コラム(19ページ目)
Column
教室便り1610号 英語はいつから始めますか?
小学校の保護者の方から一番多く聞かれることのひとつに、「英語の学習はいつから始めたらよろしいでしょうか」 というものがあります。 国際化が進み、 外国がますます身近に感じられるようになっています。英語を基本とした外国語の習得が、かつてないほど重要になっています。英語を習得しないことには、高校や大学には進学することは難しくなりました。英語のみの大学受験はありますが、英語が受験科目にない大学はほとんどありません。社会に出るにあたっても、英語は重要な判断材料になっている企業が多くなってきています。そして、外国の方と接する機会が増えるので、 英語を使えるようにしておくと、人生がより豊かになります。 色々な見解があるかと思いますが、英語の学習はいつからということではなく、なるべく早く始めることをお勧めします。その理由には3つあります。① 言語の習得は時間がかかるものなので、地道に学習する必要があります。 言語を身につけることは、スポーツの技術を体得することに似ています。 日々、意識的にトレーニングを積まなければ、本当の学力はつきません。 ②英語は単語を始めとして覚えることが多く、スタートが早いとそれだけスムーズに学習できます。 英語は積み上げの教科です。学習が一つ滞ると、次の学習がまるで分からなくなります。 早めに、英語の土台作りを固めていくことが重要です。 ③ 早くから世界を意識することによって、興味関心が広がります。 小さいときからたくさんの世界を知ることで、それだけ将来の可能性を増やせます。 また英語の学習を通して、いろんな角度から物事を見る訓練をすることができます。 hakken.は英語教育に自信を持っています。発音だけではなく、単語はすらすら完璧に書けるようになるまで練習します。文法はまず基本文の理解を徹底し、関連する練習問題を解きます。いずれも無意識に答えが出せるくらいまで、繰り返し学習することにポイントがあります。英語ができるようになると、大きく世界が広がります。hakken.の英語学習は、そのご期待に充分お応えできるものです。ぜひ、早めの受講をご検討ください。
教室便り1601号 夢を叶えよう!
2015年もhakken.は多くのお子さまに出会いました。たくさんの方から、「成績が伸びた」「自信がついた」という喜びの声を耳にいたしました。「もっと早くから始めていたら良かった」という嬉しい言葉もいただきました。ありがとうございます。 2016年もたくさんの方に喜んでいただけるように、指導法、教材、カリキュラムをさらに磨き上げていきたいと考えています。 hakken.が大事にしている能力は作業力、暗記力、定着力、セルフコントロール力の4つです。この4つの能力と成績には、高い相関関係があると考えています。この4つを鍛えることで、成績を伸ばすことが可能だと考えています。そして、hakken.の最大の特徴は、これらの力が普段の学習の中で身につくことです。 この4つの能力は、学習の状況や、現在の学力、次のテストでどのくらいの点数がとれそうかを判断する先行指標にもなっています。そのため、学習計画はテストの結果だけを見て判断するのではなく、毎回の学習内容を見て、お子さま一人ひとりの状況を4つの基準から判断し、その都度見直しています。 作業力、暗記力、定着力、セルフコントロール力の4つの客観的な指標があることが、hakken.の強みだと考えています。 本屋さんに行けば、教育や子育てについての本がたくさん出ています。ただ、東大へ子どもを入学させた方の本、子育てで成功した方の本など、個人の経験則に基づいた本が多いように思います。もちろん、それらの内容も大いに参考になります。場合によっては、自分の子どもにぴったり合う場合もあります。 しかし、その子にとってどういう教育がいいかは、その子の性格や能力、環境によっても変わるものでもあります。hakken.はある先生がうまくいったやり方など、個人の経験則だけでは指導はしません。 お子さま一人ひとりに合わせて、学習内容はもちろん、指導方法、声のかけ方も変えています。 hakken.の経営理念は「自らの夢をかなえることで、社会に貢献できる人材育成を目指します」です。少しでも多くのお子さまが自分の可能性を感じ、将来、自分の好きなことを仕事にして、その仕事を通して社会貢献ができるようにしていきたいと考えております。 2016年も、hakken.をどうぞよろしくお願い申し上げます。
教室便り1512号 テストを振り返ろう
小学生も中学生も学校のテストが返ってきたら、テストを振り返ってください。ケアレスミスはしていないか。わからない問題はなかったか。時間はたりていたか。まずはこの3つの観点で振り返ってください。そして、ケアレスミスをしている場合は、問題を解き直して、やり直しをします。わからない問題があれば、塾や学校の先生に聞いてください。時間がたりずに問題を解くことができなかった場合は、日頃から早く問題に取り組む訓練をしていきます。 次に、テスト勉強に「どのように取り組んだか」を振り返ります。これができるかどうかで次のテスト結果は大きく変わります。テストまでの取り組み方に問題がなかったか振り返って下さい。テスト期間までにワークを終わらせたか、繰り返し学習に取り組めたかなど、「どのように取り組んだのか」と自分の行動を振り返ります。そうすれば「どのように取り組めばよかったのか」という気付きが生まれます。「次はどのように取り組むべきか」と自分で考える機会を持つことが大切です。 勉強が得意なお子さまとそうでないお子さまの違いは、振り返り方にも大きく差が出ます。勉強が得意なお子さまは、テストまでの取り組み方について具体的に振り返ります。得意でないお子さまは、テスト当日のこと(ミスが多かった、時間がたりなかった)だけを振り返り、もっと勉強する、ミスに気をつけるなど、あいまいな振り返りになります。 