教室便り1602号 中学校の授業
中学校では、学校の授業時間が長くなります。
授業の進度は小学校と比べてとても速く、
学習する内容も小学校に比べてより深くなり、難しくなります。
小学校での学習内容がしっかりとできていないと、
中学校に進学した時に「わからないこと」が出てきます。
この「わからないこと」をそのままにすると、不得意科目ができてしまいます。
「わからないこと」ができる前に対策をしておけば、
比較的スムーズに学習を進められることができます。
それがhakken.の先取り学習です。
夏休み、冬休み、春休みといった期間に
hakken.が、特別学習へのご参加をお願いするのもここに理由があります。
ご家庭でも中学生になる前に意識してほしいことがあります。
それはお子さまが「自分で考える習慣づけ」を意識することです。
中学校へ入ると自分で理解した情報の中から情報を処理し、
必要に応じて編集できる力が必要になってきます。
言葉で表現すると難しく思いますが、
訓練を日々意識して行動することをしていけば、
精神的な成長とともに身についていきます。
大事なのはお子さまの「考えて行動する」機会を増やすことです。
人間には「自分を守りたい」といった気持ちがあります。
小さな子どもだと、さらにその気持ちは強くなります。
「何でこんなこともできないの」と言われて耳をふさぐ。
テストでいい成績をとるように言われて「私には無理」と思うのも当たり前の反応です。
例えば子どもが小さな失敗をした時、
「お母さんも同じ失敗をしたことがあって、その時はこうしたの」
と親が自らの体験を話し、
「○○ちゃんなら、もっといい考えが浮かぶんじゃないかな」
などと対応すると、
子どもが自ら考える機会を得ることができます。
そして、子どもから「○○してみる」と返事が返ってきたら、
「すごいね、応援するね」と褒め、フォローしてあげてください。
そうすると子どもは、失敗しても、チャレンジしようと思えるようになります。
考えて行動する → 結果、失敗に終わった →考えて行動する → 結果が出る
というような形になり、良い方向へ向かっていきます。
このような環境作りができれば、
中学校へ行っても急激な環境の変化にも順応できる力が身についていきます。