コラム(7ページ目)
Column
会長増田好子のコラムVOL.53 お子さまへの対応について
「お子さまが自信を持ち、目標に向かって進む」ための質問を用意しました。○が10個以上あった方はすばらしいと思います。お子さまが30歳になった時を子育ての達成目標にされると、余裕をもってお子さまに接することができると思います。
①お子さまの長所を探そうとしている。
②お子さまのちょっとした良い行動をお子さまに伝えている。
③お子さまが何に興味を持っているか常に観察している。
④お子さまの意見をお子さまと親御さまが平常心の時に聞いている。
⑤お子さまの「イヤ」を尊重している。
⑥突っ込んだ話をお子さまと親御さまが平常心の時にしている。
⑦直して欲しいことや困っていることをお子さまと親御さまが平常心の時に話し合っている。
⑧お子さまに関係することは、たとえ小さなことでも、お子さまの意見を聞き決定している。
⑨お子さまの結果(テストやクラブ活動の結果など)に対して、否定をしていない。
⑩お子さまの交友関係に対して、あれこれと指図していない。
⑪お子さまの机やかばんなどに、勝手に触ったりしていない。
⑫お子さまのやりたいことや夢を共有している。
⑬お子さまに家庭内での役割を与えている。
⑭夫婦がお互いの過保護や過干渉を見つけたとき話し合っている。
⑮夫婦があいさつや「ありがとう」「ごめんなさい」をしっかりと言えている。
教室便り2108号 中学3年生の夏休みの過ごし方
私立高校の入試は早い高校で1月に行われます。中学3年生はあと半年で入試を迎えることになります。高校入試の日程から考えると夏休みに中学3年生が最低限するべきことは、これまで学習した中1から中3の内容の基礎~標準問題をマスターすることです。また偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまは、標準~応用問題もこの夏である程度マスターすることが求められます。入試までに長期の休みはこの夏休みと、冬休みがあります。ですが冬休みに基本~標準の復習ができる時間は多くありません。それは冬休み明けには内申点にかかわる重要なテストが学校で実施され、その数日後には私立高校の入試が始まるためです。もちろん夏休み以降も復習する時間を取ることも可能です。ですが2学期のテストの成績は内申点に大きく影響します。内申点が十分あればよいですが、多くのお子さまはそうではありません。夏休み以降はテストの内容に力を入れられるように、夏休みの間に復習をある程度仕上げていくことが重要です。そのため、この夏にどこまで復習ができるかが受験の結果を大きく左右することになります。復習をするときに大切なことは入試にどのような問題が出題されているかを把握することです。公立高校の入試の場合、どの高校を受験しても問題は同じになります。問題の難易度は6割近く基本~標準問題が出題され、中1~中3の範囲がまんべんなく出題されています。そのため公立高校の受験に合格しやすい子は、ある特定の分野の難しい問題ができる子ではなく、中学3年間の範囲の基本~標準が完璧にできる子です。それを踏まえ、まずはこの夏にこれまで学習した範囲の基本~標準問題を学習していきましょう。それが完璧になってから標準レベル以上の問題を学習するほうが、効率もよく、合格にもつながりやすいといえます。そのため偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまも、まずは基本~標準問題をマスターしていきましょう。難しい問題が解けることはもちろん大切ですが、受験では基本~標準問題で間違えることは、致命的になる場合があります。計算ミスも含め、基本~標準問題は確実に取れるように練習しましょう。
会長増田好子のコラムVOL.52 定期テストの点数を上げる
定期テストは基本から応用問題まで幅広く出題されます。普段90点を取っているお子さまでも、基本問題で10~20点を落とす場合もあります。普段の勉強やテスト前の勉強でも、基本の計算は出来るから大丈夫とほとんど解かずに難しい問題ばかり取り組んでいるお子さまがいます。結局、基本問題・標準問題で点を落とし、取れるはずの点数を10~20点も落としてしまいます。応用問題は、学年でも数人しか解けない問題です。基本問題・標準問題を完璧にすれば、ほとんどのテストで80点を取ることができます。 例えば日頃40~50点くらいのお子さまなら基本・標準問題をしっかりと解答することができれば20点以上の点数アップは可能です。また応用問題の多くは基本・標準問題の複合問題です。そのため80点が取れるようになれば、80点以上を狙うために必要な応用問題も解けるようになってきます。このように段階を追って学習することが、成績UPの秘訣です。hakken.ではどの教科の教材もこの方法で学習を進めています。おうちでもぜひ真似してみてください。この方法で家庭学習を進めているお子さまはしっかりと点を取っていくことができています。
教室便り2107号 中学生は理科・社会・国語こそ問題集を使った勉強を!
