニングできるおすすめは、NHKラジオの英語講座です。NHKラジオの英語講座は英語初心者からビジネス英語まで、さまざまなレベルの受講者に向けた講座があります。講座の時間は15分が基本で、中には5分、10分といった短時間の講座もあります。講師は日本でも英語教育においてトップクラスの方が担当しており、内容もとても充実しています。ラジオだと聞くだけのイメージですが発音練習の時間もあり、話す練習もできます。しかもラジオだけなら費用もかからず、毎月テキストを購入したとしても500円もかかりません。テキストはほとんどの書店で購入できます。テキストもよく作りこまれており、英文を多読する教材としてもおすすめできます。1年間分のテキストを読めば、学校で1年間に習う英文の4倍以上の文章量を読むことができます。ラジオは時間が決まっているので学習が難しそうですが、今はスマートフォン用の無料アプリがあります。これを使えば先週分の放送を好きな時に、好きなだけ聞くことができます。そのため、合間の時間に聞くことが可能で、毎日の生活の中にも取り入れやすくなっています。また、もっと話すトレーニングもしたいと思われた場合は、hakken.のオンライン英会話がおすすめです。NHKラジオの英語講座や学校や家庭での日々の英語学習はいわば、筋トレのようなものです。そして、オンライン英会話は試合のようなものです。トレーニングだけでは単調でも、試合を組み合わせることで、やる気もUPし、成果も感じられ続けやすくなります。
会長増田好子のコラムVOL.81 学習能力を上げてこそ,効率の良い学習ができる 優秀児が当たり前に持つ学習能力
野球に疎い私ですが,大谷選手の練習風景を見たことがあります。彼はボールを打ったり,投げたりという野球に直接的な練習だけでなく,筋肉トレーニングやランニングなど基礎トレーニングをしていました。きっと,彼の目標を手にするために必要な練習なのでしょう。学習も同じで,大谷選手の基礎トレーニングにあたる学習能力を上げるトレーニングが必要です。この学習能力を上げるトレーニングによって効率よく学習ができ,結果が出やすくなるからです。hakken.のやり方で学習することで,自然につく能力が作業力,暗記力,定着力そしてセルフコントロール力です。この4つの学習能力は個人差がとても大きいです。学年で10番以内に入るお子さまはこの4つの学習能力がとても高く,学習時間が短くても定期テストで90点以上をとります。平均点以上90点未満のお子さまにはこの能力を開花させていない方もおみえになり,hakken.の学習でこれら4つの学習能力を開花させると,今まで苦手だと思っていた教科の点数も短期間で上がります。また,この4つの学習能力があまり高くない方もいらっしゃいます。そんな方こそ,hakken.の学習方法で4つの学習能力を上げることが必要となります。能力開発というと幼い子をイメージしがちですが,この4つの能力については,中学生でもトレーニングで向上させることができます。しかし幼いうちに始められることで,より高度な学習能力を手にすることができるのも事実です。また,教科により必要な学習能力も違います。少しでも「苦手かもしれない」と感じたら,hakken.ですぐに学習を始められることをお勧めします。