教室便り1402号 小学校と中学校の学習の違い
小学6年生は、もうすぐ中学生になりますね。
新しいお友達がたくさんできるといいですね。
部活動も始まります。
何に入るか決めましたか。
勉強についても、小学校と中学校では大きく変わります。
算数は数学になり、英語の本格的な授業も始まります。
そして一番変わるところと言えば、
やはり「定期テスト」があることでしょう。
中間テストや期末テストといった言葉を聞いたことがありますか。
小学校でも、単元ごとにテストはあります。
比のテストや、分数計算のテスト、拡大図と縮図のテストなど、
小学校のテストは1単元1テストです。
2~3週間で習ったことを、その最後にテストをしています。
しかし、中学校のテストは違います。
単元が2つも3つもある場合があります。
しかも、2~3カ月前に習ったことがテストに出ます。
さらには、基本問題だけでなく、発展問題も出てきます。
また、小学校では授業中や毎日の宿題で
繰り返し問題を解かせ、解き方を身につけさせます。
学校の授業の中で定着力を図っています。
中学校では、授業中で計算を解くことはあっても、
小学生ほど量は多くなく、宿題も多くはありません。
本来であれば
中学校では内容が難しく教科書の量も多くなっているので、
学習量は小学校以上に必要です。
しかし、限られた学校の授業では、
定着のための練習に時間を使うことはできません。
教科書の内容を説明することで、
授業時間を使いはたしてしまいます。
もちろん、授業で定着することはできません。
そのために中学校では、自分で定着するまで練習をする必要があります。
小学校のテストの平均点は90点前後ですが、
中学校のテストの平均点は60点くらいになるケースがほとんどです。
小学校でいつも100点を取っていたお子さまでも、
中学校になると平均点になってしまう場合が多く見られます。
英語は特に注意です。
1年生のうちにつまずいてしまうと、
取り返しのつかないことになります。
1年生の1学期(前期)のテストで90点だったお子さまが、
2学期(後期)のテストでは50点になり、
3学期(学年末)には30点に…
そして2年生も3年生もずっと30点前後のまま…
これは実際によくあるお話です。
中学校で必要な力を、小学生のうちに身につけておきましょう。
hakken.に来てくださっている小学6年生のみなさんは、
もう中学校のお勉強を始めています。
中学校に入学するまでに、たくさん「学力の貯金」を作っています。
ぜひ、今のうちから中学校のお勉強を始めていきましょう。