会長増田好子のコラムVOL.12 「子どもの夢・目標」親からの提案
進路を決めるとき
大人は子どもに
「将来何になりたいの?」
と聞きます。
しかし、子どもから明確な将来の夢や目標を聞くことは少ないです。
「うちの子は、将来の夢や目標がないのです」と
保護者様からお聞きすることもたびたびで、
子どもに夢や目標を持たせることが非常に難しいのが現実です。
次の表は小6が将来就きたい職業ランキング(クラレ2017年実施)です。
しかし学年が上がるにつれ将来就きたい職業が現実的になり、
中3になると「わからない」という回答が増えます。
子どもが将来就きたい職業を現実的に考え目標とするには次の3つが必要です。
① 好きなこと
② 得意なこと
③ 求められる職業であること
①の好きなことを仕事にするのはなかなか難しい。
しかし②の得意なことは好きになる可能性があります。
③の求められる職業であることは、言うまでもありません。
ただ子どもが得意なことを自分で見つけることは難しいため、
ときには大人が提案する必要があります。
○○君(さん)はやさしいし、面倒見がいいから、
看護師さんや介護士さんが向いているかもしないね
○○君(さん)は英語が得意だし、よく気がつくから客室乗務員が向いているかもね
と提案していくのです。
子どもは大人からの提案の中で、
将来の夢や目標を現実的に考えることが可能になっていきます。