理科・社会・国語の学校の授業は、基本的に解説がメインの授業です。理科の授業であれば、現象や仕組み、実験について解説を聞きます。社会の授業であれば、地理、歴史、公民の内容について解説を聞きます。国語の授業であれば、小説、論説文、漢字、文法について解説を聞きます。そしてテストでは問題が出題され解答する方式です。しかし数学の授業であれば定理など解説を聞きますが、実際に問題を演習したり、解法の解説を聞くことが多く、より実践的でテストの内容と同じことを授業中に行っています。つまり理科・社会・国語は授業中に問題演習をすることが少ないため、授業中にやっていることとテストでやっていることに違いがでてきます。テストで点を取るためには、テストと同じ内容を練習する必要があります。問題演習を行い、できる問題を多くしていくことが、テストで点数を取るために必要な練習です。理科・社会・国語は授業で問題演習を行わないため、授業を聞いているだけではテストで点を取ることが難しい教科であると言えます。まずは理科・社会・国語の授業の特徴を知ることが重要です。理科・社会・国語は授業で問題演習をしない分、物理的な演習量が少なくなる傾向があります。そのため理科・社会・国語は意図的に演習量を増やす必要があります。理科・社会・国語のテストで点が取れない、勉強の仕方が分からない生徒の場合、共通点として、演習量が圧倒的に足りていない場合がほとんどです。実際、学校の問題集をどのくらい練習したかを尋ねると、1回通して問題集を練習しただけというケースがとても多いです。まずはhakken.で学習しているように、問題集にある問題は繰り返し学習してできるようにしていきましょう。問題集を自分で繰り返し学習して、解ける問題を多くしていくことができれば自分で勉強する力も身についてきます。
hakken.教室コラムVOL.122 英検協会より2020年度優秀団体の表彰を受けました。
公益財団法人日本英語検定協会より、2020年度の優秀な団体として表彰受けました。hakken.より多数の合格者が出たことを受けての表彰です。英検をhakken.で受験して下さった方々の頑張りが今回の表彰に繋がりました。ありがとうございました。hakken.はこれからも英語教育に力を入れていきます。
会長増田好子のコラムVOL.51 マンツーマン オンライン英会話 hakken.での早期学習をお勧め致します。
マンツーマンオンライン英会話は、特に小学生低学年や英語を得意としているお子さまに人気があります。英語を好きになるためには、単語や文法を覚えることは必須ですが、英語に慣れ親しむことも必要です。そのためには、オンライン英会話は25分みっちり英語漬けになるため効果は高いのです。現状としましては、親御さま自身がオンライン英会話を「難しそう」と思われ、敬遠される場合やお子さま自身が「はずかしい」と思われ敬遠される場合が多いようにお見受けいたします。実際習っている方は、「はずかしい」と思わない低学年のお子さま、英語に自信を持っている中学生以上の方が多いです。日々hakken.のオンライン英会話を受講されているお子さまが、どんどん英語に自信を持っていかれる姿を目の当たりにしております。 お子さまの「はずかしい」気持ちが芽生えない前に一度チャレンジしてみてください。hakken.のマンツーマンオンライン英会話は、hakken.の日本人講師のサポートがあり、外国人の先生もいつも同じ先生が授業をします。そしてhakken.の各校長も、hakken.のマンツーマンオンライン英会話を毎週受講しております。オンライン英会話の効果と楽しさを各校長自身が体験しているからこそ、ぜひお子さまにお勧めしたいと思っています。体験学習も受け付けておりますので、ご希望の方は通塾されている教室までご連絡ください。
教室便り2106号 テスト勉強の仕方
