コラム(18ページ目)
Column
教室便り1706号 高校入試は内申点で決まる!!
内申点は高校入試を考えるうえで、非常に重要な要素です。内申点は、中学校で学習する9教科に対し、定期テストや授業態度、提出物の内容などを総合的に判断して5段階又は10段階で評価されます。 かつては相対評価が基本でしたが、現在は絶対評価を基本としています。自分自身の頑張りによって点数化されるのが特徴です。私立高校に受験する場合も、公立高校に受験する場合も、入試で評価される材料がこの内申点です。実は評価されるときに用いられる内申点は私立高校、公立高校で違います。私立高校では、3年生の2学期の内申点を重視する学校が多数です。推薦入試では、明確に内申点の基準があります。基準に達していない場合、受験の機会にすら恵まれないことがあります。 一般入試の場合も、内申点が合否ばかりか、奨学金の大きさにも反映されます。公立高校では、1年生の成績から考慮される場合もあります。1、2年生の内申点で全体の半分程度を占める県もあります。3年生から頑張ろうとしても、公立高校の場合は取り返しのつかないことがあります。高校によって、内申点の点数と、入試当日の点数の比率が変わります。一般的にレベルの高い高校ほど、当日の点数の比率が高くなります。 では、内申点を上げるためには、どのようにすれば良いでしょうか。内申点は①学校の定期テスト、②提出物、③授業態度の3つで決まります。学校の授業では、授業の中身を前もってしっかり理解しておくと、自信を持って自分の意見をはっきり言うことができます。 hakken.が大切にする予習学習で、あらかじめ内容を把握しておきましょう。そして、定期テストの点数を上げるためには、この予習をなるべく早く終わらせましょう。そうするとテスト前に、難しい問題まで掘り下げて取り組むことができます。先取り学習をたくさん進め、1学期の成績を満足いくものにしていきましょう。
hakken.教室コラムVOL.2 中間テスト
こんにちは!近隣の中学校ではこれから中間テストの始まる中学校、中間テストを終えた中学校があります。中間テストを終えた中学生ほっと一息そのままゆっくりしていませんか。6月には期末テストを控えています。次を見据えて今回の中間テストの振り返りを行って、期末テストに備えましょう!小学生のみんなもこの日中の暑さの中、運動会の練習で疲れていてもみんな元気よく教室へ来てくれています!! hakken.の元気なスタッフが、がんばる小学生のみんな、中学生のみんなをサポートします!!
hakken.教室コラムVOL.1 魔法のランプ
hakken.では「魔法のランプ」という目標管理シートを毎回の学習で記入します。 授業のはじめに今日学習目標を立ててから、学習します。そして、授業の最後に振り返りをします。毎回の目標を意識して学習し、しっかりと振り返りをすることで、学習の効果はより高まります。これはある中学1年生のお子さまの振り返りです。今日は中間テストの復習を中心としてやった。 中間テストみたいに問題用紙と解答用紙を分けてやった。 学校でもこういうかんじでやるんだなと思った。 今日は予習もやった。 新しい所も入ったけど分からない所がなかったのでよかった。 hakken.は通常の授業で学校の予習を進めていきます。その狙いは学校の授業をより理解しやすくなることはもちろんですが、 定期テスト前に、テスト範囲の総復習をする時間を確保するためでもあります。学校と同じ進度や復習で授業を進めていると どうしても、テスト範囲をやりきることで時間がなくなってしまいます。そうならないために、 テスト2週間前を目標にテスト範囲を終わらせ、 テスト前はテスト対策の授業に切り替えています。 テスト対策もより本番を意識して学習できるように、 問題用紙と解答用紙を分けて学習します。特に数学の場合は、 普段問題を解いているときはしっかり途中式を書いているのに、 テストになるとスペースがないため、 途中式を省略して、計算ミスをするお子様もいらっしゃいます。 問題用紙と解答用紙を分けて学習することは、その対策にもなると考えています。
会長増田好子のコラムVOL.2 家庭学習は時間を計って行おう
家庭学習で成績を上げるためには、集中して学習することが不可欠です。家庭学習の効果が出ないお子さまは、家庭学習が作業になっていることが往々にしてあります。頭を使わずに漢字を羅列する。教科書を写す。問題集を学習しても間違った問題、わからなかった問題は、ただ答えを見て書き写す、といった家庭学習になっていないでしょうか。 本来は100点が取れるまで覚えて、自分でテストすることが必要です。間違ったり、わからなかったりした問題は、なぜこうなるかの説明ができるまで学習することが必要です。 家庭学習が作業のみになりがちなお子さまは、だらだらと時間を掛けて学習しているという特徴があります。 そこで家庭学習を始める前に、何分でするかの時間目標を立てます。そうすればだらだら学習はなくなり、集中することを覚えます。結果、頭を使った学習が容易になっていきます。時間を計って学習することのメリットはまだあります。お子さま自身が自分の力量がわかり、テストの時間配分をうまくできたり、何よりも作業力が付いてきます。 ですが、それでも集中できないお子さまもいらしゃるかと思います。その場合は、自分の部屋でお勉強をしないで、お家の方の目が届くリビングやダイニングで、学習することをお勧めします。それでもうまくいかない場合は、小学校高学年であろうと、中学生であろうとお家の方の目の前で、学習させることが必要です。 学習習慣は、お子さま一人では身につかないものなのです。まずは、3ヶ月やってみて下さい。お子さまは、きっと変わっていくはずです。
