hakken.教室コラムVOL.136 小学生のうちにつけたい英語力② ―中学校の英語が得意になるためにー
中学校の英語でつまずく原因は大きく2つあります。
一つ目は、英単語や英文が覚えきれないこと。
二つ目は、文法の内容が増えるにつれ、使い分けができないことです。
今回は二つ目の「文法の内容が増えるにつれ、使い分けができないこと」について、お話しさせていただきます。
2020年まで英文法は、おおむねbe動詞の文、一般動詞の文、現在進行形の文の順番に学習しました。
be動詞の文だけを習っているときには良いのですが、一般動詞の文、現在進行形の文が出てくると使い分けができず、この時から急に英語が苦手というお子さまが増えます。
その上2021年に中学校の教科書が改訂され、中学1年生の早い時点で、小学校で習うbe動詞の文、一般動詞の文、不定詞、動名詞を習ったものとして英語学習が進むようになりました。
be動詞の文と一般動詞の文を習ったら、be動詞の文と一般動詞の文の使い方の違いを整理し、be動詞の文と一般動詞の文、不定詞、動名詞を習ったら、これらの使い方の違いを整理する必要があります。
一部の優秀なお子さまは、文法を整理せずとも先に進むことが可能ですが、ほとんどのお子さまは、新しい文法を習うごとに、今まで習ったものとの相違を整理しなければ、英語が苦手になっていかれます。
前回お話しさせていただいた中学校の英語でつまずく原因の一つ「英単語や英文が覚えきれないこと」に関しても、2021年度の中学校教科書改訂で、小学校で習った英単語は、小学校の時点で暗記をしていないにもかかわらず、覚えているものとして教科書に出てきます。
中学1年生での英語学習の負担が、2020年までと比べ何倍にもなっており、中学1年生で英語が苦手になるお子さまが多くなる時期が確実に早まっています。
中学校以降の英語が得意になるために、小学校のうちにやるべきことは、「英単語・英文の暗記の訓練」と早期英語学習による「文法の整理」です。
hakken.の小学生英語教材は、低学年からも無理なく学べるように構成されています。
教材が進むごとに「文法の整理」ができ、上っ面の英語学習ではなく、しっかりと英語力が身につく教材となっています。
使い方のポイントは、速く確実に書けるまで、先に進まないことです。
遅くとも5年生の夏までには始めていただくと、中学校以降の英語が大好きになる可能性が大きくなることでしょう。