学校の定期テストは、学校の問題集、教科書から出される問題が多いため、学校の問題集を繰り返しやることがもっともテストの点に繋がります。学校にもよりますが、テストの少なくとも80%以上は学校の問題集や教科書の類題から出題されています。 毎年、さまざまな定期テストの問題を見ていますが、まったく初めて見る問題に出会うことはほとんどありません。どの問題もどこかで見たことのあるものばかりです。目標はすべての問題をできる状態にすることです。問題集をやる時、1回目の学習はできる問題とできない問題の仕分けをします。そのため、1回だけ問題集をやっても、できる問題はあまり増えません。2回目以降からが本当の勉強です。2回目は1回目でできなかった問題だけを練習してください。3回目は2回目でできなかった問題だけを練習してください。hakken.での学習と同じように、間違えた問題はできるようになるまで繰り返し学習しましょう。採点は、少なくとも大問単位で採点をすることがおすすめです。hakken.での学習の様に数問単位で採点してもOKです。その理由は3つあります。1.まとめて採点すると見直し、やり直しが億劫になる。2.数問単位で採点をしていけば、次の問題の正答率が上がる。3.やったその時が一番その問題を覚えているので、効率が良い。 問題集をやる目的は、できない問題をできるようにすることです。そのために、採点、やり直しをすぐすることで効率よくできる問題を増やすことができます。また、分からない問題は、解答・解説を見てください。考えることももちろん重要ですが、数学も含め勉強のほとんどは暗記です。分からなかった問題は、解答・解説をみて、知識、解き方を覚えることが先です。知識、解き方を覚えてから、考えることが大切です。定期テストの結果は、テストまでに学校の問題集をどのように取り組むかで大きく変わってきます。効果的に問題集を使うことができれば、80点以上は狙うことができます。まずは、学校の問題集を徹底的に取り組みましょう。
会長増田好子のコラムVOL.50 学力を上げるコツ
学校でもほとんどの学習塾でも、学力を定着させるために「習う単元に必要な問題」を学習するように指導します。これは「100点をとるためには、この内容を完璧に学習しなさい。」ということす。ただ、完璧に学習できるのは、ほんの一部のお子さまで、ほとんどのお子さまは完璧にマスターすることが難しいのが現状です。お子さまそれぞれに学習の習熟度があり、また完璧にするまでの時間にも個人差があります。同じ時間をかけるとしたら、今90点以上取っているお子さまと、70点、50点…を取っているお子さまでは同じ問題を学習しても、完璧にできる内容が違ってくるのは当然のことです。どの点数を取っているお子さまでも大切なことは、何で点を落としているかを分析し、何を学習して、何を学習しないかを決めることです。例えば、問題をABレベル=基礎問題、Cレベル=標準問題、DEレベル=発展問題に分けるとすると、90点以上取っているお子さまは、A~Cレベルの問題を短時間で学習し、DEレベルの問題にチャレンジします。余裕があれば、高校受験、大学受験を考慮し、先取学習で学習の貯金をすることも重要です。90点以下のお子さまは、A~Dレベルを学習するのか、A~Cレベルを学習するのか、A~Bレベルを学習するのか、Aレベルだけを学習するのかを決めることが大切です。よく見られるのが、A~Cレベルの問題をおろそかに学習し、DEレベルの問題に時間をかけようとするお子さまです。お子さまの言い分は「A~Cレベルの問題は理解できるから。」です。しかし、テスト結果を見ると、A~Cレベルの問題で点を落としていることが多いのです。hakken.では、問題をA~Eにレベル分けしたものを、お子さまに応じて学習内容を決め、習熟度により復習回数を決め学習していただいています。
教室便り2105号 ゴールデンウィークの過ごし方
ゴールデンウィークが終わると、ほとんどの中学校では2~3週間後に定期テストがあります。(2期制や一部の中学校では6月に定期テストがあるなど地域によって時期や定期テストの回数は異なります。)特に中学1年生のみなさんは、初めての定期テストです。ゴールデンウィークをどう過ごすかで、今回のテストの結果は大きく変わります。休みの日に本当にただ休んでいるだけだと、脳の活動は鈍くなっていきます。脳は体と同じで適度な休息は必要ですが、必要以上の休息は逆効果になります。長い休みの後、久しぶりにクラブ活動をすると、体がなまっていませんか。脳も体と同じで、使わないと衰えていきます。だからといって勉強ばっかりしなさいとは言いません。やって欲しいことは自分をコントロールすることです。