教室便り1705号 大型連休
新学年になって、ようやく慣れてきたのも束の間、もうすぐ大型連休のゴールデンウイークが始まります。実はこの連休の過ごし方が非常に重要です。なぜならこの連休が終わった後に、学校の授業が本格化するからです。4月の授業の進み方は、1年の中で一番ゆっくりしています。新しい学年に入って慣れないことが多く、学習のペースを緩やかにすることで、学校生活にうまくなじめるようにしているからです。 しかし、連休が終わると、学校の授業はどんどん勢いを増していきます。早い学校では5月に1学期のテストがあるため、年間授業量の4分の1にあたる量を消化しなければならないからです。当然、連休前に学習していたことは、充分に知っているものとみなされます。学校にはこの時期、いちいち復習に時間を充てられるだけの余裕はありません。さらに中2や中3であれば、前学年の2月以降に学習したことがテストに出題されるので、復習しておく必要があります。連休になると、どの部活も本格的に活動が始まります。部活に没頭しすぎて、気付いたら連休が終わっていることが多々あります。無意識にぼんやり過ごしていたら、確実に時間だけが過ぎていきます。どのようにしたら、有意義な過ごし方ができるのでしょうか。 難しいことではありません。普段と同じ習慣を続けてください。4月までの生活スタイルを続けてください。まずは生活リズムを変えることなく、早寝早起きを心がけましょう。そして、学習ではhakken.の教室と同様に、ヒントを何も見ずに、すらすら答えられるまで学校のワークをやってみましょう。瞬発的に解くことができるまで鍛えた問題は、必ずあなたの力になっているはずです。hakken.の授業では連休明けから順次、テスト対策へと切り替えていきます。研修旅行や修学旅行で学習の時間が取れないのも、この時期の悩ましいところです。早め早めの対策で、万全の準備をしていきましょう。みなさんの1学期の飛躍を期待しています。
会長増田好子のコラムVOL.1 感謝の気持ちが視野を広げる‼
わたくしの周りに、 『ありがとう』 をとても上手に伝えてくださる方がおみえになります。その方にお伺いしたら、 私も教えていただいたことですが、 人に何かしていただいたり、 頂き物をしたら、3回は感謝の気持ちを伝えるようにしています。 1回目は、その場で 2回目は、次にお会いした時や電話でお話しするときに そして、3回目は、その話題が出た時です。 そうすることで、相手に対する感謝の気持ちを忘れずにいることができるからです。 また『ありがとう』をきちんとお伝えすることで、 相手の方も喜んでくださいますし、 よりコミュニケーションをうまく取れるようになりました。 と、教えてくださいました。 相手の方から何かしていただくということは、 その方の労力と時間と想いをかけていただいていることで、 よく考えればそれはもう大変な貴重なものをいただいているわけです。『ありがとう』 を何度伝えても伝えきれないということでしょう。その方は、日に日に優しさが増し、吸収力が増しているように見えます。感謝の気持ちがあるからこそ、人から教えてもらったことは貴重だとする想い、わからないことは教えていただこうとする姿勢、感謝があるからこその余裕、とても素敵なお母さんです。 お子さまにも、 『ありがとう』 を上手に使われ、 おうちの中では、 『親しき中にも礼儀あり』 を実践され、良い緊張感がおうちの中にあるようにお見受けいたします。『ありがとう』 をお子さまに伝えることで、子どもも確実に変化します。お子さまの自信が育ち、笑顔があふれる対処法の基本です。ぜひ実践してください。
教室便り1704号 受験に向けた計画
高校入試は1月~3月に行われます。受験直前になってあわてないためにいつ何をすればよいかを抑えておくことが大切です。それぞれの地域によって異なりますが、三重県の中学3年生のスケジュールは例年このようになっています。時期主なスケジュール7月 ~ 11月私立、公立学校説明会11月中旬定期テスト実施後、私立、三重県公立前期選抜の内申点確定12月上旬私立、三重県公立前期選抜 受験校決定1月上旬 定期テスト実施後 三重県公立後期選抜の内申点確定1月中旬~2月上旬私立高校入試2月中旬三重県公立前期選抜2月下旬三重県公立後期選抜 受験校決定3月上旬三重県公立後期選抜 4月~8月の取り組みこの時期はまだ部活動もあり、勉強とうまく両立していく必要があります。基本的にはこれまでと同様に定期テストの内容を中心に勉強をしてください。受験に向けて、1~2年生の復習に取り組み始めます。