会長増田好子のコラムVOL.47 ほめること=善し悪しの判断力をつけること
「子どもを伸ばすためには、『ほめる』ことが大切である。」
よく聞くフレーズですが、『ほめる』ことの効果は、それ以上に重要なことがあります。
それは「善し悪しの判断力と行動力が身につく」ことです。
ほめられたことは、「良いことなんだ。もっとやろう。」というメッセージを受け取り、反対に注意されることは「やってはいけないんだ。やめておこう。」というメッセージを受け取ります。
つまり、ほめられることは、どう行動すればいいかを学び、注意されることは、行動しないことを学びます。
また、ほめられることは自信につながり、行動の範囲を広げる効果もあります。たくさんほめられれば、行動への後押しになり、たくさん注意すれば行動を制する効果になるのです。
以下は主婦300人に取った「どんな大人になってほしいか。」のアンケートです。
第1位=思いやりのある子(82人) 第2位=自分に自信が持てる子(76人)
第3位=友だちを大切にする子(31人) 第4位=社会で自立できる子(30人)
第5位=自分らしさ(個性)のある子(22人) 第6位=目標を達成する力のある子(14人)
第7位=人に迷惑をかけない子(12人) 第8位=リーダーシップがある子、勉強ができる子(3人)
「ほめる」ことで導ける内容は、第2、4、5、6、8位です。ポイントは具体的にほめることです。
「ほめる」効果は大人にも通用します。だから、小学生はもちろんのこと、中高生にも効果があります。
ぜひ実行してみてください。みんなの笑顔がきっと増えるはずです。