具体的には「朝、決まった時間に起きる」「毎日、勉強する時間を作る」など自分の行動を管理して、脳を活動させる時間を意図的に作ることです。自分の気持ちや感情に流されて行動するのではなく、メリハリをつけて行動してください。いつもより遅くに起きたり、ダラダラしたり、遊んだり、昼寝をしてもOKです。しかしそれをいつまでするのかを決めて、その後は勉強もしてください。家でなかなか集中できないときは「30分学習」がお勧めです。30分1教科、10分休憩を1セットとして、まずは1セットから取り組んでください。できるようなら2セット、3セットと増やしてみてください。1セットの時間を増やしてもOKです。自分をコントロールできるかできないかでは、学校の休みが長くなるほど大きな差がでます。長い休みの間、頭を休ませ過ぎると、ゴールデンウィーク明けの授業では頭の回転がいつもより遅く、学習量も理解力も落ちます。そしていつもの学習量、理解力に戻るのに時間がかかり、脳がしっかり回転し始めるころにはもうテストが始まってしまいます。それでは結果として思うような点数は取りにくくなります。このゴールデンウィークは、1日にひとつでも自分の決めたことを計画どおりに実行してみてください。それが自分をコントロールすることの第一歩です。
会長増田好子のコラムVOL.49 お子さまに取り入れてほしい新しい習慣 ~4月がチャンス!~
お子さまがこうなれば、ああなればとお子さまに対する要望があるかと思います。そんな時、「新学年になるから、何か一つ新しいことを続けてみない?」とお子さまに提案してみてください。受け入れられる可能性が、いつもより上がります。お子さまには新年度に対するご自分への期待があります。お子さまも何か思っていることがあるかもしれません。その場合、おうちの方が「そんなこと。」と思うことであっても、悪いことでなければ受け入れてあげることが大切です。しかし、お子さまに案がない時はおうちの方が提案してみてください。ただし、新しい習慣を取り入れることの慣れていないお子さまには、ほんの少し努力すればできる習慣を提案してあげてください。例えば、給食のお箸やコップを夕飯前(帰ったらすぐは、難易度が高くなります)には出す、洗濯物は洗濯物入れへ入れるなどです。学習習慣を身につけてほしいと思いがちですが、ハードルを下げて、簡単に短時間でできることを習慣化することで、学習習慣を身につけることにつながっていきます。新しい習慣を受け入れることに慣れているお子さまには、少し難易度をあげても大丈夫かと思います。小さな習慣化が未来の大きな習慣化に代わります。大人になった時、自ら努力できる習慣が身につく第一歩となるはずです。
教室便り2104号 4月からNHKラジオ英会話を家庭学習に取り入れてみませんか
2020年度では小学校の英語教育が刷新され、2021年度には中学校の英語の教科書が、2022年度には高校の英語の教科書が新しくなります。大学入試のセンター試験に変わる共通テストでは、出題内容の50%がリスニングに変わり、今後日本の英語教育は大きく変わることが予想されます。従来の勉強方法のままでは、英語の聞く・話す対策は難しく、勉強の仕方を変えていく必要があります。また、英語の4技能の中で特に聞く・話すの2つは、筋力トレーニングのように日々のトレーニングが重要です。一番手軽に英語の聞く・話すをトレーニングできるおすすめはNHKラジオ英会話です。NHKラジオ英会話は英語初心者からビジネス英語まで、さまざまなレベルの受講者に向けた講座があります。講座の時間は15分が基本で、中には5分、10分といった短時間の講座もあります。講師は日本でも英語教育においてトップクラスの方が担当しており、内容もとても充実しています。ラジオだと聞くだけのイメージですが発音練習の時間もあり、話す練習もできます。しかもラジオだけなら費用もかからず、毎月テキストを購入したとしても500円もかかりません。テキストはほとんどの書店で購入できます。テキストもよく作りこまれており、英文を多読する教材としてもおすすめできます。1年間分のテキストを読めば、学校で一年間に習う英文の4倍以上の文章量を読むことができます。ラジオは時間が決まっているので学習が難しそうですが、今はスマートフォン用の無料アプリがあります。これを使えば先週分の放送を好きな時に、好きなだけ聞くことができます。そのため、合間の時間に聞くことが可能で、毎日の生活の中にも取り入れやすくなっています。また、もっと話すトレーニングもしたいと思われた場合は、hakken.のオンライン英会話がおすすめです。NHKラジオ英会話や、学校や家庭での日々の英語学習はいわば、筋トレのようなものです。そして、オンライン英会話は試合のようなものです。トレーニングだけでは単調でも、試合を組み合わせることで、やる気もUPしやすく、成果も感じられ、続けやすくなります。