夏休みの終わりまでに、基本~標準レベルの問題であればどの範囲の問題も解けるようにしておくことが必要です。また夏ごろから学校から各私立、公立高校の説明会の案内が来ます。少しでも受験する可能性のある高校の説明会は積極的に参加してください。実際に高校へいくことで、受験生としての実感もわきやすくなります。気に入った高校が見つかれば、勉強の意欲も高まりやすくなります。この時期ならまだ内申点も上げることが可能ですので、今の点数で高校を探すのではなく、いきたい高校を見つけるために、説明会に参加してください。 実際に高校にいくときは、入学した場合を想定して、通学と同じ交通手段でいかれることをお勧めします。ほとんどの高校は今の通学時間よりも長くなりますので、実際通ってみて大変かどうかを体験してみてください。夏休み中にある程度受験校は決めておくとよいでしょう。 8月~12月の取り組み部活動も終わり、受験勉強も本格的に取り組むことができる時期です。この頃から周りも受験を意識しだす子が多くなります。定期テストについては、結果が内申点に反映されますので、夏に決めた志望校に向け、どれだけ内申点が必要かを考えましょう。全教科もちろんしっかりと学習する必要がありますが、内申点を上げるべき教科を重点的に学習しましょう。 学校の懇談会などで内申点を上げるためにはどうすればよいかを質問しましょう。授業態度なのか提出物なのかテストの点なのか具体的に答えてくださる先生もいらっしゃいます。こちらから質問をしないと、内申点のことや、受験校についてのアドバイスもあまりされないケースもあります。懇談会の前に、学校の先生に聞いておくべきことを整理しておくことをお勧めします。また受験に向けて、1~2年生の基本~標準レベルの問題が復習できている子は、3年生のこれまで学習した内容の基本~標準レベルの問題を学習しておきましょう。 12月~3月の取り組み早いところでは、1月の中旬から私立の入試が始まります。3年生までの学習の復習が終わったら、12月ごろから受験校の入試問題を解いていきましょう。入試問題は時間を計って解いていきましょう。採点、見直しをした後に入試問題でできていない範囲の復習をしてください。復習がある程度終われば、次の入試問題を解いてみてください。入試問題をやるときのコツは、入試問題ばかりをするのではなく、入試問題をした後に必ず復習をすることです。そうすることで、入試問題で解ける問題が多くなります。 また入試問題によっては、中学校の内容を超えている問題が出題されます。私立の場合は概ね5~7割が合格点数になっている高校がほとんどですので、すべての問題を解く必要はありません。自分の今の点数と合格点数を照らし合わせて、あと何点必要かを考えましょう。公立の場合も同様に、自分の受験校に必要な点数を考えて、どの問題は解けなければいけないかを考えましょう。 以上が標準的な中学3年生で取り組むことです。受験は本人のがんばりはもちろんですが、本人はどうしても目先のことにとらわれがちになります。ご家族のサポートがあってこそ受験は成功するものです。悔いの残らないよう健康面、精神面もサポートをしてくださることをお願いいたします。
教室便り1703号 中学校は小学校の延長ではない
この春からいよいよ中学生です。新しい学校への進学を目前にした今、hakken.がお伝えしたいことがあります。 それは、中学校は小学校の延長ではないということです。学習に関して言えば、その進度と内容に大きな違いがあります。それを実感できるのが定期テストです。 中学校になると、テストは大きく年に4~6回実施されます。したがって、1回のテストで教科書の15%~25%にあたる分量が出題されます。小学校の教科書より3~4倍になった教科書の内容を、わずか数回のテストで勝負を決めます。さらに、授業の中で重要な事柄を教えてくれますが、小学校のときのように、先生は繰り返し同じことを説明してくれません。また教科書の隅に書いてあることや、ワークのみに書いてあることも、テストに出題されます。小学校のときに100点をいつも取っていた子であっても、中学校になったら平均点(およそ60点前後)以下しか取れなくなったというケースは、珍しいことではありません。 中学校で満足いく点数を取るためには、大事なことを自分の力でつかみ取る力、それをいつまでも記憶にとどめておく力、必要なときにいつでも必要な情報だけ引き出せる力、といった力が必要です。 hakken.のカリキュラムは、それらの力が自然と身につくように工夫されています。予習を中心とした学習により、中学校の速いペースにも対応しながら、重要な事柄に的を絞った効率的な学習を進めています。テスト期間中は、すでに学習したことの復習を行いながら、さらに難易度を上げた細かな知識を必要とする問題にも取り組んでいきます。 このカリキュラムをうまく活用するためには、中学生になったら今までと同じペースではいけないという意識が必要です。意識を持ったうえでhakken.の課題に日々取り組んでみてください。きっと、充実した中学校生活を送ることができるでしょう。hakken.はみなさんの頑張りに応え続けます。
教室便り1702号 中学生になるとここが変わる!
