会長増田好子のコラムVOL.33 ほめる効果と弊害
ほめることはいいことなのに、弊害?
そうなんです。
例えば
①「~くんは、すごいね。」
②「~さん、上手だね。」
③「~ちゃん偉いね。」
これら3つの共通点は、努力や行動をほめていないことです。
このようなほめ言葉は、努力しないことを奨励しているのと同じことになります。
ほめてもらうことが当たり前、努力はしない。
本来お子さまを「ほめる」目的は、やる気を出させるためのものであったはずなのに…。
では、どのようにほめるのがいいのでしょうか。
①「~くんは、前は・・・だったのに、今は・・・ができるようになったね。すごいよ。」
②「~さん、毎日の練習の成果が出てきたね。上手になったね。」
③「~ちゃん、いつもお手伝いしてくれて、ありがとう。」
これら3つの共通点は、行動や努力をほめていることです。
また、「ありがとう」をほめ言葉に入れているのは、
「ありがとう」ほど最高のほめ言葉はないからです。
「ありがとう」って言われると誰だって嬉しいものだと思います。
今の若者は、弱い・きつく言うとすぐくじける、
プライドだけは高い、
などと言われています。
これらは「ほめる」ことの弊害ともされています。
本来やる気を出させるためのほめ方とは、
相手をよく観察し、
変化を見つけ、
感動と共に相手に伝えることだと思います。
「言葉」は私たちが考える以上に、影響力があります。
ぜひ「言葉」の使い方にたくさんの気を使って、
お子さまに投げていただければ幸いです。