会長増田好子のコラムVOL.48 中学校新課程の英語の教科書について 新出英単語は中1が一番多い
小学校では2020年度から学習指導要領が変わっており、2020年度の小5、小6の公立小学校のテストを見る限り、英単語の暗記を要求するようなテスト、例えば「次の日本語を英語に直しなさい。」というような問題は出題されておりません。そして、2021年度の中学校の教科書を見る限り、小学校の学習指導要領での目標単語は、中学校で暗記しテストに出るようになっております。下は三重県や岐阜県で使われる教科書で各学年のUnit 1における覚えるべき新出英単語です。Unit1における新出単語数(熟語も含む)中1 中2 中379単語 28単語 28単語このことからわかることは①小学校で習った単語は、ほとんど中1で暗記すること、②中1で暗記すべき単語は中2、中3と比較すると2倍以上になることです。そして、この②の状態はUnit 2以降も続きUnit によっては単語数が4倍以上になることもあります。hakken.ではこのような状態に備え、これまでより英単語の暗記に力を入れた教材を作成しています。英語学習の取り組みはこれまで以上に早期に準備されることをおすすめします。
教室便り2103号 内申点を上げるために大切な3つのこと
内申点とは、主に成績表の点数のことです。9教科を5段階評価で表している学校が多く、満点は9教科×5で45点となります。この内申点は、高校入試にとても関わってきます。高校によって合格基準となる内申点が設定されています。内申点が基準に満たしていないと、入試のときにとても不利になります。内申点がある一定以上ないと、当日いくら良い点数を取ったとしても合格しない場合があります。 また内申点は、「3年生のとき頑張ったら良い」というものではありません。1年生・2年生の内申点もしっかり評価する高校もあります。後で困らないように1年生のうちから内申点をしっかり取っておくべきです。内申点を上げるには3つのことが大切です。 1つ目は、中間・期末などの定期テストの点数を取ることです。80点や90点が取れれば、4か5はもらえるでしょう。逆に40点以下だと、2になってしまう可能性があります。テストの点数は内申点に密接に関係しています。 2つ目は、授業態度です。授業中たくさん手を上げて発表したり、体育や音楽などの実技を頑張ったりすれば、「意欲・関心」の評価が上がるでしょう。先生にアピールをしっかりとしましょう。 3つ目は、提出物です。宿題やテスト直しなどを期日までに提出する。忘れ物をしないことも大切です。当たり前のことだからこそ、できていないと内申点は下がります。 これら3つのことがすべてできていることが大切です。過去に同じ中学校で、定期テストの点数が同じにもかかわらず、内申点は10近くも差があったこともあります。また、定期テストで点数が悪くても授業態度が評価され、本来なら内申点が2になるところが、3がついたこともありました。hakken.では内申点が上がるように、学校の授業の予習やお子さまとの個人面談で家庭学習についてのアドバイスなどの取り組みをしています。行きたい高校に行くためにしっかり内申点を上げましょう。
会長増田好子のコラムVOL.47 ほめること=善し悪しの判断力をつけること
