会長増田好子のコラムVOL.65 お子さまに自発的な行動を促す方法―あるお父さまのケース―
お子さまに、「~して。」と細かく行動を指示していたお父さま。お子さまはお父さまの指示を聞かず、反抗ばかり。お父さまは腹を立てお子さまを叱ってしまいます。
ある日一念発起してお子さまへの細かい指示をやめようと決意され、笑顔の絶えない日々をとり戻されたというお話を伺いました。
今でも、お子さまを見ていると腹が立つことも多いようですが、我慢しているとおっしゃっていました。
お子さまへの自発的な行動を促すとき、例えば、「何時に~をする?」と質問をされ、お子さまはご自分で決めた時間で行動するようになりつつあるようです。
ただ、お子さま自身が決めた時間になっても、なかなか行動ができないときも多いようです。そんな時は「我慢」「我慢」と唱えながら、待っているとそのうちにやり始めるそうです。
私にも経験があります。
「子は親の背中を見て育つ」と申しますか、私が口を酸っぱくして我が子に言い聞かせたことは身につかず、私自身ができていたことは身についているように思います。
「子は親の背中を見て育つ」とても身に染みる言葉です。
結局「子育ては自分育て」なんですよね。
我が子に対して腹が立つとき数をかぞえて、気持ちを落ち着かせていた日々を懐かしく思い出します。