会長増田好子のコラムVOL.8 イヤをいっぱい言ってもらおう
hakken.の教材には、小学生・中学生ともに下記のように5段階のレベル分けがしてあります。
入塾してやや易しいBからスタートするお子さま
標準のCからスタートするお子さまがいるなど様々です。
作業力・暗記力・定着力が上がると、レベルを上げる仕組みになっています。
そんな中、
能力的には十分レベルが上げられる状態なのに、
レベルを上げると途端にできなくなる子がいます。
また学年が上がるにつれ、レベルを下げないとできなくなる子もいます。
学年が進むにつれ学習内容も難しくなります。
中1のCレベルと中2のCレベルには当然差があり、
学年が上がれば同じレベルでも難易度は上がります。
そういう子がいても当然と言えば当然ですが、
能力UPをしていくhakken.の生徒では当然ではなく、
レベルが下がる生徒は少ないです。
レベルを下げないと学習できないお子さまの特徴のひとつは、
おとなしく従順な子で自己主張をあまりしない子です。
一見すると優等生のように感じますが、
自分の意見がなく、自主性がない場合があり、淡々と勉強もします。
ですが、ただやっているだけで主体的に取り組んでいないため、
内容を理解していない場合があります。
そのため、テストでは問題を解くことができません。
自分の意見をしっかり持った子、
親御さんから見たら言うことを聞かない子の方が、
学習の伸び率が高いです。
自分の意見があり自主性があるので、やるときはしっかりやります。
「うちの子はおとなしく従順かも」と思ったら「イヤ」をたくさん言わせて、
なぜ「イヤ」なのかその「イヤ」の理由を聞いて、
聞き入れられることは聞き入れ、
聞き入れられないことはなぜ聞き入れられないかを伝えてあげてください。
1番しやすい自己主張は「イヤ」という言葉です。
「イヤ」がしっかり言えるようになることで自己主張ができるようになり、
自分の意思が生まれ、自主性が芽生えてきます。
それでも、「イヤ」を言ってくれない子に対しては、
「いつもお母さんの意見を尊重してくれてありがとう」と、言ってあげてください。