小学生ではひとりで振り返りをすることは少し難しいと思います。お家の方の協力が必要です。誤解があってはいけないですが、テストなのでもちろん結果は大切です。ですが、点数についてあまり言い過ぎるのは控えてください。テストの振り返りをご一緒にしていただくときは、怒ったり、叱ったりせず、できたことをしっかりと認めてあげてください。そして、できなかったことについては、感情を込めず、淡々と指摘して、次はどうしたらいいかアドバイスをしてあげてください。そして、次はどうするのか、具体的な行動目標を自分で決めさせてください。 小学生の内から「自分で決める」機会を与えることは自主性につながります。そうすることで、子どもは「自分で決めたことは自分で達成したい」と考え「自分でやる」ことを喜びとするようになります。この機会をうまく育てていくことで子どものが「自分の頭で考える機会」が増えます。 テストを受けるごとに、テストまで取り組み方をどれだけ具体的に振り返りをして、次の取り組みをどのように変えていくかを決めます。そうするとテスト勉強の仕方がどんどん上手にできるようになっていきます。自分の行動を具体的に振り返り、次の行動目標を決めていきましょう。
教室便り1510号 小学生からはじめる英語学習
スイミングやピアノなどのおけいこ事は、始める時期が早いほど上達も早くなります。学習においてもお子さまのスタートが早ければ早いほど、能力は開発され可能性は広がります。 人間の脳は穴のあいたバケツによく例えられます。水(知識)を入れれば入れた分だけ溜まります。しかし、バケツには穴があいているので、何か手を施さないとその穴から水(知識)はどんどん漏れていきます。穴の大きさはお子さまによって違います。また、バケツの大きさも大きいお子さまもいれば、そうでないお子さまもいますし、水の量を短時間にたくさん入れられる子もいれば、そうでない子もいます。 より早い時期に その穴を小さくしていき(定着力をよくする) バケツを大きく(暗記力をよくする) そしてたくさんの水を入れることができる(作業力をよくする)ようにしていくことが私たちhakken.の役目だと思っています。 hakken.で早めに英語学習を始めれば、お子さまの「定着力」「暗記力」「作業力」を伸ばし鍛えることができ、確かな学力を身につけることができます。また、中学生のように学校の進度に左右されることなく、先取り学習や復習もお子さまのペースで学ぶことができ、十分に理解を深められます。 一方で言語の習得は、自分の言葉で順序立てて考え、論理的に話す力も必要です。普段から親子でたくさん会話し、お子さまの言葉への感性を養ってください。それが言語の上達に役立つことがあります。例えば、一緒に英語の絵本を読み、英語の音楽やDVDを見て一緒に楽しむのはいかがでしょうか。そうすることでお子さまの英語への興味が深まり、お子さま自身も英語を好きになるきっかけにつながります。 英語においては、小学校の英語授業が必修になり、中学・高校・大学・社会へ出ても、お子さまが英語に触れる機会が増えています。 小学生から英語の先取り学習をすることで、知識をより深めることもできます。そして英語が得意になることで、先を見据えた将来設計も立てやすく、人生の選択肢も増えます。
教室便り1509号 秋のテストは点数が下がる!?
もうすぐ夏休みが終わり、学校が始まります。秋になると、学校では体育祭や、文化祭があります。部活動も3年生が抜け、1、2年生は、これまでより忙しくなってくる時期です。3年生は、いよいよ受験に向けて学習を本格化する時期です。学校行事の忙しくなる秋ですが、学校の授業の進度も一気に速くなります。どれだけ速くなるか、昨年のある中学校のテスト範囲で比較してみましょう。 昨年11月後半のテストで出題された各学年の数学の範囲は ・中1 → 平面図形の概要まで ・中2 → 図形の角度まで ・中3 → 相似の概念まで 今年6月のテストで出題された各学年の数学の範囲は ・中1 → 文字式の途中まで ・中2 → 式の計算まで ・中3 → 平方根の途中まで 数学はどの学年も、「計算→方程式→関数→図形」の順番に進んでいきます。6月の時点ではまだ計算の分野だった範囲が、11月には方程式や関数も終えて、図形まで差し掛かることになります。この9月から11月の3カ月の間に、一年間の範囲の半分以上を学習することになります。 このスピードに加え、方程式の文章問題やグラフの問題などは、計算の範囲よりも難しく習得に時間がかかります。もちろん、英語など他の教科も同様に内容が難しくなります。今までと同じ時間、同じ学習方法だと、確実にテストの点数は下がります。そのため、秋の定期テストの平均点は下がる傾向にあります。 秋の定期テストで点数を下げないために、ぜひ取り組んでほしいことがあります。hakken.では授業で学校の予習を行い、テスト前にはテスト対策の時間をじっくり取ります。そのために、みなさんには次のことを意識して学習をしてください。 ① hakken.の宿題で100点を取る ② 一度学習した内容(付箋紙まで)は赤マルを取る ③ プリントの枚数を意識して、前回以上の学習枚数を目指す この3つを続けていけば、学習の指標でもあり、hakken.が大切にしている作業力、暗記力、定着力、セルフコントロール力がつきやすくなり、学習の成果が出やすくなります。もちろん、家庭で学習するときも同様に意識することで、学習の成果が出やすくなります。意識を変えることで、行動は変わります。行動が変われば結果が変わります。毎年、平均点が下がるこの時期でも、学習するときの意識を変えることで、テストの点を上げ、自信をつけるお子さまがたくさんいます。 さあ、あなたも今日から実践してみましょう。
教室便り1508号 夏休みは学力が低下する!?
