コラム(3ページ目)
Column
教室便り2309号 中学生の二学期の過ごし方
夏休みが終わり、2学期の授業が始まります。春に比べ、秋は学習内容が多く、学校行事も多いため、学校の授業進度が毎年早くなります。学習する内容は、数学が計算問題から関数や図形に変わり、英語は文法が複雑になり、春よりも難しくなります。そのため、今までと同じように過ごしていると、学習内容が難しくなる分、成績は下がります。定期テストの平均点も、春と比べてかなり下がることが予想されます。中1の1学期のテスト内容は基本的な内容がほとんどでしたが、今後は中2、中3と同じように難しい問題も出題されてきます。hakken.での学習では、より集中して取り組むことが大切ですし、家庭学習では、学習の仕方を工夫することが必要です。すでに家庭学習の習慣がついている人も、一度、自分の家庭学習の内容を見直してみましょう。成績を上げるには、大きく2つの方法があります。学習時間を増やすことと、学習方法を工夫することです。やみくもに学習時間を増やすだけでは効果はありません、勉強のやり方を工夫することが大切です。効果的な学習の基本は、できるようになるまで繰り返し学習することです。hakken.での学習を家庭で実施してください。間違えた問題は、その日にできるまで練習し、後日、もう一度できるか確認をしてください。また、自分でもこれまでのテストで良い点がとれた時は、どのような学習をしていたかを振り返り、その学習方法をすべての教科で実践してみましょう。今からでも遅くありません。次のテストに向けて少しずつ準備をしていきましょう。具体的な準備としては、学校の問題集を今のうちに進められる範囲は進めてください。まず初めに学校で学習した範囲からやってみましょう。この時期にやっておけばテスト期間中の勉強も捗る上に、学校の授業内容も理解しやすくなります。それが終われば、hakken.で予習している教科を予習しているところまで進めていきましょう。早め早めに行動して、学習の余裕を作っていきましょう。
会長増田好子のコラムVOL.76 hakken.の復習メソッド
hakken.の学習で、なぜ成績が上がるのか。その一つは、hakken.の復習メソッドです。各単元の学習配列は、他社の教材でも、優しい問題から難問へ移行していきます。hakken.の教材も、ステップの細やかさの違いはありますが、他社の教材と同様に優しい問題から難問へ移行させています。細やかなステップのhakken.教材をhakken.の復習メソッドで学習すると、だんだん難しくなっていく問題でも正答率を落とさずに学習をすることができます。なぜ正答率が落ちないのか。それは間違えた問題はその場でもう一度学習するからです。一つ一つの問題を確実にできるようになってから先に進むため、正答率を落さずに効率よく学習していけるのです。また、その日に新しく学習した問題や間違えた問題は、次回もう一度学習し、定着しているか否か確認をしてから新たな問題を学習します。そしてテスト前にもう一度復習をします。こうした当たり前の復習をhakken.では教材システムで、お子さまごとに管理し、できる問題を確実に増やしていきます。おうちで学習する時も、ぜひこのhakken.の復習メソッドで学習してください。
教室便り2308号 中学生は理科・社会・国語こそ問題集を使った勉強を!
理科・社会・国語の学校の授業は、基本的に解説がメインの授業です。理科の授業であれば、現象や仕組み、実験について解説を聞きます。社会の授業であれば、地理、歴史、公民の内容について解説を聞きます。国語の授業であれば、小説、論説文、漢字、文法について解説を聞きます。そしてテストでは問題が出題され解答する方式です。しかし数学の授業であれば定理など解説を聞きますが、実際に問題を演習したり、解法の解説を聞くことが多く、より実践的でテストの内容と同じことを授業中に行っています。つまり理科・社会・国語は授業中に問題演習をすることが少ないため、授業中にやっていることとテストでやっていることに違いがでてきます。テストで点を取るためには、テストと同じ内容を練習する必要があります。問題演習を行い、できる問題を多くしていくことが、テストで点数を取るために必要な練習です。理科・社会・国語は授業で問題演習を行うことが少ないため、授業を聞いているだけではテストで点を取ることが難しい教科であると言えます。まずは理科・社会・国語の授業の特徴を知ることが重要です。理科・社会・国語は授業で問題演習をしない分、物理的な演習量が少なくなる傾向があります。そのため理科・社会・国語は意図的に演習量を増やす必要があります。理科・社会・国語のテストで点が取れない、勉強の仕方が分からない生徒の場合の共通点として、演習量が圧倒的に足りていないことがほとんどです。実際、学校の問題集をどのくらい練習したかを尋ねると、1回通して問題集を練習しただけというケースがとても多いです。まずはhakken.で学習しているように、問題集にある問題は繰り返し学習してできるようにしていきましょう。問題集を自分で繰り返し学習し、解ける問題を多くしていくことができれば自分で勉強する力も身についてきます。
教室レポート No.1
ちょっとのぞいて見ました!!今日は、はづ校へおじゃましました。みんなとても集中しています!!