「子どもを伸ばすためには、『ほめる』ことが大切である。」よく聞くフレーズですが、『ほめる』ことの効果は、それ以上に重要なことがあります。それは「善し悪しの判断力と行動力が身につく」ことです。ほめられたことは、「良いことなんだ。もっとやろう。」というメッセージを受け取り、反対に注意されることは「やってはいけないんだ。やめておこう。」というメッセージを受け取ります。つまり、ほめられることは、どう行動すればいいかを学び、注意されることは、行動しないことを学びます。また、ほめられることは自信につながり、行動の範囲を広げる効果もあります。たくさんほめられれば、行動への後押しになり、たくさん注意すれば行動を制する効果になるのです。以下は主婦300人に取った「どんな大人になってほしいか。」のアンケートです。第1位=思いやりのある子(82人) 第2位=自分に自信が持てる子(76人)第3位=友だちを大切にする子(31人) 第4位=社会で自立できる子(30人)第5位=自分らしさ(個性)のある子(22人) 第6位=目標を達成する力のある子(14人)第7位=人に迷惑をかけない子(12人) 第8位=リーダーシップがある子、勉強ができる子(3人)「ほめる」ことで導ける内容は、第2、4、5、6、8位です。ポイントは具体的にほめることです。「ほめる」効果は大人にも通用します。だから、小学生はもちろんのこと、中高生にも効果があります。ぜひ実行してみてください。みんなの笑顔がきっと増えるはずです。
教室便り2102号 小学生向け 中学入学までにしておきたいこと~家庭学習の習慣~
中学校では、小学校のように毎日宿題が出されなくなります。そのため、中学校に向けて小学生のうちに学校の宿題になっていないものに取り組む習慣をつけておくと、中学生になってからも自主的に学校の問題集を取り組める確率が高くなります。まずは、一日プリント1枚でも1日10分でも取り組むことをおすすめします。初めに取り組む教材は、市販の本屋さんで購入できるドリルで本人にとって簡単なものをおすすめします。まずは、ドリルをやることを習慣化することが重要です。そのため内容は求めず、まずは継続的にやるために続けやすい内容を取り組んでください。そして、習慣的に学習できるようになってから、内容を吟味して苦手な範囲などのドリルに変えることをおすすめします。いきなり苦手な範囲のドリルから取り組むと失敗するケースが多いように思います。また、初めは親子で一緒に取り組むのがおすすめですが、なかなか一緒の時間が取れない場合は、毎日のやる内容を親子で決めて、子どもがドリルを一人で取り組み、採点は親がするのもおすすめです。採点の際にコメントなどを添えると、子どもも喜ぶので一緒に取り組まなくても継続しやすくなります。ただし、コメントは必ず良いことを書くことをおすすめします。指摘は採点の〇✕だけで十分な場合がほとんどです。小学6年生の子どもたちにとっては、中学入学までたった3カ月ですが、このたった3カ月でも中学校に向けた準備は十分にできます。まずは、自主的に、毎日机に座って勉強をする習慣をつけていきましょう。
会長増田好子のコラムVOL.46 2021年度 中学英語 教科書改訂 単語数はもちろん進度がより早くなり、扱う文章の難易度も上がります。
例えば、中学1年の4月に習う自己紹介や初歩的な会話(Unit 1 レベル・単語数などは教科書と同等))を、2021年度の教科書をもとにして作成したhakken.の教材で比較してみると、次のようになりました。単語数… 現行は、25単語 改定後は、53単語英文数… 現行は、10単語 改定後は、23単語文法 … 現行は、be動詞 改定後は、be動詞、一般動詞、助動詞can例文 … 現行は、You are Ito Saki. あなたは伊藤佐紀です。改定後は、You are a student there. あなたはそこの生徒です。以上のことから、扱う単語数・英文の数は2倍以上に増え、学習する文法も、現行は1単元に1文法の学習ですが、改定後は1単元に複数の文法を学びます。また、1つの文章においても、現行より改定後の文の難易度が高くなっていることがわかります。改定後は、日常で多く使われている表現から学んでいくようになっているため、より多くのフレーズをいかに覚え、定着させていくかが課題になります。hakken.は暗記力、定着力の重要性を訴えていますが、やはり学力差の大きな要因は、暗記力、定着力といえます。要するに理解するだけでは点が取れないのです。覚えればいいことなのですが、その覚えることが容易でないことを日々の子供たちの指導から私たち指導者は身をもって感じております。成績UPに必要な暗記力、定着力は一朝一夕にはつかず、訓練が必要です。ぜひ、小学生のうちにこれらの力をつけていただくために、hakken.に英語教育をお任せいただけるようお願いいたします。私たちhakken.はこの現実を重く受け止め、皆さんをhakken.の教材、指導を通し全力でサポートしていく所存です。