もうすぐ夏休みです。夏休みは、約40日間もあるとても長い休暇です。しっかりこの夏を満喫してください。楽しい夏休みですが、勉強もおろそかにしてはいけません。学校が休みだからといって、勉強も休みにしてはいけません。この夏休みにしっかり勉強をしておかないと、秋からの学習にとっても影響します。 なぜなら夏休みは学力が低下する要因がたくさんあるからです。一つ目の要因は、学習時間の減少です。夏休み前までに上がった教科の成績は、毎日通学して、規則正しい生活の中で、学校と家庭学習、そして塾での学習時間の結果です。しかし、夏休みは学習時間の過半数以上を占める学校での学習時間が‘0’になります。そのため、夏休みなどの長期休み明けの学力は、休み前よりも低下していることがよくあります。学力は筋力と同じで、使わないとどんどん低下していきます。春に学習した内容ができたからといって、秋に学習する内容が勉強しないでできるということはありえません。 二つ目の要因は、生活リズムを崩し、脳の機能が低下することです。お休みモードになった頭を、もう一度勉強モードに切り変えるには時間がかかります。そのため、秋以降の勉強の内容が頭に入りにくくなり、これまで学習した内容も思い出すのにも時間がかかるなど、結果的に学力が低下していきます。 これらは夏休みだけでなく、1週間程度の休みでも同様のことは起こります。この前のゴールデンウィークを振り返ってみてください。休みの後、「テストがよくなかった」、「勉強がはかどらなかった」などはありませんでしたか。もしそうならこの夏休みも要注意です。 休みといえども、生活リズムを普段と同じように保つことはとても重要です。規則正しい生活が学力UPにつながるといっても過言ではありません。毎日勉強する習慣をこの夏休みにつけておきましょう。 文部科学省が2014年3月に発表したデータでもテストで高得点を取っている子の共通点を調べたところ ○幼いころから読み聞かせをしていた ○新聞や本を読むように働きかけている ○毎朝、しっかり朝食を取っている ○規則正しい生活をしているの4つがあったそうです。 hakken.は、生活リズムを整え、家庭学習の習慣をつけることを推進しています。家で勉強が自主的にできることによって、hakken.で学んだことが何倍にも活かされます。ご家族の方もお子さまが家で勉強ができる環境作りに、ご協力をお願いします。また、教室での自習も随時承っております。どんどん自習に来て塾を活用してください。 hakken.では、お子さまたちが夏休みの期間中も勉強をサポートするために、hakken.の夏期講習もご用意しています。ぜひご活用ください。
教室便り1507号 志望校の合格ラインを知ってますか?
みなさんにはそれぞれ得意な教科と苦手な教科があると思います。得意な教科は、あなたの武器です。あなたの夢は何ですか。将来就きたい職業は何ですか。数学や理科が得意なあなたは理系が向いているかもしれません。機械やパソコン、薬品の研究など専門的な職業に就くことができます。国語や社会が得意なあなたは文系でしょうか。こちらも公務員や司法書士、銀行員などいろいろな職業がありますね。あなたの良いところ、得意なことをしっかり磨いておきましょう。受験や将来に、きっと役に立つでしょう。 ですが、苦手な教科を放っておくのは、よくありません。その理由に「志望校の合否」があります。苦手な教科は必ず足を引っ張ります。苦手な教科のせいで志望校に不合格になることもあります。「得意な教科でカバーすればよい」と考えているならば、甘い考えです。苦手な教科でも、合格できるラインの点数や成績をしっかり取る必要があります。高校受験は1教科がずば抜けてよくても、他の教科が悪いと合格しません。例えば1教科が90点で他の教科が50点であれば、合計は290点です。ですが、5教科で平均60点を取れる子には負けてしまいます。 高校合格には、「周りのライバルよりどれだけ高い点数を取るか」が大事になってきます。定員40名の高校に、50名が受験したとします。あなたは40番以内の成績や点数を取らなければ合格はもらえません。そのときに、もし苦手な教科があったらどうでしょうか。みんなが解ける問題を、あなただけ解けなかったらどうでしょうか。かなり不利な戦いになるでしょう。 もちろん、得意な教科はあなたの強みになります。もし苦手な教科を行きたい高校のレベルまでできるようになれば、他の子たちよりも得意な教科がある分、合格の可能性は格段に高くなります。 また公立入試問題は基礎から応用まで幅広く出題されます。高得点を取ることは難しいですが、ある程度の点数までは、基本さえしっかり押さえれば取れるようになります。難しい問題もやさしい問題も配点は同じです。難しい問題よりもやさしい問題の方が、できるようになるために必要な時間は少なくて済みます。 これまで自分が5教科にどれだけ学習時間をかけているかも見直してみましょう。苦手と思っている教科は案外他の教科と比べて、学習時間をとっていないだけかもしれません。得意教科と比べて演習量が少ないため、点数が取れていないという場合もあります。 あなたの行きたい高校のレベルをしっかり理解し、そしてあなたの苦手な教科で、どれだけ点数を取ればよいか理解することが大事です。もしわからなかったらhakken.の先生に聞いてみてください。中学生活の限られた時間の中で、どの教科に勉強時間を使うのか。意図を持って取り組むことが、合格への近道です。 もうすぐ夏休みです。この夏で、苦手教科をどれだけ克服できるかが大事です。1、2年生のあなたはこの夏がチャンスです。3年生のあなたはラストチャンス!hakken.の夏期講習に来るもよし、お家でしっかり勉強するもよし、hakken.でプロの力を借りるのもよし!ぜひこの夏をムダに過ごすことのないよう、しっかり充実した夏休みにしてください。
教室便り1506号 高校受験は内申点で決まる!
