教室便り2408号 公立中1,2年生の夏休みの過ごし方~2学期に向けて~
多くの公立中学校では、秋は社会見学や運動会、文化祭など行事が多くなる時期でもあります。
冬休みまでの間に定期テストも2回実施される学校がほとんどです。
行事が多く、テストも2回あるため、2学期は授業スピードが速くなることが多いです。
1学期と同じペースで学習すると、進度についていけなくなる可能性があります。
中学1年生の場合は、2学期からテストの平均点も下がってきます。
1学期の中間テストは平均点も高く、英語であればアルファベットやローマ字、簡単な英文だけのテストであることが多いですが、2学期のテストからは一般動詞や三人称単数なども出題され、平均点も中2,3年生と同じ60点前後になってきます。
そのため多くの中学1年生は、2学期の成績は下がります。
平均点が下がるので当たり前のことですが、勉強内容が難しくなり、テストの点も下がることで親も子も、テストの点に危機感を感じたり、勉強についていけないと感じ始める生徒が多くなります。
夏休みにしておきたいことは、2学期に向けた準備です。
まずはお盆前後までに、学校の宿題を終わらせ、お盆以降は2学期に向けた準備をしていきましょう。
具体的にすることは2つです。
ひとつ目は、前回のテスト後に学校の授業で学習した範囲の学習を、学校指定の問題集を使って進めていきましょう。
この範囲は次回のテスト範囲にもなります。
休みの間に取り組んでおくことで、次回のテスト期間に取り組むべきことを減らすことができ、更には2学期からの授業も分かりやすくなります。
最低でも夏休み中に、学校の授業で学習した範囲の学習はしておきましょう。
2つ目は、予習です。
予習も学校の問題集を使うことをおすすめします。
予習をすることで更にテスト期間に余裕が生まれ、学校の授業も分かりやすくなります。
塾で習っている教科は学校よりも進んでいるので、学校の問題集も塾で進んでいる所までは進めておきましょう。
この夏にしっかりと2学期に向けて準備をしていきましょう。