会長増田好子のコラムVOL.27 「目標は高く持て」と言うけれど
長期目標は高く持つことは大切です。
計画倒れになりやすい人のほとんどは、目標が高すぎる傾向にあります。
特に勉強に関しては目標を低く設定した方が、
実現する可能性が高くなります。
計画通りに物事を運ぶのが苦手な人ほど、
少し努力すればできることを短期目標にすべきです。
例えば、数学(算数)のテストで70点を取っているなら、
① 次は75点を目標にします。
② そのために、前回のテストを見て、何で間違っているかをチェックし、
何をするかを決めます。
この場合ほとんどの人がパッと見って、「応用問題ができていない。」と結論を出しますが、
応用問題に手を出していいのは、すでに、85点以上取れている人です。
計算ミスで落としていないか、基本問題で落としていないか?
5点UPなら、計算ミスだけで5点UPできます。
③ 何をするかが決まったら、それは何時間かかるのか(かかるだろう時間+α)を考え、
何日間でやるのかを決めます。
この場合も無理な計画は立てず、
「今自分がやれていること+少しの努力でできる」計画にします。
④ そして実行。
1日目実行して、計画を見直します。
余裕でできたら、このまま続けます。
できなければ、計画を見直します。
こうして実行すれば、達成感が生まれ、次のステップに行くことができます。
達成感の積み重ねが、自信が持て、やる気につながっていくのです。
「向上するためには、自分を知ることが大切」と耳にされたことがあると思いますが、
①~④を繰り返すことで、自分を知ることも可能になります。
子どもを伸ばすとき、とても大切なことです。