みなさんは内申点という言葉をご存じでしょうか。内申点とは、成績表の点数のことです。9教科を5段階評価している学校が多いです。もし、オール3なら3×9=27です。オール5で満点の45点ですね。 この内申点ですが、高校受験においてかなり重要になってきます。都道府県によって多少異なりますが、高校の合否は、この内申点と当日の入学試験の結果で決まります。例えば、オール4の生徒が受験する高校に、オール3のA君が受験するとしたらどうでしょうか。当日の点数でA君よりも内申点が高いオール4の生徒より、高得点を取る必要があります。かなり不利な状況です。学校の先生も、「まず無理だから違う高校を受験しなさい」とおっしゃるでしょう。 内申点が低いと、受験が不利になり、受験できる高校が選べなくなります。「なるべく家から近くの高校に行きたい」と思っていても、遠くの高校しか受からないということもあります。特に2の成績があると、学校を選ぶことが難しくなります。なんとかオール3には持っていきたいですね。 内申点が高いお子さまは、油断せず維持してください。トップの高校は、オール5の生徒がたくさん受験します。オール5を狙っておきましょう。 あなたが行きたい高校や気になる高校があれば、ぜひ先生に内申点がどれくらい必要なのか聞いてみてください。足らないのであれば、これから頑張って上げていかなくてはいけません。 中学3年生のあなたはもちろん中1・中2のあなたも、しっかり頑張って良い内申点を目指してください。内申点は授業態度、提出物、定期テストの結果で決まります。部活が終わってからと思っていたら、危険です。部活が終わればみんなが頑張りだすので、内申点は上がりにくくなります。今頑張ることができれば内申点は上げることができます。今から自分の行動を変えていきましょう。
教室便り1506号 高校受験は内申点で決まる!
みなさんは内申点という言葉をご存じでしょうか。内申点とは、成績表の点数のことです。9教科を5段階評価している学校が多いです。もし、オール3なら3×9=27です。オール5で満点の45点ですね。 この内申点ですが、高校受験においてかなり重要になってきます。都道府県によって多少異なりますが、高校の合否は、この内申点と当日の入学試験の結果で決まります。例えば、オール4の生徒が受験する高校に、オール3のA君が受験するとしたらどうでしょうか。当日の点数でA君よりも内申点が高いオール4の生徒より、高得点を取る必要があります。かなり不利な状況です。学校の先生も、「まず無理だから違う高校を受験しなさい」とおっしゃるでしょう。 内申点が低いと、受験が不利になり、受験できる高校が選べなくなります。「なるべく家から近くの高校に行きたい」と思っていても、遠くの高校しか受からないということもあります。特に2の成績があると、学校を選ぶことが難しくなります。なんとかオール3には持っていきたいですね。 内申点が高いお子さまは、油断せず維持してください。トップの高校は、オール5の生徒がたくさん受験します。オール5を狙っておきましょう。 あなたが行きたい高校や気になる高校があれば、ぜひ先生に内申点がどれくらい必要なのか聞いてみてください。足らないのであれば、これから頑張って上げていかなくてはいけません。 中学3年生のあなたはもちろん中1・中2のあなたも、しっかり頑張って良い内申点を目指してください。内申点は授業態度、提出物、定期テストの結果で決まります。部活が終わってからと思っていたら、危険です。部活が終わればみんなが頑張りだすので、内申点は上がりにくくなります。今頑張ることができれば内申点は上げることができます。今から自分の行動を変えていきましょう。
教室便り1505号 ゴールデンウィークを計画的にすごそう
新学年になって早1ヶ月が過ぎようとしています。新しい環境には慣れましたでしょうか。もうすぐゴールデンウィークがあります。どこかへ出かけたり、友達とたくさん遊んだりできますね。そして、ゴールデンウィークの2~3週間後に、ほとんどの学校で定期テストがあります。特に中学1年生のみなさんは、初めての定期テストですね。 テスト前にあるゴールデンウィークをどう過ごすかで、今回のテストの結果は大きく変わります。ですが、「休みの間に勉強をたくさんしよう!」ということではありません。休みの日に本当にただ休んでいるだけだと、脳の活動は鈍くなっていきます。脳は体と同じで適度な休息は必要ですが、必要以上の休息は逆効果になります。長い休みの後、久しぶりにクラブ活動をすると、体がなまっています。ダイエットをしていても、数日間サボってしまうと、もとに戻ってしまいます。脳も体と同じで、使わないと衰えていきます。 だからといって勉強ばっかりしなさいとは言いません。やって欲しいことは自分をコントロールすることです。具体的には、「朝、決まった時間に起きる」、「毎日、勉強する時間を作る」など自分の行動を管理して、脳を活動させる時間を意図的に作ることです。自分の気持ちや感情に流されて行動するのではなく、メリハリをつけて行動してください。いつもより遅くに起きたり、ダラダラしたり、遊んだり、昼寝をしてもOKです。しかし、それをいつまでするのかを決めて、その後は勉強もしてください。家でなかなか集中できないときは「30分学習」がお勧めです。30分1教科、10分休憩を1セットとして、まずは1セットから取り組んでください。できるようなら2セット、3セットと増やしてみてください。1セットの時間を増やしても減らしてもOKです。まずは少しの時間でもやってみましょう。勉強しない状態から、勉強をし始めることは大変です。ですが、たとえ5分、10分でも習慣的に学習ができるようになれば、これまでよりも時間を楽に延ばすことができます。図書館などに行って環境を変えて、勉強することもお勧めです。自分が集中しやすいように工夫をしてみましょう。 自分をコントロールできるのと、できないのでは、学校の休みが長くなるほど大きな差がでます。長い休みの間、頭を休ませ過ぎると、ゴールデンウィーク明けの授業では頭の回転がいつもより遅く、学習量も理解力も落ちます。そして、いつもの学習量、理解力に戻るのに時間がかかり、脳がしっかり回転し始めるころにはもうテストが始まってしまいます。それでは結果として思うような点数は取りにくくなります。 このゴールデンウィークはぜひ、1日にひとつでも自分の決めたことを計画どおりに実行してみてください。それが自分をコントロールすることの第一歩です。
