hakken.教室コラムVOL.139 学習の効率を上げる『作業力』 はどのように学習をすれば身につくのでしょうか?
学習の効率を上げるために、比較的簡単に身につく力として、『作業力』があります。
『作業力』とは、決まった時間内にたくさんの問題を正確に解く力です。
「テストで時間がなくて解けなかった。」というのをよく耳にしますが、これはまさしく『作業力』不足です。
特に数学で必要な力と言えます。
学力をはかる1つの目安としてスピードがあります。
お家で勉強するとき、速く正確に解けた問題だけを「できる」と判断し、先の問題に進むことをお勧めします。
じっくり考えなければできない問題は、「できない」問題として復習すべきです。
このように勉強することで学力は確実についてきます。
時間がないからと言って、広く浅く勉強したことは身につきません。
時間がないときは、学習内容を絞って、狭く深く学習することが大切です。
「狭く深く」とは、速く正確に解けた問題だけを「できる」と判断し、じっくり考えなければできない問題は、「できない」問題を繰り返し学習することです。
この繰り返しにより、問題を解く時間が短縮され、結果『作業力』が付き、同じ時間でも広く深く学習することができるようになります。
この『作業力』は算数・数学の計算分野を学習することで、身につきやすい力です。
時間を測って学習してください。まずは、ご自分の『作業力』を知ることです。
そして、時間を短縮するように、時間の目標を決め学習する。
この時の学習ポイントも、じっくり考えなければできない問題は、「できない」問題として復習することです。
数学の学習で身につけた『作業力』は、他教科にも役に立ちます。
同じ学習量を短時間ですることができれば、今と同じ学習時間でより多くの内容が学習できるのです。
『作業力』をつけることは学習の効率を上げる1つの方法です。