夏期講習、まだまだ受付中!
夏休みは一番学力に差が生まれる期間です。hakken.はそんな大切な時期を全力でサポートします!!
会長増田好子のコラムVOL.75 感謝の気持ちを育てる
「感謝の気持ち」を多く持っている人ほど幸せな人生を送れているように思います。子どもにも「感謝の気持ち」を持ってもらいたい。「感謝の気持ち」をはぐくむことが『徳を積む教育』だと考えています。では、「感謝の気持ち」を育てるにはどうしたらいいのでしょうか。私が実践しているいくつかをお話しさせていただきます。1つは、人からいただき物をしたり、何かしていただいたときは、そのお相手に3回はありがとうをお伝えするようにしています。もちろん家庭内でもです。1回目は、その場で。2回目は、次にお会いした時に。3回目は、その話題が出たときです。この3回の行動で、していただいたことを覚えていようという脳への刺激があり、「感謝の気持ち」を長く持ち続けられるように思います。また、3回ありがとうをお伝えすることにより、お相手の方へもより「感謝の気持ち」が伝わり、「感謝の気持ち」をお伝えできてよかったという思いから、また余計に「感謝の気持ち」が育つように思います。そして「感謝の気持ち」をお伝えしたお相手からも「感謝の気持ち」が返ってくることを実感します。そして、これらの行動をそばで見ている子どもたちにも、「感謝の気持ち」を伝える素晴らしさが伝わっているように思います。2つ目は、母の日、父の日、敬老の日、お誕生日などのお祝い事の日は子どもを巻き込んで、お祝いをします。子どもは、手紙を書いたり、絵をかいたり、おこづかい(援助もします)でプレゼントを買ったりと自分なりの感謝を形にします。このような「感謝の気持ち」のやりとりが大きな幸福をもたらすように思います。将来、子どもが自分のやりたいことを見つけ、自分のやりたいことで社会貢献をすることができたら、こんな素敵なことはないのではないでしょうか。そのとき、この『徳を積む教育』で得た「感謝の気持ち」がきっと役に立つはずだと確信しています。
教室便り2307号 中学3年生の夏休みの過ごし方
私立高校の入試は早い高校で1月に行われます。中学3年生はあと半年で入試を迎えることになります。高校入試の日程から考えると夏休みに中学3年生が最低限するべきことは、これまで学習した中1から中3の内容の基礎~標準問題をマスターすることです。また偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまは、標準~応用問題もこの夏である程度マスターすることが求められます。入試までに長期の休みはこの夏休みと、冬休みがあります。ですが冬休みに基本~標準の復習ができる時間は多くありません。それは冬休み明けには内申点にかかわる重要なテストが学校で実施され、その数日後には私立高校の入試が始まるためです。もちろん夏休み以降も復習する時間を取ることも可能です。ですが2学期のテストの成績は内申点に大きく影響します。内申点が十分あればよいですが、多くのお子さまはそうではありません。夏休み以降はテストの内容に力を入れられるように、夏休みの間に復習をある程度仕上げていくことが重要です。そのため、この夏にどこまで復習ができるかが受験の結果を大きく左右することになります。復習をするときに大切なことは入試にどのような問題が出題されているかを把握することです。公立高校の入試の場合、どの高校を受験しても問題は同じになります。問題の難易度は、6割近くは基本~標準問題で、中1~中3の範囲がまんべんなく出題されています。そのため公立高校の受験に合格しやすい子は、ある特定の分野の難しい問題ができる子ではなく、中学3年間の範囲の基本~標準が完璧にできる子です。それを踏まえ、まずはこの夏にこれまで学習した範囲の基本~標準問題を学習していきましょう。それが完璧になってから標準レベル以上の問題を学習するほうが、効率もよく、合格にもつながりやすいといえます。そのため偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまも、まずは基本~標準問題をマスターしていきましょう。難しい問題が解けることはもちろん大切ですが、受験では基本~標準問題で間違えることは、致命的になる場合があります。計算ミスも含め、基本~標準問題は確実に取れるように練習しましょう。
