小学6年生のAさんの場合
小学6年生のAさんは小5の春に入塾してきました。
算数には自信のあるAさんですが、
学校のテストでは100点を取ってくることは少なく、
大体が90点や95点でした。
Aさんのテストの内容を見ると
ほとんどが「ちょっとしたミス」でした。
実はこの「ちょっとしたミス」に落とし穴があります。
「ちょっとしたミス」を放っておくと、
その「ちょっとしたミス」がいつの間にか積もっていき、
「わからない」が増え始めます。
Aさんは間違えた問題の解き方や解説を聞いて
「本当はわかっていた」と判断してしまい、
間違えた原因をミスとして片づけていました。
そしてミスしたことへの意識が薄れてしまって、
本当は理解不足が原因で間違えた問題の復習がおろそかになっていました。
ミスをしたときに大切なのは、
どんなミスをしたかを理解することと、
自分ひとりで正解できるまで練習することです。
まずは教室の授業の中で
「ちょっとしたミス」であっても
学習を繰り返し、
自分がどんなミスをするか理解することに力を入れました。
こうした取り組みを続けた結果、
Aさんは6年生になってから
今日までのテストは全教科すべて100点です。
小学校のテストは100点を取りやすいテストではあります。
しかし、Aさんが自分の弱点を理解し克服した結果
100点を取り続けています。
本当にすばらしいと感じています。