hakken.教室コラムVOL.60 応用問題の解き方2
数学の応用問題を解けるようになるためには段階があります。
① 基本~標準問題の解法の仕方を覚える
② 応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚える
③ 解法を自由に使いこなせるまで練習し、
初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく
これは①ができていないと②は身につきません。
同様に②ができていないと③は身につきません。
段階をふんでひとつひとつマスターしていくことが、
最短で応用問題ができるようになる方法です。
①「基本~標準問題の解法の仕方を覚える」については
暗記と同じように繰り返し学習が効果的です。
「学習→間違えた問題はその場ですぐにやり直し→別の日に再度学習」
をできるようになるまで繰り返します。
日をおいてもできるかをチェックすることが特に重要です。
②「応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚える」についても
繰り返し学習が効果的です。
ただし、応用問題になると繰り返し学習をすることで、
できるようになるお子さまとそうでないお子さまがいます。
もし繰り返し学習してもできるようにならない場合は、
問題を取り組むときに次のことを考えてみてください。
それは、
今やっている問題が、
これまで学習した基本~標準問題の
どの問題と同じ解き方を使っているか
です。
応用問題が繰り返し学習だけでできるようになるお子さまは、
無意識にこのことを考えています。
反対にそうでないお子さまは、
その問題をそのまま覚えようとしていることが多く、
問題の数字が変わった場合は解くことができますが、
問題の聞き方が変わると解けなくなります。
これを意識するかどうかで応用問題の正解率は大きく変わってきます。
もちろん前提として、基本~標準問題が頭に入っていることが必要です。
応用問題をみて、
今やっている問題が、
これまで学習した基本~標準問題のどの問題と
同じ解き方を使っているか
を考えることができない場合は、
基本~標準問題がまだしっかりできていない場合がほとんどです。
その場合はもう一度基本~標準問題を繰り返し学習することをお勧めします。
③「解法を自由に使いこなせるまで練習し、
初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく」
については次回に詳しく書かせて頂きます。