会長増田好子のコラムVOL.74 お子さまの「学習枚数」に着目してください。Ver.2
hakken.で重要視している「学習枚数」は、家庭学習で言い換えるなら、学習量です。例えば問題集を1時間で、 Aくんは6ページ学習 Bさんは8ページ学習同じ学習時間ですが、AくんとBさんでは1週間で14ページ、 1か月で60ページの差がつきます。こうして比べてみると学力差がつくのは歴然です。家庭学習では学習時間を重視しがちですが、注目すべきことは学習量です。この短時間にたくさんの量を学習できる力を『作業力』と言い、hakken.が『作業力』の向上に力を入れる理由はここにあります。そして、おうちでもこの『作業力』をお子さまと共有することで、『作業力』は伸びていきます。『作業力』をつける手順は① お子さまが1時間(10分でも20分でも大丈夫です)でどれほどの学習量ができるかを調べます。② 家庭学習を始める前に、目標を立て学習をします。最初は目標以上に学習できるよう少し低めに目標を立てることをお勧めします。③ 結果を検証し、次回の目標を決めます。できたからと言って、目標を高くせず、少しずつ目標を上げることが大切です。集中力も上がっていくので一石二鳥の学習方法です。是非おうちでやってみてください。
教室便り2306号 効果的なテストの振り返りの仕方
テストを振り返るときにもっとも重要なことは、振り返りをすることでお子さまが勉強を頑張ろうと思えることです。親子で振り返る場合は、まずは良かったところを見つけ、ほめることをはじめにしてください。指摘する場合は事実だけを見ること(伝えること)です。親子で振り返りをする場合、どうしても気持ちや感情がこもってしまいがちです。自分自身で振り返る場合も、できなかったことばかりに目を向けるとモチベーションが下がります。前回の自分と比べて良かったところを必ず探すようにしましょう。テストの振り返りで具体的に見るポイントは大きく3つに分けられます。① ケアレスミスをしていないか。問題文の読み間違いがないか、途中計算や途中式を確認する。 ミスをしないように具体的な対策をとる。② 間違えた問題は「わからない問題」か、それとも「見たことはあるけれど忘れてしまった問題」かを分ける。「わからない問題」の場合は、まず塾の問題や学校の問題集と同じ問題があるかチェックしてみる。同じ問題がなければ、その問題の解き方を覚える。 同じ問題があれば、練習不足が原因。次回のテストに向け、練習量を増やす必要がある。「見たことはあるけれど忘れてしまった問題」の場合も、練習不足が原因。次回のテストに向け、練習量を増やす必要がある。③ 時間は足りていたか。時間が足りない場合は、普段の学習からスピードを意識して学習する。テスト当日はできる問題からやり、問題を見てすぐに回答できない問題と時間がかかりそうな問題は後回しにし、まずは最後まで問題をやるようにする。そして、これらを踏まえて振り返り、「次はどのように取り組むべきか」を具体的に自分で考えることが重要です。気をつけることは「自分で決めること」です。「次は○○しようね」と指示をするよりも「次はケアレスミスをしないようにするためにはどうする?」と問いかけ本人に決めてもらうようにします。振り返りをするには技術が必要です。振り返りの仕方を学校で詳しく教えてもらうことは少ないと思います。やみくもに振り返りをすると、どうしても過去のことに目が行きがちです。振り返りで大切なことは過去のことは事実だけを確認し、未来のこと(これからのこと)に目をむけ、「次はどうする?」を考え、自分で決めることです。そうすることで、振り返ったことが次の行動につながりやすくなり行動が変われば結果も変わってきます。
会長増田好子のコラムVOL.74 お子さまの「学習枚数」に着目してください。
