hakken.教室コラムVOL.126 公立中学生の定期テスト対策・数学
学校にもよりますが、テスト範囲表は早い学校で3週間前、遅い学校で1週間前に配布されます。
そして、定期テストまでに学校配布の問題集のテスト範囲を家庭学習して提出します。
大半の中学生はテスト範囲表をもらってから、慌てて学校配布の問題集を学習しているようです。
各中学校にもよりますが、テストはおおかたはその学校配布の問題集から出題されます。
テスト範囲表をもらってから慌てて1回学習しただけで、90点以上を取れるお子さまももちろんいらっしゃいますが、そんな中学生はほんの一握りです。
大半の中学生は、時間をかけて学習しなければ高得点は取れません。
では、「何を」「いつ」「どの程度」やれば、高得点が取れるのでしょうか?
「何を」 …学校配布の問題集を(問題集はない場合は教科書を)
「いつ」 …毎日
「どの程度」…できるまで というのが理想です。
しかし、現実はそうはいきません。
まず、テストまでに数学のテスト対策にどれほど時間がさけるかを考えます。
時間を考えたうえで、学校配布の問題集のどの部分を重点的に学習するかを決めます。
ここで大切なのは、どの問題を学習し、「どの問題を学習しないか」が重要になります。
例えば、テスト範囲が連立方程式と仮定した場合、テストに出題される40~60%は計算問題が出題されます。
そして結果は計算ミスで、点を落とすことが多く、計算ミスがなければ、あと20点取れていたのに、30点取れていたのに、と嘆いている中学生をよく見かけます。
中学生の学習スタイルを見ると、理解できる計算は学習せず、理解できない文章問題を学習しています。
これでは、点は取れません。
学習の順序は
① わかっているけどミスする問題
② 少し訓練すればできる問題
③ 理解できていない問題 です。
特に③の学習は十分に時間が取れる場合です。
連立方程式で、一番難しい問題として出題されるのが、速さの問題ですが、この問題が解けなくても、90点は取れるのです。
先にあげた学習の順序を守り、ミスがなくなるまで学習すれば、成績は確実にい上がるはずです。