小学生のみなさん、中学生になって何が一番大きく変わると思いますか。大きな違いと言えば、具体的に次のことが挙げられると思います。 ・英語が本格的に始まる・テストが年に数回すべての教科で実施される・学年を経るごとに、学習内容が積み重なっていく・学校での成績が高校入試の判定に使われる・授業が教科担任制になり、それぞれの授業の進め方に順応する必要がある・宿題をチェックされることは少なく、自力でワークを仕上げる必要がある 小学校までは、一つの単元ごとにテストを行っていましたが、中学校になると、年に4回しか定期テストがないので、2~3の単元を一度に網羅する必要があります。しかも、主要5教科を一度に学習する必要があります。学校で配布された問題集を使ってテスト勉強を進めていきますが、その学習も通常、先生から強制されることはありません。(最後のチェックのみ回収されます)部活動で忙しい中、自分で時間を使って学習を進めていく必要があります。 また数学や英語は特に1年生や2年生の内容をベースに3年生の内容が進行していきます。3年生になってから頑張ろうというのでは、とても間に合いません。公立高校の入試では1、2年生の内申点も全体の内申点に加味されます。入試のことを考えても、1年生のときから真剣勝負が求められます。小学校のときと比べ、数十倍と言っても良いくらいの学習量を、どのように自分で計画を立てて、学習できるのでしょうか。hakken.は常にこの疑問と向き合ってきました。その対策は、予習中心の日々の学習で早めにテスト範囲を終えます。そして、テスト直前には復習を行い、これまでの内容を思い出し、余裕を持ってテストに臨むことです。80分という限られた時間の中でも毎年テストに強いhakken.を生み出すことができたのは、この予習と復習のサイクルを徹底しているからです。 そして、このカリキュラムは特に複数教科の受講によって、効果を発揮します。hakken.で鍛える4つの力は、鍛える量が増えることで伸び方が大きくなり、自信を持ってテストに臨める教科が増え、スムーズに中学校生活を送ることが可能になります。
教室便り1701号 「学ぶ」の根本「4つの力」
「学ぶ」の根本をたどると4つの力に集約されます。その力を「作業力」「暗記力」「定着力」「セルフコントロール力」と位置付けています。どんな問題も読んで正しく理解し、考え、解くというプロセスは共通です。そこに欠かせない4つの能力を身につけることで読解力や思考力も向上していきます。 今はもちろん、この先も役立つ力です。hakken.ではこの4つの能力を身につける学習方法と、子どもたちに「主体性(自分の意志で判断し行動しようとする態度)」と「自立(自分の力で物事をやっていくこと)」の力を身につけるための練習を毎回の授業で行っています。子どもたちが主体的に授業に取り組むために、「魔法のランプ」でその日の学習目標を決め、学習を振り返ることができる目標シートを使用しています。また日々の学習では、子どもたちの自立を高める仕掛けとして、記憶の仕組みを考慮しながら繰り返し学習をすることで、覚えた内容を自分のものにしていく力を育てています。 大人や教師からみると、お子さまの字が汚い、計算が遅い、ミスをしても気にしていないなど、細かなところについつい目がいってしまうこともあります。これらのことの多くは、お子さまの勉強に向かう姿勢や、勉強に対する考え方が表面化してきたものだと考えています。言葉で指示をして、字をきれいに書かせたり、計算を早くさせたり、ミスを厳しく指摘したりすることで、抑えることもできるでしょう。ですが、それでは表面的にできるようになっただけで、また指示を続けないとできるようになりません。また、言葉で指示を続けていくことで、勉強嫌いを助長したり、勉強を作業としてこなし、理解しようとしなくなったりすることもよくあります。その結果として、ある程度厳しく指示をすることで成績が伸びてもその後、伸び悩むことが多くなります。 遠回りに見えますが、根本にある勉強に向かう姿勢や、勉強についての考え方を見直し、能力を高めていくことが、結果的に近道になると考えています。 これからの時代の子どもたちに求められるのは、得た知識を活用する能力だと言われています。その結果、新たな問題を発見し、それを解決する力やこれまで世の中になかった様な新しい知識を創造する力が生まれます。また主体性と自立が、生きていく上でもっとも必要な力のひとつだと言われています。 勉強を通して、社会を生き抜き、自分の夢を実現し、社会に貢献できる力を身につけていただくことを目標に、hakken.は新年も取り組んで生きます。
教室便り1612号 勉強の仕方を見直す
テストは、テスト当日での取り組み方も大切ですが、テストまでにどれだけ準備をしたかで決まります。 勉強が得意なお子さまとそうでないお子さまの違いは、振り返り方にも大きく差が出ます。 勉強が得意なお子さまは、テストまでの取り組み方について具体的に振り返ります。 得意でないお子さまは、テスト当日のこと(ミスが多かった、時間がたりなかった)を振り返り、もっと勉強するミスに気をつけるなどあいまいな振り返りになります。 テストが返ってきたら、ぜひテストまでにどのような準備をしたか、振り返りをしてください。具体的には、学習の時間と学習方法の2つの観点で振り返りをしてください。 ①学習に取り組み始めたのはいつですか。少なくともテスト1週間前には学校の問題集のテスト範囲が終わるように、学習をはじめましょう。理想は学校の授業が進む度に復習として、お家で学校の問題集を進めておきましょう。早くやりすぎると、テストのときに忘れてしまうということもありますが、忘れることも記憶の定着には大切なことです。