教室便り1609号 家庭学習をしよう!
もうすぐ、学校の授業が始まります。
春に比べ、
秋は学習内容が多く学校の行事も多いため、
学校の授業のスピードは、毎年早く進みます。
学習する内容も、数学は計算から関数や図形に変わり、
英語も文法が複雑になり、春よりも難しくなります。
そのため、今までと同じように過ごしていたら、
学習内容が難しくなる分、成績は下がります。
塾での学習では、より集中して取り組むことが大切ですし、
家庭学習では、学習の仕方を工夫することが必要です。
すでに家庭学習の習慣がついている人も、
一度、自分の家庭学習の内容を見直してみましょう。
成績を上げるには、大きく2つの方法があります。
学習時間を増やすこと、学習方法を工夫することです。
やみくもに学習時間を増やすだけでは効果はありません。
勉強のやり方を工夫することが大切です。
効果的な学習の基本は、できるようになるまで繰り返し学習することです。
hakken.での学習を家庭でもまねをしてください。
間違えた問題はその日のうちにできるまで練習し、後日、もう一度できるか確認をしてください。
また、自分でもこれまでのテストで点がとれたときは、
どのような学習をしていたかを振り返り、
その学習方法をすべての教科で実践してみましょう。
学習の効果を高めるためには、「続けること」が大切です。
「続ける」→「学習の繰り返し」で、
学習したことが積み重なります。
ですから、「自分が続けられること」を始めるとよいです。
たとえば、英語なら「1日単語を3単語ずつ覚える」や、
「長文読解を1日1題こなす」など、
今の自分に合った内容を加えて変化をつけることも
「続ける」ことにつながります。
家庭学習の習慣がついていない人は、
家庭学習の内容に工夫や変化をつけるよりも先に
「家庭学習の時間をとる工夫」をしてみましょう。
(中には家族の協力が必要なケースもあります)
たとえば、学校から帰宅して、
少し休憩をとってから夕飯までの間にやるというのはいかがでしょうか。
始めの学習時間は10分でも構いません。
大事なのは「続けること」です。
そうして「続けること」ができるようになったら、
次は学習の内容や仕方を見直します。
たとえば問題集やワークの問題を解いたとき、答え合わせはきちんとしていますか?
ただ赤ペンで○や×だけをつけるだけで終わっていませんか?
問題集やワークの答え合わせは、
丸つけをして終了ではなくて、
間違えたところのやり直しをし、できるまで繰り返します。
このように家庭学習のやり方を工夫して変化を加え、
新しいことをプラスすると「続けられること」につながります。