会長増田好子のコラムVOL.58 お子さまが今できないことをできるようにするための工夫part 2
「今できないことをできるようになってほしい」 どの親御さまもお子さまに思うことだと思います。できないことをできるようにするためには、内容の見極めが大切です。内容によっては数か月で達成できること、数年かかること、数十年かかることと様々です。しかし「数年、数十年も待っていられない」のが本音だと思います。ただ早急に結果を求めると、結局何も変わらない状態になってしまいます。ではどのようにすればよいのでしょうか。
それは数年いや数十年の計画を立て、その目標に向かって少しずつ対策(先月号のhakken.教室便りに詳しく記載しています。過去の教室だよりはホームページでもご覧いただけます。)を講じていくと、少しずつ変化が出てくるのです。この少しずつの効果は、案外大きく、時がたつにつれて効果が倍増していきます。
例えば、現在…毎日学習ができない。 10年後の目標…自ら努力できる大人になってほしい。 このように目標内容を大人になったお子さまにどんな力がついていれば良いかを考え、目標の内容を少し広げます。
10年後の目標なので気が楽になり、お子さまにプレッシャーをかけることもなく接することができ、単に「毎日学習」と目標を立てるより効果が出やすくなります。ここでもう一つ大切なことは、「自ら努力できる大人になってほしい」ということを親御さまが忘れないことです。常にこの目標を頭において行動すれば、お子さまへの働きかけ、言葉かけが良い方向に向いていきます。