教室便り2101号 中学生向け 冬休みに取り組むべきこと
中学1、2年生の場合一番初めに取り組むべきものは学校の宿題です。各中学校で出される内容は、概ねこれまでの復習がほとんどだと思われます。学校の宿題をしっかりこなしていければ、ある程度は復習がしっかりできるはずです。まずは、年内を目途に学校の宿題を終わらせるように進めていきましょう。やらなければいけないものは早めに終わらせると、ゆとりをもっていろんなことに取り組めるようになります。年明けからは、1月からの学校の授業に向けた準備をしましょう。具体的には、学校から渡されている通年で使う問題集があると思いますので、その問題集を進めて下さい。前回のテスト後から学校の授業で進んでいる範囲は十分学習ができるはずです。年明けの1回目の授業で、テストがあるつもりで問題集を練習してください。そうすることで2つのメリットが生まれます。①1月以降の学校の授業が分かりやすくなる。②次回テスト勉強が楽になる。これができれば、1月以降の授業やテスト前に余裕が生まれます。 中学3年生の場合地域によっては1月中旬から私立高校の入試が始まります。そのため、遅くとも12月までには中学3年間の内容は学習し終わり、中学3年間の基本・標準レベルの問題はできる状態にしておきたいです。そして、12月中に私立高校の過去問に取り組み、合格基準点を越えられるように練習をしていきましょう。もし、中学3年間の復習ができていない場合は、私立高校の過去問演習と並行して、復習に取り組んでいきましょう。地域によっては、年明けすぐにもう一度、結果が内申点に反映される定期テストがあると思います。その地域の生徒は、年内に私立対策をある程度完了し、年末年始から学校のテストに向けての勉強に切り替えましょう。
会長増田好子のコラムVOL.45 あぁ!大変 新中学1年生
只今、来年度の中学教材を作成しております。英語以外の教科は、今年とあまり変わっていませんが、英語においてはかなりの変更があります。高校で習う内容が中学校に移行することは先月の教室便りで、代表の矢野力より報告させていただきましたが、今回は新中1生の英語学習についてお話しさせていただきます。新学習指導要領では小学校で習う600~700語の単語は、小学校で習うことは習うのですが、暗記するまでは要求されません。しかし、中学1年生では、小学校で覚えているという前提で、日々の学習やテストに出てきます。つまり、中学1年生では、中1に習う英単語と小学校で習った英単語の両方を覚えていなければテストで点が取れない可能性が高いです。また文法においても同様で、中1の1学期には旧学習指導要領では中2、中3で習うような文法も出てきており、ますます暗記力と定着力が必要とされます。これまでも、中学校で要求される暗記力や定着力を小学校では培うことがなかなか難しい現状がありましたが、ますます、小学校のうちに英単語を暗記し、定着させておく必要があります。英語の学力差は、暗記力、定着力の差であるといっても過言ではありません。来年度からの新学習指導要領が、子どもたちの学力差を大きなものとすることが予想されます。暗記力、定着力を重視し、ローステップの小学生hakken.英語教材で、少しでも早く、英語学習を始められることをお勧めいたします。
教室便り2012号 テストの効果的な振り返り方