教室便り1504号 <新中1>初めての定期テストで驚きました
新中1の定期テストの点数に驚かれる保護者様がたくさんいらっしゃいます。また保護者様が驚かれる以上に、お子さま自身もテストの点数に戸惑いを感じます。そんなお子さまをサポートすることが、大人たちの役目だと思います。 小学校と中学校のテストの変化に順応するためには、2つの違いを知ることが大切です。1つ目はテストの内容です。小学校のテストは、ほぼ基本問題だけで構成されているので、90点や100点をとる生徒がたくさんいます。しかし中学校の定期テストは、基本・標準問題が6~7割発展問題が3~4割で構成されています。そのため、平均点も60~70点くらいになることが多いです。ですので小学校でいつも90点や100点をとっていたお子さまでも、中学校では平均点くらいしかとれなくなってしまうケースがあります。さらにお勉強が苦手なお子さまは、30点以下になってしまいます。 2つ目は授業の内容です。小学校では同じ内容を授業の中で繰り返し、説明をしたり、練習をしたりします。さらに計算ドリルや漢字ドリル、宿題などで、授業の内容が理解できるまで、繰り返し学習する機会が多くあります。しかし、中学校の授業では毎回新しい内容を学習します。そして、繰り返し学習は授業や宿題では十分にせず、授業の内容は説明が中心になります。そのため、自分で授業の内容を理解できるまで、繰り返し学習をしていく必要があります。 この為、中学校で良い点数をとるためには、計画的に自分で勉強をする力が必要になります。 対応策として、hakken.では、授業の「先取り学習」をはじめ、家庭学習の仕方等をお子さまとの面談やhakken.の授業を通してお子さまたちに指導しています。また中学生になったお子さまに、教室へ自習学習に来ていただくこと、定期テスト対策学習の受講や、各講習に積極的に参加をして頂くことを促進しています。 hakken.には、中学校の定期テストで点をとるノウハウがあります。「勉強の仕方が分からない」、「中学校に向けてどう勉強したらいいか分からない」という不安があれば、ぜひhakken.の先生に質問して聞いてみてください。
教室便り1503号 内申点UPの3つのコツ
内申点とは、主に成績表の点数のことです。9教科を5段階評価で表している学校が多く、満点は9×5で45点となります。 この内申点は、高校入試にとても関わってきます。高校によっては基準となる内申点が設定されています。その基準に満たしていないと、入試のときにとても不利になります。内申点がある一定以上ないと、当日いくら良い点数を取ったとしても合格しない場合があります。 また内申点は、「3年生のとき頑張ったら良い」というものではありません。1年生・2年生の内申点もしっかり評価する高校もあります。後で困らないように、1年生のうちから内申点をしっかり取っておくべきです。 内申点を上げるには3つのことが大切です。1つ目は、中間・期末などの定期テストの点数です。80点や90点が取れれば、4か5はもらえるでしょう。逆に40点以下だと、2になってしまう可能性があります。テストの点数は内申点に密接に関係しています。 2つ目は、授業態度です。授業中たくさん手を上げて発表したり、体育や音楽などの実技を頑張ったりすれば、「意欲・関心」の評価が上がるでしょう。先生にアピールをしっかりとしましょう。 3つ目は、提出物です。宿題などを期日までにしっかり提出する。忘れ物をしないことも大切です。だからこそ、できていない子は内申点が下がります。当たり前のことですが、しっかりやりましょう。 これら3つのことがすべてできていることが大切です。過去に同じ中学校で、定期テストの点数がほぼ同じにもかかわらず、内申点は10近くも差があったこともあります。また、定期テストで点数がよくなくても授業態度などが評価され、本来なら2がついてもおかしくない点数で、3がついたこともありました。 hakken.では、もちろん内申点が上がるように、学校の授業の予習や、お子さまとの個人面談、家庭学習についてのアドバイスなどの取り組みをしています。 行きたい高校に行くために、もしくは高校が選べるように、しっかり内申点を上げられるよう自分の行動を見直していきましょう。
教室便り1502号 脳は同じ間違いを繰り返す
小学校と中学校の違いは、多岐にわたります。学習面においては、学校の授業時間が長くなり、授業の進度が速くなります。学習する内容も小学校に比べより難しくなり、ほうっておくと挽回ができなくなります。不得意科目を克服していくことが大切です。中学校へ進学する多くの小学生が不得意科目を克服できるように、hakken.の学習方法を知ってもらいたいと思います。 ある脳外科医は「脳は、同じ間違いを繰り返すクセをもっている」と言っています。これは「統一・一貫性」という、外部からの情報を理解するための脳の本能の一つだそうです。子どもたちの学習においても同じことが言えます。一度間違えた問題は目の前で直さない限り、同じ間違いを繰り返すということです。 hakken.では、創設以来徹底した「繰り返し学習」を取り入れています。間違えた問題はその場でやり直し、次回学習時にもう一度同じ問題を学習します。そして、自力で子どもたちができるまで、繰り返し学習していきます。この学習方法を徹底することで、子どもたちの不得意がなくなり、自信をもち学習に取り組むようになっていきます。