記憶は「覚える→忘れる→覚えなおす」ことで、より強くなっていきます。 ②学校の問題集はできるまで復習しましたか。 学校のワークは何回も学習することにより、自分のものになります。 遅くてもテスト1週間前から、一度やった学校の問題集のやり直しをはじめてください。そして、できない問題はできるようになるまで、何回も練習をしてください。いろんな教材に手を出して、結局どれも中途半端に終わってしまうよりも、学校の問題集を繰り返し解く方が、テストの点数は取りやすくなります。 これらの観点を踏まえ、hakken.ではテスト後に生徒面談を行い、みなさんの学習方法を一緒に見直していきます。自分の行動を具体的に振り返り、見直し、これからの行動を変えていけるようになると、主体性や目的意識が高まっていきます。 テストが終わったら、家庭学習を変え、次のテストでの更なる飛躍を見つめ、取り組んでいきましょう。
教室便り1611号 一流と言われる人
早めに取り掛かれば取り掛かるほど、得られる効果は大きいと言えます。一流と言われる人ほど、早くからその道に入り、日々鍛錬しています。 たとえば、先のオリンピックで活躍した選手の多くが、幼少期からすさまじい練習量をこなしてきました。作曲家の多くは手が痛むほどの練習を、小学校に入る前から始めています。料理人は小さいときにいろんな味を親しみ、料理を覚えると言います。 これは学習においても、同じことが当てはまります。実際に言語を習得する力は、5歳までに決まってしまうというデータもあります。空間を把握する力は、子どものときの遊びによって育まれるということも証明されています。 小さいときに、いかに効果的に能力開発できるかがポイントです。これらをセンスや才能、遺伝などと表現することもありますが、実際には、訓練によって能力を開発することができます。 能力開発を目標とするhakken.では、小学生のうちから、中学、高校で生きる基礎学力を作るためのプログラムを用意しています。 基礎計算をみっちりやることで、数学の問題を時間以内に正確に解くことができるようになります。漢字や語句を覚えられるまで書くことで、一度に暗記できる量を増やしていきます。さらに毎回自分に目標を立てることで、粘り強く物事に取り組めるようになります。 小学生のうちにこれらの訓練をしてきたお子さまは、中学生になってhakken.に入ってきたお子さまに比べ、総じて学習の基本能力が高く、より速く正確に問題を解くことができます。また達成できることが増えると、自分に自信を持つことができるようになります。 自信を持って物事に取り組めると、その後の人生が前向きなものになります。学習を通して、人生を肯定的にとらえ、自分らしく生きていくことができます。これはhakken.が目指す生徒像であり、教育のテーマです。 小さな変化を少しずつ小学生のうちから始めることが重要です。小学生での投資は、まさに人生への投資です。早め早めに学習をスタートし、学習の土台を固めていきましょう。
教室便り1609号 家庭学習をしよう!
もうすぐ、学校の授業が始まります。春に比べ、秋は学習内容が多く学校の行事も多いため、学校の授業のスピードは、毎年早く進みます。学習する内容も、数学は計算から関数や図形に変わり、英語も文法が複雑になり、春よりも難しくなります。そのため、今までと同じように過ごしていたら、学習内容が難しくなる分、成績は下がります。塾での学習では、より集中して取り組むことが大切ですし、家庭学習では、学習の仕方を工夫することが必要です。 すでに家庭学習の習慣がついている人も、一度、自分の家庭学習の内容を見直してみましょう。成績を上げるには、大きく2つの方法があります。学習時間を増やすこと、学習方法を工夫することです。やみくもに学習時間を増やすだけでは効果はありません。勉強のやり方を工夫することが大切です。効果的な学習の基本は、できるようになるまで繰り返し学習することです。hakken.での学習を家庭でもまねをしてください。間違えた問題はその日のうちにできるまで練習し、後日、もう一度できるか確認をしてください。また、自分でもこれまでのテストで点がとれたときは、どのような学習をしていたかを振り返り、その学習方法をすべての教科で実践してみましょう。 学習の効果を高めるためには、「続けること」が大切です。「続ける」→「学習の繰り返し」で、学習したことが積み重なります。ですから、「自分が続けられること」を始めるとよいです。たとえば、英語なら「1日単語を3単語ずつ覚える」や、「長文読解を1日1題こなす」など、今の自分に合った内容を加えて変化をつけることも「続ける」ことにつながります。 家庭学習の習慣がついていない人は、家庭学習の内容に工夫や変化をつけるよりも先に「家庭学習の時間をとる工夫」をしてみましょう。(中には家族の協力が必要なケースもあります)たとえば、学校から帰宅して、少し休憩をとってから夕飯までの間にやるというのはいかがでしょうか。始めの学習時間は10分でも構いません。大事なのは「続けること」です。 そうして「続けること」ができるようになったら、次は学習の内容や仕方を見直します。たとえば問題集やワークの問題を解いたとき、答え合わせはきちんとしていますか?ただ赤ペンで○や×だけをつけるだけで終わっていませんか?問題集やワークの答え合わせは、丸つけをして終了ではなくて、間違えたところのやり直しをし、できるまで繰り返します。このように家庭学習のやり方を工夫して変化を加え、新しいことをプラスすると「続けられること」につながります。
教室便り1608号なぜ勉強をするの?
