会長増田好子のコラムVOL.2 家庭学習は時間を計って行おう
家庭学習で成績を上げるためには、集中して学習することが不可欠です。
家庭学習の効果が出ないお子さまは、家庭学習が作業になっていることが往々にしてあります。
頭を使わずに漢字を羅列する。
教科書を写す。
問題集を学習しても間違った問題、わからなかった問題は、ただ答えを見て書き写す、
といった家庭学習になっていないでしょうか。
本来は100点が取れるまで覚えて、自分でテストすることが必要です。
間違ったり、わからなかったりした問題は、
なぜこうなるかの説明ができるまで学習することが必要です。
家庭学習が作業のみになりがちなお子さまは、
だらだらと時間を掛けて学習しているという特徴があります。
そこで家庭学習を始める前に、何分でするかの時間目標を立てます。
そうすればだらだら学習はなくなり、集中することを覚えます。
結果、頭を使った学習が容易になっていきます。
時間を計って学習することのメリットはまだあります。
お子さま自身が自分の力量がわかり、
テストの時間配分をうまくできたり、何よりも作業力が付いてきます。
ですが、それでも集中できないお子さまもいらしゃるかと思います。
その場合は、自分の部屋でお勉強をしないで、
お家の方の目が届くリビングやダイニングで、学習することをお勧めします。
それでもうまくいかない場合は、
小学校高学年であろうと、中学生であろうとお家の方の目の前で、学習させることが必要です。
学習習慣は、お子さま一人では身につかないものなのです。
まずは、3ヶ月やってみて下さい。
お子さまは、きっと変わっていくはずです。