hakken.では毎回、自分で目標「学習枚数」を決め学習しています。50分でできる学習枚数は、お子さまによってかなり差があります。(10~30枚)hakken.の教材支援システムは、枚数をこなせれば、成績UPが可能になるよう作られています。学習枚数が増えれば、① 時間内にこなせる勉強量が増え、苦手な問題に時間を割くことが容易になります。「作業力」② 暗記するスピードを上げることができ、暗記で点を取る教科の成績が上がりやすく なります。「暗記力」③ 復習が容易にでき、忘れない力がつきます。また、テスト対策で難度の高い問題も マスターできます。「定着力」④ 集中して学習する癖がつき、やる気を引き出すことができます。「セルフコントロール力」 50分で20枚以上できたなら、ほめてあげてください。50分で20枚以下なら励まし、前回より1枚でもたくさんできていたらほめてあげてください。「学習枚数」は意識すれば上げることが可能です。是非おうちでも「学習枚数」を話題に挙げていただけると幸いです。
教室便り2305号 テスト勉強の仕方
学校の定期テストは、学校の問題集や教科書から出される問題が多いため、学校の問題集を繰り返しやることがもっともテストの点に繋がります。学校にもよりますが、テストの少なくとも80%以上は学校の問題集や教科書の類題から出題されています。毎年、さまざまな定期テストの問題を見ていますが、まったく初めて見る問題に出会うことはほとんどありません。どの問題もどこかで見たことのあるものばかりです。目標はすべての問題をできる状態にすることです。問題集をやる時、1回目の学習はできる問題とできない問題の仕分けをします。そのため、1回だけ問題集をやっても、できる問題はあまり増えません。2回目以降からが本当の勉強です。2回目は1回目でできなかった問題だけを練習してください。3回目は2回目でできなかった問題だけを練習してください。hakken.での学習と同じように、間違えた問題はできるようになるまで繰り返し学習しましょう。採点は、大問単位で採点をすることがおすすめです。hakken.での学習の様に数問単位で採点してもOKです。その理由は3つあります。1.まとめて採点すると見直し、やり直しが億劫になる。2.数問単位で採点をしていけば、次の問題の正答率が上がる。3.やったその時が一番その問題を覚えているので、効率が良い。問題集をやる目的は、できない問題をできるようにすることです。そのために、採点、やり直しをすぐ行うことで効率よくできる問題を増やすことができます。また、分からない問題は、解答・解説を見てください。考えることももちろん重要ですが、数学も含め勉強のほとんどは暗記です。分からなかった問題は、解答・解説をみて、知識、解き方を覚えることが先です。知識、解き方を覚えてから、考えること(理解すること)が大切です。定期テストの結果は、テストまでに学校の問題集をどのように取り組むかで大きく変わってきます。効果的に問題集を使うことができれば、80点以上は狙うことができます。まずは、学校の問題集を徹底的に取り組みましょう。
会長増田好子のコラムVOL.73 優先順位を決め家族で共有しましょう。
サッカー、野球、スイミングなどスポーツを優先するのか。バレエ、ピアノなどの習い事を優先するのか。学業を優先するのか。などそれぞれのご家庭によって、またお子さまによって、年齢によっても違ってくるかと思います。私の生徒さんで少年野球クラブに入っていらっしゃる方がいました。そのご家庭は、いつも野球が1番、次に学業と優先順位が決まっていました。テスト前でも入試前でも、野球が1番、次に学業です。だから、野球の練習の合間にhakken.に来ていただき、野球の練習の合間に家庭学習の時間を取ってみえました。だから、試合前に練習時間が増え、学習時間が取れず、テストの点が振るわないときも、「今回は時間が取れなかったから、仕方がない」とおっしゃって、時間が取れるときにしっかり勉強し、偏差値60以上の志望校に合格されました。優先順位を決めることで、途中経過が悪くとも動揺せず、ご自分の目標に向かっていかれる姿は素晴らしいものでした。ご家族がその時々によって優先順位が変わると、お子さまも気分で優先順位を変えるようになります。今は勉強する気分じゃないから、今は…が楽しいから、勉強は後回しに、といった具合でなかなか学業に集中することができない状態になります。ご家族がいつも優先順位に伴う行動ができれば、いろいろなことがうまくいくことが多いように思います。まずご家族みんなで、それぞれの優先順位を共有し、協力し合うことから始めてみてください。