お子さまから「なぜ勉強をするの?」と質問をされることがあります。子どものときに多くの方も、同じように思われたのではないでしょうか。その答えは無数にあり、人それぞれ自分の答えを見つけるのが一番だと思います。hakken.は、学校を卒業し、社会に出て仕事をしながら、社会貢献できる人材の育成を目標としております。勉強することは、自分の能力を高める最良の手段のひとつだと考え、学習を通じて自信を持っていただき、生徒が望む人生を歩んでいける力をつけたいと考えています。 勉強することで、単純に知識を得るということもあります。実際に歴史や化学式を使う機会は多くありません。ただ、歴史や化学式を理解し、使いこなせる能力は、社会に出てから大いに役立ちます。 hakken.では小学生のお子さまにどの教科を学習していても、たくさんのことわざと百人一首の暗記をしています。ことわざと百人一首は知らなくてはいけないものではありません。時間がたって、大人になったときには、忘れているかもしれません。 しかし、小学生の時期にことわざと百人一首を覚えることができる能力があれば、中学校や高校での勉強に役立ち、社会においても役立ちます。早期に能力を高めることができれば、その後の成長はよりいっそう高くなります。 能力は住宅ローンや車のローンの金利と同じで、たった数%の違いでも数年後、数十年後には大きな差になります。たとえば、能力が高いお子さまとそうでないお子さまでは1時間でマスターできる量が違います。同じ時間勉強しても能力が高いお子さまは、より多くのことを身につけます。反対に能力が高くないお子さまは、能力の高いお子さまと同じ量を身につけるために、より多く時間をかける必要があります。 そのため、hakken.では勉強の効果を高めるために、普段の学習の中で能力が高まっていくように、学習の仕方をいろいろと工夫していきます。学校のテストの点数を上げ、今の実力以上の高校に進学するためには、能力を高めていくことが必要だと考えています。 また、知識の量はその人の考える力にも比例します。人は知らないことについて考えることはできません。そして、考えられないことを行動できません。行動することができないと成果、結果は出ません。つまり、頭の中にある知識の量で、その人の成果、結果は変わってきます。 そのため、たとえ今必要ないと思われる知識でも、頭の中に入れるか、入れないかで将来の成果、結果は変わってきます。 今のお子さまが社会人になる頃には、今よりも経済格差は広がり、必要とされる能力、知識、技能も多くなる可能性が高いでしょう。そのため、親世代と同じだけの収入や、生活を維持するためには、親世代以上に成果、結果を出せる力が求められます。 小学生、中学生のお子さまなら、まだまだ社会に出るまで時間があります。もちろん社会に出てからでも能力を高め、ステップアップされていかれる方もいます。より早期に能力を高めることで、お子さまの可能性は高くなっていくと考えています。 ご家庭でも、ぜひhakken.の学習方法を真似して、学習してみてください。そして、自分の能力を高めていくことを意識して学習してください。
教室便り1607号 自主性・主体性をもたせる環境づくり
「自主性」や「主体性」をもったお子さまは、自分の頭で考えて行動ができます。自分の頭で考えて行動できるようになるためには、お子さまの興味の幅を広げてあげることが大切です。特に小学生は、興味のあるものに少々失敗しても「すごいね」「上手ね」「がんばったね」などと言い、お子さまの自尊心を刺激しながら、最後までやり遂げさせてください。 お子さまが「算数が好き」「理科がおもしろい」などと思えるような経験を積み、興味をもつ環境を与えることが、「自主性」「主体性」を生みます。そのためには日常生活の中の出来事と、学校で学んだことをつなげてあげてください。そして、テストの結果については、点数や周りと比べて、言い過ぎてしまうと興味は薄れやすいです。以前のお子さまと比較して、できるようになったことを見つけ、ほめて認めてあげることで興味を促進します。 脳科学では、「好きだ」「興味がある」といったプラスのレッテルを貼られた情報に対して、しっかり理解し、思考を深め、記憶するといわれています。逆に「嫌いだ」「興味がない」といったマイナスのレッテルが貼られてしまうと、理解も思考も記憶も深まりません。興味がないものに興味をもつことは難しいです。人は接点が多いものほど、好意や興味をもちます。興味のない中でも、少しでも興味をもつものを見つけ、そこから興味を広げていくと、少しずつ嫌いな気持ちがなくなっていきます。 勉強が得意なお子さまは総じて、いろいろなことに興味をもっています。勉強もやらなければならないものとして捕らえず、興味をもって勉強しています。 ある年齢に達すると勉強に限らず「ああしなさい、こうしなさい」と指示されることを嫌がります。小学生のうちから「自分で決めること」の環境を与えることも「自主性」「主体性」をもたせるために大切です。そうすることで、お子さまは「自分で決めたことは自分で達成したい」と考え、「自分でやる」ことを喜びとするようになります。「自主性」や「主体性」をもったときに、心理的に嬉しいと感じます。この仕組みをうまく育てていき、経験を積むことで、「自分の頭で考える機会」が増えます。 お子さまたちに「自主性」「主体性」をもってもらうための具体的な言葉がけとしては、「勉強しなさい」→「勉強って、こういうところはおもしろいね、楽しいね」「お母さん(親)の言うとおりにしなさい」→「あなたはどう思う?」と今までと言葉を換えてみてください。ポイントはお子さまが自分の頭で考える言葉かけをすることです。「わたしはこう思う」とお子さまが言うのは、立派な意見です。意見を言うことが、「自主性」「主体性」をもつことにつながります。自分の意見をきちんと言うコミュニケーションの能力の高い人材は、勉強や学校生活ではもちろん、社会でも活躍しています。
教室便り1606号 内申点で高校が決まる!