また、hakken.ではただ単に繰り返し学習だけをしているのではありません。その内容にもこだわりをもっています。 その内容とは学習する問題をその子に合ったレベルに合わせて学習を繰り返します。わからないことや間違いはそのままほったらかしにせず、その場でやり直しします。なぜ間違えたのかがわかったらそれをいつまでに克服するか、目標シート「魔法のランプ」で目標を決めます。 勉強が苦手な子どもに難しい問題を与えたところで解けるはずがありません。また人は本来好きなものや興味があるものに対して、よく理解ができ、やる気も上がります。しかし、不得意なことや苦手なことは、そう簡単に興味がもてません。 その解決方法の一つとしてhakken.では中学校に進学する小学生にhakken.の学習方法を実感してもらいたいと思っています。これは「理解できた!」→「理解できたから好きになった」→「もっとやろう!」と、行動を変えるためのきっかけになります。このような成功体験を日常の学習で重ねていくことで不得意科目を得意にかえることができると思います。こうした小さな成功体験を小学生のうちから積み重ねていくことで、小学校と中学校の違いの変化に対応できる能力が身についていくと考えています。
教室便り1501号 どもを信じるということ
小学生や中学生の子どもたちの多くは、人生経験が少ないため、いつも不安を抱えています。 子どもたちが夢や目標を実現させるために、私たち周りの大人は子どもたちを導いていかなくてはいけません。大人は相当な覚悟が必要になります。 「覚悟」とは子どもを信じることです。覚悟を持った大人に期待された子どもは、期待された通りの成果を出すことがあります。子どもたち自身が自分を有能だと信じられていることが分かれば、子どもはその期待に応えようと努力するからです。 hakken.の、「子どもたちをほめる教育法で伸ばす」の原点はここにあります。「こんないいところがある」「ここを伸ばせばうまくいく」と言われ続けることで、子どもは自分の可能性を信じ、成長していけます。 反対に親や周りの大人から否定されたり指示されたり命令ばかりを受けていると「どうせ自分はだめだ」と思い、自尊心を持たなくなります。そして、自らの力で前に進むことができなくなってしまいます。 ご家庭でも様々なことで子どもを信じて任せ、いざという時だけ手を差し伸べるような関わり方ができれば、子どもたちはみるみる成長していくはずです。 hakken.では学習を通して、今後もこのようなアプローチを子どもたちにすることで、子どのたちの「自信を持って自ら前に進む力」を育めるように努めてまいりたいと考えております。 hakken.の理念は「自らの夢をかなえることで、社会に貢献できる人材育成を目指します」です。 少しでも多くのお子さまが自分の可能性を感じ将来、自分の好きなことを仕事にして、その仕事を通して社会貢献ができるようにしていきたいと考えております。
教室便り1412号 勉強の仕方を見直そう!
中学生のみなさんは、いつもテストに向けて勉強をがんばっていますね。目標の点数が取れるように、しっかりテスト勉強をしていると思います。自習に来てくださるお子さまも多く、本当に嬉しいです。 テストが終わると結果が返ってきます。もちろん、点数が上がればとっても嬉しいし、下がれば残念です。 一番大事なのは、『この結果を次にどのようにつなげるか』です。 テストが終わったら、しっかりと振り返ってみてください。テストの結果だけでなく、テストまでにどういう行動をしたかが重要です。 いつ頃からテスト勉強を始めましたか。 毎日何時間くらいテスト勉強をしましたか。 また、勉強の仕方を変えたり、工夫したりしましたか。 学年が上がれば上がるほどテストは難しくなります。そのため、同じ学習量、同じ勉強のやり方であれば、テストが難しくなる分、テストの点はどんどん下がっていくのが普通です。 前回と同じ点以上を取るためにすべきことは、今回のテスト勉強で何をした事で、点数が取れたのかを考えることです。その上で、次回に向けて何を変えればテストの点が上がるかを考えます。良かったことは継続しながら、学習時間、勉強のやり方を見直すことが大切です。 中学校のテストで毎回高得点を取るためには、学校、塾、家庭で学習した問題をテストでもできるようにすることが必要です。テストで思ったように点が取れないお子さまは、学習した問題と同じ問題がテストで出題されても、解くことができません。 学校のテスト問題の8割以上はhakken.の問題集と同じか、あるいは類似問題です。テスト内容によっては10割近くの時もあります。つまり、ほとんどが一度習ったことがある問題ということです。hakken.が徹底した復習を行うのはそのためでもあります。それでもテストの結果に差が出てくるのは、ミスの量と定着力が大きく関係します。同じ問題を学習しても、1度学習すればできるようになるお子さまもいれば、1カ月以上繰り返し練習してできるようになるお子さまもいます。 家庭での学習もhakken.の学習と同じように繰り返し学習し、一度やった問題はテストでもできるようにしていきましょう。遅くともテストの1週間前までに、学校のワークをテスト範囲が一通り学習できるように勉強を始めましょう。そして、テスト前の1週間は、学校のワーク学校の授業で習ったこと塾で習ったことを確認しちゃんと解くことができるように再度練習しましょう。 そしてテストがある度に、勉強のやり方を見直し、良かったことは続け、悪かったことは改善していけば、テストの点は必ず上がっていきます。難しい範囲や理解しにくい範囲は、hakken.のテスト対策を利用してください。次のテストはどこが難しいのか、何をどう勉強すればいいのかhakken.の先生に聞いてみてください。対策の方法、手段をhakkenはいくつも持っています。勉強の仕方を見直して、次回のテストに活かしましょう。
教室便り1411号 小学生でこれを身につけたい!
