会長増田好子のコラムVOL.15 子どもを成長させるための視点
遊んでばかりで勉強しない。
ゲームばかりして…
スマホばかりいじっていて…
部活やクラブ活動に一生懸命で…
よく耳にするご父兄さまのお悩みです。
お子さまを40年近く見せていただいてきて思うことは、
このようなお子さまが
突然、ゲームなどをしなくなり、勉強に打ち込むようになることは難しく思います。
ただ今の環境、たとえばゲームばかりやる生活の中で、
少し空いた時間を勉強に向かわせることはできると思います。
それは、子どもの優先順位を認め、
親が一番はゲーム、二番は勉強なのだと受け入れることです。
これが、実は大きな結果を生みます。
お子さまはゲームを否定すると、余計におうちの方の提案を受け入れられなくなります。
ゲームを毎日するという、すでに習慣化されたことや心は、
すぐには変わらないことを悟っていただければ、うまくいくことが多いのです。
ぜひ、一度やってみてください。
ただし多くを望んでやるとうまくいきません。
まずは、今の生活環境の中で、
ゲームのやり方、勉強のやり方についてお子さまとしっかりと向き合って話し合い、
ゲーム、勉強の両方について、お子さま自身にルール、約束を
決めてもらうことから始めてみることをお勧めします。
ここでのポイントはお子さま自身にルールを決めてもらうことです。
たとえゲームの時間が1日2時間で、勉強の時間が1日30分でも口出しをしてはいけません。
今の生活環境の中で、1割でも勉強に傾けば、時間が経てば大きな差を生むからです。