皆さんはテストが返ってきた後にどのように振り返りをしていますか。テストの振り返り=反省会になっていませんか。テストを振り返る目的のひとつは、次回のテストでいい点を取るための戦略を立てることだと思います。テストの振り返りで具体的にみるポイントは大きく3つに分けられます。① 点数の落とし方・ケアレスミスをしていないか。問題文の読み間違いがないか、途中計算や途中式を確認し、ミスをしないように具体的な対策をとります。・間違えた問題は「わからない問題」かそれとも「見たことはあるけれど忘れてしま った問題」かを分ける。「わからない問題」の場合は、まず使用した問題集と同じ問題があるかどうかチェックし、同じ問題がなければ、その問題の解き方を覚えて下さい。同じ問題があれば、練習不足が原因です。次回のテストに向け、練習量を増やす必要があります。「見たことはあるけれど忘れてしまった問題」の場合も練習不足が原因です。・時間は足りていたか。時間が足りない場合は、普段の学習からスピードを意識して学習しましょう。また、テスト当日はできる問題からやり、問題を見てすぐに解答できない問題と時間がかかりそうな問題は後回しにし、まずは最後まで問題をやるようにしましょう。② テストの出題傾向問題集からよく出題されるのか、配布したプリントから出題されるのか、それとも教科書かなど、先生のテストの作り方にも特徴があります。その特徴を知ることができれば、効率よく勉強することができます。③ 次はどのように取り組むべきか次回のテストまでどのように行動するのか具体的に考えることが重要です。親子で振り返りをするときに注意することは「子どもが自分で決めること」です。「次は〇〇しようね」と指示をするよりも「次は〇〇したらどうかな」と提案をして下さい。また「次はケアレスミスをしないようにするためにはどうする?」と問いかけ、本人に考える機会を与えて下さい。質問をしても答えられない場合は提案をしていきましょう。そして最後は子ども自身に決めてもらうようにします。振り返りをするには技術が必要です。塾では中・高校生はこれらのことを踏まえて振り返りを行っています。やみくもに振り返りをすると、どうしても過去のことに目がいきがちです。「こうしたらよかったのに」「なんでやらなかったのか」「ちゃんと練習したのか」など、そう考えることは意味がないことではありませんが、過去の行動を変えることはできません。振り返りで大切なことは過去のことは事実だけを確認し、未来のこと(これからのこと)に目をむけ、「次はどうする?」を考え、自分で決めることです。そうすることで、振り返ったことが次の行動につながりやすくなります。そして、行動が変われば結果も変わってきます。
会長増田好子のコラムVOL.44 小学生のことわざ・俳句・百人一首の暗記 なぜ必要か?
(※小学生は授業でことわざ、俳句、百人一首をカードで暗記しています。)それは暗記力と定着力・語い力(言葉をどれだけ知っているか、どれだけ使えるかという能力)を高めるためです。暗記力と定着力を高めなくてはいけない理由として、1つ目は、中学校、高校になるとたくさんの事を覚える必要があります。1度にたくさんのことを覚え、それらを忘れずに覚えておくこと(定着力)が成績上位者の必要条件であるからです。2つ目は、学校教育でも、暗記だけにかたよった教育は敬遠され、暗記力の対局にあるのが思考力とされていますが、暗記なくして思考力は身につかないからです。語い力を高めなくてはならない理由としては、1つ目は、「国語力が全ての教科につながる」という言葉を聞かれたことがあると思いますが、国語力で1番大切な読解力は語い力がなければ身につきません。この語い力・読解力も成績上位者の必要条件だからです。2つ目は、語い力が不足していると、授業を聞いているとき、知らない言葉がたくさん出てくると思考が追い付かず、話の内容を理解することが難しくなるからです。ではなぜ暗記力と定着力・語い力を高めるために、ことわざ・俳句・百人一首を使うのか?漢字や用語を覚えるだけではだめなのでしょうか?それは、多量のものを文章で覚えることに意味があります。そして多量のものを暗記できたか、定着しているか、を確認するためにはカードは効率が良く、文章で覚えることでより多くの言葉を覚え、その結果、語い力を高めることができます。暗記力・定着力・語い力の高い子ほど、少しの時間で、多量のものを暗記し、知識として蓄え、必要な時に必要な知識を出し、思考力を発揮します。しかし暗記力・定着力・語い力の低い子は、暗記したものは、定着されず、知識としても頭に残ることが少ないため、思考力を発揮することもできません。したがって訓練で暗記力・定着力・語い力を身につける必要があります。つまり、ことわざ・俳句・百人一首はhakken.が提唱する4つの能力を上げる道具のひとつだと考えています。