会長増田好子のコラムVOL.38 学習における「思考力」
お勉強が大(・)得意(・・)なお子さまは、難問もすらすらと解いてしまいます。
解き方の手順としては、① 頭の中にいろんな情報を置き、② それらの情報の中から必要なものを選択し、③ つないだり、作りだしたりして、問題を解いていきます。
これが一般的に思考力と呼ばれるものです。
ではどのようにすれば、思考力を身につけられるのでしょうか。
それはまず、❶ たくさんの情報をインプットすることです。
手段としては読書や繰り返し学習による学習の定着があります。ただし、学年が上がるほどに、身につけなければいけない情報も数多くなるため、できるだけ短時間で知識を得る工夫が必要となります。
短時間で情報を得ることを訓練していくと、ある時期からどんどん知識を得るために必要な時間が短縮され、その結果、言うまでもなく得られる知識量は格段に増えていきます。
hakken.が、学習枚数(作業力)にこだわりを持つ理由は、ここにあります。
次に❷ 記憶の容量を増やす訓練もまた必要となります。
これは、1度に覚える(暗記力)内容を徐々に多くしていくことと、自分は、覚えたものを1週間で忘れるのか、1か月で忘れるのかを把握し、忘れない(定着力)訓練をすることです。
hakken.が、繰り返し学習を重視する理由が、ここにあります。
まずはこの2つを訓練することで、思考力への道がかなり開けてきます。
実は、勉強以外でも思考力は養うことができます。
それは、自主的に行動することです。自分で考え、工夫し、失敗を繰り返し、また考え、工夫する繰り返しが思考力を育てるのです。
親御様がこまめにお子さまに手を貸しすぎる環境があるとしたら、それは思考力を育てるための訓練に反してしまうため、できるだけ自主的な行動を促してください。