あと半年で小学6年生のみなさんは、中学生になります。小学生と中学生の違いは、① 勉強が難しくなります。② 勉強の進みがとても速くなります。③ また、野球やバレーや吹奏楽などのクラブに所属し、試合や練習に忙しくなります。④ そして、一番の違いは、学校の成績が将来にとても影響します。中学校でもいいスタートを切るために、中学校までにやってほしいことはたくさんあります。朝一人で起きるなど日常の生活面を身につけ、学習面では算数と英語を自主学習できるようにして下さい。 算数四則計算、特に小数、分数計算は九九のようにすらすらできるようにして下さい。中学生でも、分数計算ができない方が非常にたくさんいます。分数計算ができない為に計算ミスが多く、確実に点数を取りたい計算で点を落としてしまい、テストの点数が悪くなってしまいます。 英語アルファベット、ローマ字、単語は最低100個を書けるようにして下さい。中学になると、どの教科も学習の量が増えるため授業は説明だけで終わることがよくあります。理解するまで問題を解くことはなく、単語の暗記を授業ですることもありません。 また、小学校のように宿題として出ることも少ないので、自学自習ができないと一年生で授業がわからなくなります。学習習慣が身についている場合は中学から塾に入っても遅くはありませんが、「家では宿題しかしません」というお子さまは要注意です。多くの中学生の保護者の方から、小学校の時は家でも勉強していたのに、中学校になって勉強しなくなったとお伺いします。中学生では決められた宿題が少ない為、勉強しなくなったと感じてしまいます。自主学習や勉強の仕方、テスト前の計画の立て方などは、すぐにできるようになりません。小学生のうちから練習しておきましょう。 小学生のうちに中学生の準備をしておくことは、中学3年間の学習や生活に余裕を作ることにもなります。勉強にクラブに、学校生活に、忙しくなる中学校に備えて、早め早めにやれることをやっていきましょう。
教室便り1410号 中学英語の準備
平成23年度より小学校5年生から英語は必修科目になりました。以前と違い学校で英語に触れる時期が早まることになりました。小学校では会話や、やりとりなどのコミュニケーションを中心に学習しています。英語に興味を抱き、楽しさを知るには良い時間と思います。今後は英語学習の低年齢化、テストの導入なども進んでいくと見込まれます。 一方、中学校の英語は記述一辺倒でしたが、リスニングを導入し変化がありました。ですが、まだ記述にウェイトが高い学習内容となっています。その為、中学校1年生のお子さまが、英語に苦しんでいます。理由は主に2つあります。 ひとつめは、「単語の暗記」です。中学校では、単語を暗記しなくてはなりません。初めての中学校のテストまでに習う単語の数はおよそ100個です。もちろんテストで出ますし、単語を覚えていないと文章が書けません。ここでくじけてしまうお子さまがいます。 ふたつめは、「複雑な文法」です。始めの頃は、「I am ~」の文や、「This is ~」の文など、簡単な文章ばかりです。ですが、中1の秋ごろに習う「三単現のs」あたりで難しくなり、多くのお子さまがつまずき、英語が嫌いになります。 英語は中学校の5教科の中で、後から一番点数が上げにくい教科です。なぜなら、初めてのテストでは100個ですむ英単語も、秋ごろにはその数倍の単語をすでに習っており、文法も複雑になります。これまで習った単語も文法も当然のように、テストで出題されます。そのため、後から挽回するためには、これまで習った単語、文法を含め、今学習している内容もすべて短期間で習得する必要があります。気づいた頃には、手遅れになる場合も少なくありません。 hakken.では小学生からの英語学習にも力を入れ、中学校へ進学したときに困らない様に英語学習の早期開始をおすすめしています。特にこのふたつのポイントを小学校のうちからトレーニングすることが大切です。小学校のうちから「単語を暗記する」、「文法を学ぶ」。どちらも中学校で英語が嫌いにならないために最低限必要なことです。 小学校から英語を学んでおくと高校受験はもちろん将来きっと役に立つことでしょう。ぜひ早くから英語学習に取り組んで、英語を得意科目にしてしまいましょう。
教室便り1409月号 秋からの学習
夏休みが終わりました。宿題は全部できていますか。読書感想文や作文を残してはいませんか。もしまだでしたら頑張って早めに終わらせましょう。なぜなら秋からの学習はとても難しくなるからです。 中1:数学は、比例・反比例が出ます。関数という分野で苦手なお子さまがかなり多いです。 英語は、三単現のSが出てきます。英語が嫌いになるターニングポイントです。 中2:数学は、1次関数が出ます。1年生の時と同様、苦手な関数です。 英語は、不定詞や動名詞が出ます。文法が複雑になってきます。 中3:数学は、2次関数が出ます。これも関数なので難しいです。 2年生で習った1次関数も混ざって出てきます。 英語は、関係代名詞が出ます。英文の中に英文が入っています。 このように春の学習よりも数段難しくなります。定期テストの平均点も、春と比べてかなり下がることが多くなります。特に中1のこの春のテスト内容は基本的な内容がほとんどでしたが、今後は中2、中3と同じように難しい問題も出題されてきます。そして、もちろん夏休みをどのように過ごしたかも大きく影響していきます。夏休みをきっかけに家庭学習の習慣をつけた人と、学習ペースが崩れた人とでは、今まで以上にはっきり差がつきます。また、中1は、「慣れ」が出てきます。春は中学生になったばかりで気合いが入っていたと思いますが、夏休みが明けると学校にも慣れ、気を抜いたり遅刻したりするお子さまが増えがちです。秋は学校行事も多くなり、授業数が少なくなります。そして、春にゆっくり進めていた分を取り戻すために、一回の授業で進む量も多くなり、学校の学習進度も一気に速くなります。このように、9月からの学習は危険がいっぱいです。春と同じように学習していては、成績は当然下がっていきます。成績を下げない方法は2つしかありません。ひとつめは学習時間を増やすことです。ふたつめは学習の方法を変えることです。学習時間を増やしながら、学習の方法を見直し、より効果的に学習していくことが大切です。テスト対策講習や自習を効果的に使って、秋のテストもがんばりましょう。