教室便り2304号 4月からNHKラジオの英語講座を家庭学習に取り入れてみませんか
2020年度に小学校の英語教育が刷新され、2021年度は中学校、2022年度には高校英語の教科書が新しくなりました。大学入試のセンター試験に代わる共通テストでは、出題内容の50%がリスニングに変わり、今後日本の英語教育は大きく変わることが予想されます。従来の勉強方法のままでは、英語の「聞く・話す」対策は難しく、勉強の仕方を変えていく必要があります。また、英語の4技能の中で特に「聞く・話す」の2つは、筋力トレーニングのように日々のトレーニングが重要です。一番手軽に英語の「聞く・話す」をトレーニングできるおすすめは、NHKラジオの英語講座です。NHKラジオの英語講座は英語初心者からビジネス英語まで、さまざまなレベルの受講者に向けた講座があります。講座の時間は15分が基本で、中には5分、10分といった短時間の講座もあります。講師は日本でも英語教育においてトップクラスの方が担当しており、内容もとても充実しています。ラジオだと聞くだけのイメージですが発音練習の時間もあり、話す練習もできます。しかもラジオだけなら費用もかからず、毎月テキストを購入したとしても500円もかかりません。テキストはほとんどの書店で購入できます。テキストもよく作りこまれており、英文を多読する教材としてもおすすめできます。1年間分のテキストを読めば、学校で1年間に習う英文の4倍以上の文章量を読むことができます。ラジオは時間が決まっているので学習が難しそうですが、今はスマートフォン用の無料アプリがあります。これを使えば先週分の放送を好きな時に、好きなだけ聞くことができます。そのため、合間の時間に聞くことが可能で、毎日の生活の中にも取り入れやすくなっています。また、もっと話すトレーニングもしたいと思われた場合は、hakken.のオンライン英会話がおすすめです。NHKラジオの英語講座や学校や家庭での日々の英語学習はいわば、筋トレのようなものです。そして、オンライン英会話は試合のようなものです。トレーニングだけでは単調でも、試合を組み合わせることで、やる気もUPし、成果も感じられ続けやすくなります。
会長増田好子のコラムVOL.72 hakken.教材について
hakken.教材をホームページに無料教材として掲載させていただいています。その中で学校様や他塾様の方々が使ってくださっているようで、その中の方から小学生の英語教材について、次のような感想をいただきました。【折角活用させて頂きましたので、その御礼代わりとして簡単な感想を述べさせて頂きます。大変よく工夫されており、自ずと無理なく実力が養成出来るようになっております。要所要所に的確に繰り返しの確認問題が配置されており、大変効果的な教材でございました。一方、気が付きました点は、すべて文章表現でございますが、対象が小学生でありますことを考えますと、イラスト、図示等により、いわゆるトヨタ用語であります「見える化」により視覚に訴える工夫が適度に盛り込まれてあれば、生徒達にとってより理解の助けとなるのではないかと感じました。】(原文ママ)少しでもお役に立てればという思いで掲載させていただいていますが、このようなお便りをいただきますと、とても励みになります。また、こちらの作成意図をしっかりと理解くださり、使用してくださっていることに、感謝します。ご意見をいただいた課題ついては、著作権などのハードルがあり、なかなか難しいですが、今後何らかの形で、子どもたちの学習意欲をUPさせるような工夫をしてまいりたいと思います。皆さまもぜひ、活用くださいませ。
教室便り2303号 内申点を上げるために大切な3つのこと