中学生のみなさん内申点というものがどんなものか知っていますか?学校の先生は、 授業態度 知識の習得度 技術の定着度などを日々チェックしています。それらを総合的に数値に表したものが内申点です。各教科、各学期に5段階評価で表され、一番良い評価が5になります。(地域によっても異なります)9教科すべてにおいて評価されるので、満点の場合で45になります。 この内申点が非常に重要であるのは、内申点をもとに受験する高校が決まるからです。私立高校では、内申点の最低基準を明確に決めている高校もあります。その基準に満たない場合、高校に合格するのは難しいでしょう。(まれに中学高校連絡会議で、あと少しで届かなかったという子の救済が行われることがあります)内申点を上げるには、主に3つの視点が必要です。 1つ目は、普段の授業態度です。具体的には 授業中の積極性 挙手の回数 単元テストの正答率があります。これらを良くするには、hakken.の授業で常に先取り学習をし、学校の授業に余裕を持って聞くことです。これにはhakken.の授業で20枚のプリント枚数の達成と、宿題の100点達成を続けることが必要です。 2つ目は、提出物です。期限までに出すのはもちろんですが、 やり忘れているところはないか 採点していないところはないか必ずチェックが必要です。抜けているところがあれば、再提出になる場合がありますが、その場合も必ず提出をしてください。再提出になっているにもかかわらず提出していないと、やっていないことと同じ扱いになる学校もあります。 3つ目は、定期テストでの点数です。学校のワークをテストまでに3回チェックできるようにしておきましょう。テストの8割以上はhakken.の問題と学校のワークの問題と同じか、類題が出題されています。ワークのどの問題が出ても大丈夫なように、間違えた問題はできるようになるまで繰り返し学習し、テストまでにはすべての問題が解けるようにしましょう。各学年ともに、1学期または前期は、1年の内申点を占う、非常に重要な期間です。ぜひ、教室で学んだことを生かし、満足いく結果を残してください。
教室便り1605号 ゴールデンウィークは遊んで平気?
新学年になって早1ヶ月が過ぎようとしています。新しい環境には慣れましたでしょうか。 もうすぐゴールデンウィークがあります。どこかへ出かけたり、友達とたくさん遊んだりできますね。そして、ゴールデンウィーク後に、ほとんどの学校で定期テストがあります。特に中学1年生のみなさんは、初めての定期テストですね。 テスト前のゴールデンウィークをどう過ごすかで、今回のテストの結果は大きく変わります。ですが、「休みの間に勉強をたくさんしよう!」ということではありません。休みの日に本当にただ休んでいるだけだと、脳の活動は鈍くなっていきます。脳は体と同じで適度な休息が必要です。ですが、必要以上の休息は逆効果になります。長い休みの後、久しぶりにクラブ活動をすると体がなまっています。ダイエットをしていても、数日間サボってしまうと、もとに戻ってしまいます。脳も体と同じで、使わないと衰えていきます。 だからといって勉強ばっかりしなさいとは言いません。自分をコントロールすることにチャレンジしてみましょう。具体的には、 「朝、決まった時間に起きる」 「毎日、勉強する時間を作る」など自分の行動を管理して、脳を活動させる時間を意図的に作ることです。自分の気持ちや感情に流されて行動するのではなく、メリハリをつけて行動してください。いつもより遅くに起きたり、ダラダラしたり、遊んだり、昼寝をしてもOKです。しかし、それをいつまでするのかを決めて、その後は勉強もしてください。 家でなかなか集中できないときは「30分学習」がお勧めです。30分1教科、10分休憩を1セットとして、まずは1セットから取り組んでください。できるようなら2セット、3セットと増やしてみてください。1セットの時間を増やしても減らしてもOKです。まずは少しの時間でもやってみましょう。勉強しない状態から、勉強を始めることは大変です。たとえ5分、10分でも習慣的に学習ができるようになれば、時間を延ばすことは、これまでよりも楽にできます。図書館などに行って環境を変えて、勉強することもお勧めです。自分が集中しやすいように工夫をしてみましょう。 自分をコントロールできるのと、できないのでは、学校の休みが長くなるほど大きな差がでます。長い休みの間、頭を休ませ過ぎると、ゴールデンウィーク明けの授業では頭の回転がいつもより遅く、学習量も理解力も落ちます。そして、いつもの学習量、理解力に戻るのに時間がかかり、脳がしっかり回転し始めるころにはもうテストが始まってしまいます。それでは結果として思うような点数は取りにくくなります。 このゴールデンウィークはぜひ、1日にひとつでも自分の決めたことを計画どおりに実行してみてください。それが自分をコントロールすることの第一歩です。
教室便り1604号 中学生はここが違う!
