会長増田好子のコラムVOL.21 子離れ
子離れは子どもの成長においてとても大切です。
ですが、子離れとはどうすることなのでしょうか?
なかなか難しい問題ですが、一つの見方として、
子離れをすること=子どもの状況、心情において
親が知らない領域が増えるということです。
親は、子どもが話したがらないことは聞かず、観察する。
相談されたことには答えるが、あまり言い過ぎない。
子どもの判断を信じ、見守る。
子どもに起きた出来事に一喜一憂せず、
子どもの心情を考え、子どもの意見を尊重し、
子どもが助けてほしい部分だけ助ける。
子どもが子ども自身の成長につながる行動をしているかが大切で、
そこができていればOKと考え、子どもに任せることを多くしていってください。
そうすれば自然と子離れをしていけるはずです。
子離れは、なぜ大切か?
それは、自分で考え自分で行動することを
早い段階で覚えた子ほど自主性がつくからです。
子どもが自立するまでに
親が子どもに伝えなければいけないことは、ただ一つ自分自身を成長させるメソッドです。
昔から言われる「魚は与えず、釣り方を教えよ」です。
ただ、勘違いしてはいけないことがあります。
それは子どもそれぞれの興味対象があり、
親が興味をもってほしいことと異なることが多いということです。
ほとんどの親御さんが
小学生や、中学生の子どもに「勉強」を頑張ってほしいと思っています。
だから、「勉強」で頑張っていないと、
うちの子は自分自身を成長させていないと思われる方が多いです。
他のことで前向きになっている姿があれば、
それは「自分自身を成長させている」ことになります。
それを認めてあげると、「勉強」でも向上心を持っていきます。
まずは、子どもを観察してみてください。
案外、おうちの方が思っている以上に子どもは、向上心をもっています。