会長増田好子のコラムVOL.32 子どもの自己肯定感を高める方法
自己肯定感が低いと、自分自身を否定的にとらえてしまいます。
例えば
自信をもって行動できない
他人にきつく当たってしまう
新しいことにチャレンジしない
努力することができない(我慢ができない)
マイナス思考になりやすい
他人の評価が気になる
など否定的にとらえてしまいます。
そうなる原因は本人の性格だけでなく、
周りの環境や人間関係も大きく関係しています。
特に年齢の低いお子さまになればなるほど、親の影響は大きいです。
親を含めた周りの人間がお子さまとどのように接するかが、
お子さまの自己肯定感に大きな影響を与えます。
お子さまと接するときに子どもの自己肯定感を高める3つのプロセスがあります。
それは、
① お子さまの興味を知ること。
② お子さまが何を求めているかを見つけること。
③ お子さまにお子さま自身の変化を伝えていくこと。
この①~③を実施すれば、お子さまの自己肯定感は高まっていきます。
①
お子さまを観察すると、何に興味をもっているかがわかると思います。
その興味の対象について、会話をしたり、遊んだりします。
そうすれば子どもは、そのように接してくれた大人に関心をもってくれます。
②
会話や遊びの中で、お子さまが大人に何を求めているかを見つけます。
「私を1番に見て」とか「僕は・・・に自信があるの、ほめて」とか、
「私は自信がないの」とか・・・。
それがわかれば、そのお子さまが求めていることをします。
「私を1番に見て」という子どもには、いっぱいお話を聞いてあげます。
「僕は・・・に自信があるの、ほめて」という子どもには、
いっぱいほめてあげます。
そして、「私は自信がないの」という子には、
いいところを探してほめてあげます。
子どもは、認めてもらうことを望んでいます。
③
会話や遊びの中で、
「できたこと」「さっきより上手になったこと」を見つけて、
どんどん伝えてあげます。
さっきの自分と比べて、
昨日の自分と比べて、
変化したことを伝えていきます。
同じことを何度でも、何度でも伝えてあげます。
そうすれば子どもは、どんどんできないことにチャレンジし、努力し始めます。
実はこれらの方法は大人にも効き目があります。
誰でも、自分の存在を認めてもらったら嬉しいですよね。
だからどの人にも、このように接していただけると人とのコミュニケーションがうまくいきます。
ここで一つポイントがあります。
子どものやる気は、ほめ方によるものが大きいと思います。
ほめるときは、行動をほめること。
決して素質など努力しなくてもいいものは、ほめてはいけません。
努力しなくてもいいものをほめると、
努力しない、
チャレンジしないことを
促進してしまう可能性があります。