会長増田好子のコラムVOL.50 学力を上げるコツ
学校でもほとんどの学習塾でも、学力を定着させるために「習う単元に必要な問題」を学習するように指導します。
これは「100点をとるためには、この内容を完璧に学習しなさい。」ということす。
ただ、完璧に学習できるのは、ほんの一部のお子さまで、ほとんどのお子さまは完璧にマスターすることが難しいのが現状です。
お子さまそれぞれに学習の習熟度があり、また完璧にするまでの時間にも個人差があります。
同じ時間をかけるとしたら、今90点以上取っているお子さまと、70点、50点…を取っているお子さまでは同じ問題を学習しても、完璧にできる内容が違ってくるのは当然のことです。
どの点数を取っているお子さまでも大切なことは、何で点を落としているかを分析し、何を学習して、何を学習しないかを決めることです。
例えば、問題をABレベル=基礎問題、Cレベル=標準問題、DEレベル=発展問題に分けるとすると、90点以上取っているお子さまは、A~Cレベルの問題を短時間で学習し、DEレベルの問題にチャレンジします。余裕があれば、高校受験、大学受験を考慮し、先取学習で学習の貯金をすることも重要です。
90点以下のお子さまは、A~Dレベルを学習するのか、A~Cレベルを学習するのか、A~Bレベルを学習するのか、Aレベルだけを学習するのかを決めることが大切です。
よく見られるのが、A~Cレベルの問題をおろそかに学習し、DEレベルの問題に時間をかけようとするお子さまです。
お子さまの言い分は「A~Cレベルの問題は理解できるから。」です。
しかし、テスト結果を見ると、A~Cレベルの問題で点を落としていることが多いのです。
hakken.では、問題をA~Eにレベル分けしたものを、お子さまに応じて学習内容を決め、習熟度により復習回数を決め学習していただいています。