会長増田好子のコラムVOL.34 お子さまの自主性を育てるための親離れ・子離れ
お母さま : 食事に家族みんなで行くよ。
お子さま : 僕は、家にいる。
お母さま : 何も食べるものないよ。
お子さま : 大丈夫、何か作って食べるから。
お母さま : 材料もないよ。
お子さま : 大丈夫だって、ほっといてよ。
よくお見受けする会話だと思います。
自主性を尊重するなら、ここはお子さまを一人で置いていきます。
親御様としては、何も食べるものがないから心配です。
よくあるパターンが、
お母さま : じゃ、もういいわ。もう行かない。
険悪ムードになり、お子さまがイヤイヤ行くか。
みんなが行かないか、になります。
ここは、お母さまがお子さまを心配する気持ちを我慢して、お子さまを一人おうちに置いて、行くことが正解です。
お子さまを一人で置いていく罪悪感は、お子さまの自主性を育む妨げになります。
個々の意見があって、個々の行動があっていいのです。
お子さまが自立する第一歩、お母さまが子離れする第一歩です。
お子さまの自主性を育むことを目的とするなら、大切なことは、
① 無理強いしないこと。
いやなことは「イヤだ」といえる環境を作ることが大切です。
② お子さまのことはお子さまが決めること
大人が決めたことに従っているとき、お子さまは、行動では従っていても、頭の中や心は従っていません。
学習面において大人が決めたことに従っているお子さまは、頭を使わず、勉強が作業になっている場合をよく見受けます。
「なぜこうなるのか。」を考えて学習していないのです。
したがって学習効率がとても悪くなります。
自主性は、お子さまが成績UPを目指すときとても大切な必須事項です。