早いもので、今年度も終わりです。6年生は数週間後に小学生から、中学生へと変わります。中学生になると、たくさんのことが変わります。勉強が難しく、部活動が厳しくなり、また学校の帰りが遅くなるなどたくさんのことが変わります。中学生になるとそれまでになかった責任と自立した行動が求められます。この変化はみなさんが想像している以上のものだと思います。勉強では、小学校と中学校ではテストの形式が大きく違います。小学校では ①一つの単元が終わったごとにテストを行います。 ②学校の先生は、大事なことを繰り返し授業で言ってくれます。 ③宿題をやっているか細かくチェックしてくれます。それに対し、中学校では年に定期テストは4~5回しかありません。 ①三つくらいの単元を一度に、しかも5教科もしくは9教科を同時にテストします。 ②授業で習わなかった教科書の細かいところや応用問題も、当たり前のように出題されます。 ③宿題やワークも毎日出るのではなく、テストが終わった後にまとめて提出します。基本的にはすべて自分でペースを決めて学習を進めていく必要があります。 小学校のときのように、宿題をこなしているだけでは、良い点を取ることはできません。小学校のときはいつも100点ばかりだったのが、中学校になって50点しか取れなくなることはよくあります。中学校で平均点以上を取るためには、自分から率先して学習に取り組み、計画を立てて学習することがより求められます。具体的には、学校のワーク・問題集を学校の授業が進むたびに家で練習します。テスト前には、すべての問題をできるようになるまで繰り返し学習することが必要です。どこまでできるかで、中学校の成績はほぼ決まります。 hakken.では、常に先取り学習をしています。学校の授業がより分かりやすくなるため、そしてテスト前にテスト対策の復習を行うためです。また、日々の学習でつまずいた問題をできるまで繰り返し学習しています。これにより、作業力、暗記力、定着力などの力が付いていきますテスト後には、一人ひとり面談をし、日々の学習方法などについてアドバイスしています。家庭学習の見直しを一緒に行い、自分で考え、自立した行動を取ることができるよう、サポートしています。 充実した中学校生活を送れるよう、今から準備をしていきましょう。
教室便り1603号 高校受験は内申点で決まる!
内申点は、高校受験には重要な要素です。前期選抜や学校推薦(私立高校を含む)などの入試では、内申点が基準となることがあります。志望校合格を目指す大前提として、「内申点」が重要な役割をします。 「内申点」を上げるにはどうした良いのでしょうか。・ 提出物を必ず期日までに出すこと・ 授業に積極的に参加し、授業態度が良いこと・ 定期テストで点数がとれること 主にこの3つがしっかりできていれば、ある程度の成績がとれます。そして、この3つができるお子さまには3つの共通点があります。①自分にとって必要な情報を収集し、処理することができる②どんな時でも、自分を律することができる③学習習慣が身についている ① 小学生や中学生のレベルでいうと、配布されるプリントはいつまでにして、いつ提出するのかを自分で行うことができることです。 ② hakken.でも意識している「セルフコントロール力」です。周りにも流されず、自分を律することのできるお子さまは、冷静に物事を進められます。このようになるには、時間を決めて実行する習慣をつけることでできるようになります。例えば、朝起きる時間、食事の時間、寝る時間などを決めることもそのひとつです。 ③ 学習習慣が身についていないお子さまには、まず1日10分の学習から始めてください。そして、ご家族のみなさんと机に向かう機会づくりから始めてみてください。 すでに学習習慣が身についているお子さまは、学年が上がるごとに勉強の仕方を工夫したり、学習時間を延ばしたりすることが必要です。 高校受験の合否に直結してくる内申点。入試までに試験に対応できる「力」を身に付け、同時に普段の成績UPを意識して毎日を過ごすことが大切です。その普段の成績UPには、毎日過ごす規則正しい習慣づくりが必要です。 一度、自分の日ごろの行動を振り返って見直してみてください。
教室便り1602号 中学校の授業
中学校では、学校の授業時間が長くなります。授業の進度は小学校と比べてとても速く、学習する内容も小学校に比べてより深くなり、難しくなります。小学校での学習内容がしっかりとできていないと、中学校に進学した時に「わからないこと」が出てきます。この「わからないこと」をそのままにすると、不得意科目ができてしまいます。 「わからないこと」ができる前に対策をしておけば、比較的スムーズに学習を進められることができます。それがhakken.の先取り学習です。夏休み、冬休み、春休みといった期間にhakken.が、特別学習へのご参加をお願いするのもここに理由があります。 ご家庭でも中学生になる前に意識してほしいことがあります。それはお子さまが「自分で考える習慣づけ」を意識することです。 中学校へ入ると自分で理解した情報の中から情報を処理し、必要に応じて編集できる力が必要になってきます。言葉で表現すると難しく思いますが、訓練を日々意識して行動することをしていけば、精神的な成長とともに身についていきます。大事なのはお子さまの「考えて行動する」機会を増やすことです。 人間には「自分を守りたい」といった気持ちがあります。小さな子どもだと、さらにその気持ちは強くなります。「何でこんなこともできないの」と言われて耳をふさぐ。テストでいい成績をとるように言われて「私には無理」と思うのも当たり前の反応です。例えば子どもが小さな失敗をした時、「お母さんも同じ失敗をしたことがあって、その時はこうしたの」と親が自らの体験を話し、「○○ちゃんなら、もっといい考えが浮かぶんじゃないかな」などと対応すると、子どもが自ら考える機会を得ることができます。 そして、子どもから「○○してみる」と返事が返ってきたら、「すごいね、応援するね」と褒め、フォローしてあげてください。そうすると子どもは、失敗しても、チャレンジしようと思えるようになります。考えて行動する → 結果、失敗に終わった →考えて行動する → 結果が出るというような形になり、良い方向へ向かっていきます。このような環境作りができれば、中学校へ行っても急激な環境の変化にも順応できる力が身についていきます。