内申点とは、主に成績表の点数のことです。9教科を5段階評価で表している学校が多く、満点は9教科×5で45点となります。この内申点は、高校入試にとても関わってきます。高校によって合格基準となる内申点が設定されています。内申点が基準に満たしていないと、入試のときにとても不利になります。内申点がある一定以上ないと、当日いくら良い点数を取ったとしても合格しない場合があります。また内申点は、「3年生のとき頑張ったら良い」というものではありません。1年生・2年生の内申点もしっかり評価する高校もあります。後で困らないように1年生のうちから内申点をしっかり取っておくべきです。内申点を上げるには3つのことが大切です。1つ目は、中間・期末などの定期テストの点数を取ることです。80点や90点が取れれば、4か5はもらえるでしょう。逆に40点以下だと、2になってしまう可能性があります。テストの点数は内申点に密接に関係しています。2つ目は、授業態度です。授業中たくさん手を上げて発表したり、体育や音楽などの実技を頑張ったりすれば、「意欲・関心」の評価が上がるでしょう。先生にアピールをしっかりとしましょう。3つ目は、提出物です。宿題やテスト直しなどを期日までに提出することや忘れ物をしないことも大切です。当たり前のことだからこそ、できていないと内申点は下がります。これら3つのことがすべてできていることが大切です。過去に同じ中学校で、定期テストの点数が同じ点数だったにもかかわらず、内申点は10近くも差があったこともあります。また、定期テストで点数が悪くても授業態度が評価され、本来なら内申点が2になるところが、3がついたこともありました。hakken.では内申点が上がるように、学校の授業の予習やお子さまとの個人面談で家庭学習についてのアドバイスなどの取り組みをしています。行きたい高校に行くためにしっかり内申点を上げましょう。
会長増田好子のコラムVOL.71 お子さまとじっくり話してみえますか?
仕事柄ご父兄から相談をお受けすることがあります。そんなとき、感じることは、「親御さまの困っていることがお子さまにきちんと伝わっていない。」ことです。例えば、お子さまのスマホを使っている時間が長いと感じているとき、親御さまは、お子さまがスマホを使っているときに、注意や意見を言われる時が多いのではないでしょうか。また、そのときのお子さまは、親御さまの注意や意見を感情的に受けられることが多いのではないでしょうか。この場合お子さまは、親御さまから「叱られた」と感じ、親御さまの本位は伝わっていないことがほとんどです。例えば、親御さまは、「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないか」と心配されているとしたら、お子さまが平常心のときに、親御さまが「スマホを使っている時間が長いことが勉強に向き合えていない理由ではないかと心配している」と感情をこめず淡々と伝えてください。このとき、少しでもお子さまを責める気持ちがあると、お子さまは「叱られた」と感じ、感情的になってしまいます。次に「あなたはどう思う?」「どうしたらいいと思う?」とじっくりゆっくりお子さまの意見を聞いてください。お子さまが行動を変えるには、お子さま自身が決めることが大切です。
教室便り2302号 小学校では100点!中学校では平均点
中学1年生の三学期になると「急にテストの点数が悪くなってしまって」というご相談をよく受けます。話を聞くと「小学校のときは、80点くらいとっていて、そんなにできない方じゃなかったんですけどね」とのお話でした。80点は「そんなにできない方じゃなかった」ではなく、「どちらかというとできない方」と私たちは解釈しています。小学校と中学校では、テストの範囲と時期が違います。中学校のテストの範囲は2~3ヶ月分の学習内容になります。小学校は1つの学習単元が終われば、すぐにテストをします。そのため中学校と小学校ではテストに向けた学習方法は変わり、また必要とされる学習量や能力も大きく異なります。小学校の80点と中学校の80点は、同じ80点でも同列で比較できません。小学校のときに、ほぼ100点しかとったことがないという人は、中学校で平均点以上の得点が見込めます。しかし小学校のときに80点以下だった人は、中学に入ると途端に低迷することが多いです。だからこそ、小学校のときにテストでは100点にこだわって、100点を目指す学習に取り組んでほしいと思っています。そのためには小学校でテストの返却があったら、必ずやり直し(テスト直し)を家庭学習に取り入れて下さい。そして、間違いの原因を見つけて下さい。普段は理解しているけれど、うっかりミスをしてしまったのか。根本的にわかっていなくて間違えたのか。問題文をきちんと読み取ることができていない読解力の問題なのか。つまり、何でつまずいているのか、どんな間違いがあるのかを把握して、間違えたところを理解できるまでやり直して下さい。また90点以上の人は、テストの裏面の問題もやり直しをすることをお勧めします。特に算数のテストの裏面の問題は思考力、応用力を問う問題の構成がされています。その問題を理解することができれば、さらに力はアップします。