教室便り1408号 環境を変えて学力UPしよう
ご飯を食べる、顔を洗う、寝るなどの行動は、習慣づけられ生活の一部になっています。勉強もこんな風に習慣づけることができたらいいですよね。習慣づけられ生活の一部になっていることなら、無理なくできるはずです。「家庭学習の時間を生活の一部に組み込む」ためには、無理なくできることを決まった時間にすることから始めます。例えば「毎日夕食前に10分学習する」などです。その行動を徹底することから始めることが、週間づけには大切です。そのためには、次の日が土曜日や日曜日であっても、夜はいつも通りの時間に寝ます。そして、朝はいつもと同じ時間に起き、朝食を食べるということが大切です。「土曜日だから・・・」「日曜日だから・・・」と言って、寝る時間をずらしたり、朝食を抜いたりしてはいけません。そう言った「今日は特別」という意識が、規則正しい生活や、勉強の習慣化の大きな妨げになります。習慣化された行動なら、無理しなくてもできます。ですが、習慣化されていないことを始めるには「さあ今から勉強するぞ」という意気込みが必要になります。 ただし、いつもきっちり、きっちりすると息が詰まってきます。「やるときは、やる」「何時まではゆっくりする」などメリハリをつけることが大切です。このように勉強を習慣化する為には、メリハリをつけるなどのセルフコントロールが必要となってきます。 hakken.の授業中でも、小学生は50分、中学生は80分の間しっかりと集中してお勉強に励んでいますね。しかし、集中できずにセルフコントロールできないお子さまもお見えになります。そんなときは、担当の先生や校長が一生懸命声かけをして、どうにかお勉強をさせようとしています。 正直な話、なんとかお勉強をさせたところで、セルフコントロールができるお子さまと比べ勉強の効果は断然違います 「毎日5時間勉強する」「塾や学校の授業もいつも集中」をいきなりすることは、なかなか難しいです。ですが、「毎日10分は勉強する」「今から10分は集中する」などからがんばれば、勉強ができるようになっていきます。もうすぐ長い夏休みですが、毎日をしっかり有意義に過ごせるようにセルフコントロールすることを意識してみましょう。
教室便り1407号 弱点補強
みなさんにはそれぞれ、得意な教科と苦手な教科があると思います。得意な教科は、その調子でどんどん伸ばしていってください。それがあなたの武器になり、将来の職業につながります。理科が得意なら研究者や技術者。国語が得意なら小説家やライター。音楽が得意ならミュージシャンやピアノの先生。体育が得意ならスポーツ選手やインストラクターなどなど……それぞれ得意なこと・好きなことを大事に育てていってください。 ですが、苦手な教科を放っておいてよいわけではありません。その理由のひとつに「志望校の合否」があります。あなたが行きたい高校のレベルを考えたとき、苦手な教科は必ず足を引っ張ります。その苦手な教科のせいで不合格になることも多々あります。「得意な教科でカバーすればよい」と考えているならば、正直甘い考えです。苦手な教科でも、合格できるラインの点数や成績をしっかり取る必要があります。高校受験は、1教科がずば抜けてよくても、他の教科が悪いと合格しません。例えば、1教科が100点で他の教科が30点であれば、合計は220点ですが、5教科で平均45点取れる子には負けてしまいます。高校に合格するには、「周りのライバルよりどれだけ高い点数を取るか」が大事になってきます。定員40名の高校に、50名が受験したとしたら、あなたは上から数えて40番以内の成績や点数を取らなければ合格はもらえません。そのときに、もし苦手な教科があったらどうでしょうか。みんなが解ける問題を、あなただけ解けなかったらどうでしょうか。かなり不利な戦いになります。 もちろん、得意な教科はあなたの強みになるので、あとは苦手な教科をあなたの行きたい高校のレベルまでできるようになれば、他の子たちよりも得意な教科がある分、合格の可能性は格段に高くなります。また、公立入試問題は基礎から応用まで幅広く出題されますので、高得点を取ることは難しいですが、ある程度の点数までは、基本さえしっかり押さえれば取れるようになります。難しい問題もやさしい問題も配点は同じです。当たり前ですが、難しい問題よりもやさしい問題の方が、できるようになるために必要な時間は少なくて済みます。 あなたの行きたい高校のレベルをしっかり理解し、そしてあなたの苦手な教科で、あなたがどれだけ点数を取ればよいかを理解することが大事です。もし分からなかったらhakken.の先生に聞いてみてください。中学生活の限られた時間の中で、どの教科に勉強時間を使うのか。意図を持って取り組むことが、合格への近道です。そして、夏休みなどの長期の休みは学校の授業がない分、苦手な教科を復習して、得意にするチャンスです。特に中学3年生は、この夏の頑張りが合否を大きく左右します。しっかり勉強して受験にのぞめる準備をしておきましょう。