教室便り1711号 小学生のつまずきが勉強を苦手にする
勉強が苦手な子は、なぜ苦手になってしまったのでしょうか?
気付かないほどの小さなつまずきが、
積もりに積もって問題が表面化したとき、
すぐに解決できない状態になっています。
特に小学校高学年、中学校1年生という学年は
学習内容が複雑になる学年のため、
問題が表面化しやすくなります。
それまでに学習してきたことがしっかり理解できていないと、
子どもたちはとたんに授業についていけなくなります。
反対に、それまでにそれぞれの学年のつまずきをおさえていれば、
授業についていけなくなるという可能性は低くなります。
hakken.で使用する教材は、
個人の状態や理解度、進捗状況によってレベルを変えています。
皆がみんな同じレベルの問題をこなしているわけではありません。
例えば、小学生ならば、
たし算、ひき算、九九、わり算、分数・小数の計算といった基礎計算は、
どの学年であっても完璧になるまで行います。
基礎問題ができていないのに、応用問題をやってもあまり意味がありません。
難しい応用問題の解法を学んでも、その場ではできるかもしれません。
その場では、達成感を得ることができるかもしれませんが、
基礎ができていないと数日もすると身についていないことが多く、
学習にかかった時間の割には効果がありません。
基本~標準問題の徹底に時間をかける方が、
テストの点数も取りやすく、結果的に応用問題も解けるようになります。
hakken.が
オリジナルの教材システムの中で基礎、標準問題の定着に重点をおいているのは、そのためです。
小学校で学習する内容のほとんどは中学校の内容の基礎が中心です。
実は中2の合同や中3の相似もすでに小学校で学習をしています。
どの教科の単元も基礎を完璧に定着させて、知識として蓄積させていければ、
中学校での学習も楽になります。