会長増田好子のコラムVOL.70 新学期に向けての目標設定
新学期に向けて家族全員がそれぞれ目標を定められることをお勧めします。目標を決めるのが初めての人は、1年ではなく、1か月や1週間ごとの短期目標を定めることをお勧めします。内容は、容易に達成できる事柄が良いです。目標を達成する成功体験を積んでいくと、ハードルの高い目標や長期の目標が達成しやすくなります。そして、定期的にみんなで集まり結果を発表します。達成できなかった人は、ハードルを下げ目標を決め直し、達成できた人は次の新たな目標を決めます。目標を決めることが難しいと思われる場合は、1か月に1度、家族全員でそれぞれの長所を言い合う場を設けてください。最初は照れくさいかもしれませんが、慣れてください。心の安定や自己肯定力が上がり、家族がより一層仲良くなります。やり方は、お父さん、お母さん、Aくん、Bちゃんの4人家族なら、まずお父さんが3人に向かって話します。例えばお母さんへなら「私はお母さんが大好きです。お母さんはいつも家族のことを1番に考えて行動するところがすごいです。」と、話します。Aくん、Bちゃんには□のところを変えて順に話していきます。すご~く心が温まります。
教室便り2301号 小学生向け 中学入学までにしておきたいこと~家庭学習の習慣~
中学校では、小学校のように毎日宿題が出されなくなります。そのため、中学校に向けて小学生のうちに学校の宿題以外の学習に取り組む習慣をつけておくと、中学生になってからも自主的に学校の問題集を取り組める確率が高くなります。まずは、一日プリント1枚でも一日10分でも取り組むことをおすすめします。初めに取り組む教材は、市販の本屋さんで購入できるドリルで本人にとって簡単なものをおすすめします。まずは、ドリルをやることを習慣化することが重要です。そのため内容は求めず、まずは継続的にやるために続けやすい内容を取り組んでください。そして、習慣的に学習できるようになってから、内容を吟味して苦手な範囲などのドリルに変えることをおすすめします。いきなり苦手な範囲のドリルから取り組むと失敗するケースが多いように思います。また、初めは親子で一緒に取り組むのがおすすめですが、なかなか一緒の時間が取れない場合は、毎日のやる内容を親子で決めて、子どもがドリルを一人で取り組み、採点は親がするのもおすすめです。採点の際にコメントなどを添えると、子どもも喜ぶので一緒に取り組まなくても継続しやすくなります。ただし、コメントは必ず良いことを書くことをおすすめします。指摘は採点の〇✕だけで十分な場合がほとんどです。小学6年生の子どもたちにとっては、中学入学までたった3カ月ですが、このたった3カ月でも中学校に向けた準備は十分にできます。まずは、自主的に、毎日机に座って勉強をする習慣をつけていきましょう。
会長増田好子のコラムVOL.69 試してみてください。お子さまのやる気がぐんぐんUPします。
日々お子さまの良いところを見つけ、どんどんお子さまに伝えてください。内容は同じでも構いません。恥ずかしがらずに、感情をこめてほめてほめて、ほめまくりましょう。ただしほめることはお子さまの行動です。あなたのほめ言葉で、お子さまに笑顔がこぼれたら、第一段階は成功です。そして1~2週間、この状態を続けましょう。この状態を続けることが、お子さまのやる気を出す土台となります。そしてこれが第二段階です。第二段階が完成したら、お子さまがあなたに良いところを見せてくれる機会が増えるはずです。第三段階は、あなたがお子さまにやる気を出してほしい事柄について少しの変化を見つけ、ほめます。お子さまは少しずつかもしれませんが、あなたに頑張っている姿を見せてくれるはずです。ほめ慣れていないと恥ずかしいという感情が先に立ってなかなかほめられません。ほめることに慣れてください。お子さまのやる気UPとあなたのほめ言葉は比例します。ただし効果出るまでには時間がかかります。気長にやっていただければ、効果が加速するときが出てまいります。